1. まとめトップ
  2. ニュース・ゴシップ

4Kテレビ放送は録画禁止へ…TV業界が描く呆れたシナリオ

もうすぐ本格的に運用が始まるテレビの4K放送ですが、民放キー局5社はこの次世代放送の「録画禁止」を強く申し入れており、ネット上では波紋が広がっています。録画禁止にすることでどのような影響があるのか、まとめます。

更新日: 2016年02月14日

47 お気に入り 105038 view
お気に入り追加

徐々に普及進む4Kテレビ

4Kとは、従来の2K(フルHD、1920×1080)よりも4倍解像度の高い3840×2160や4096×2160といった高解像度の映像のこと。

リオ五輪が開かれる今年2016年にはBSを使った4K/8K放送が開始。2018年にはBS/110度CSで実用放送を開始するロードマップが総務省から公表されている。

4K放送は今年、試験放送がスタート。2018年には実用放送が開始される予定です。

フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ高画質な「4Kテレビ」の普及が加速している。これまでは高価格で消費者にとって手に届きにくかったが、平均価格は20万円以下にまで低下。

家電量販店には大画面の4Kテレビが並び、多くの消費者の関心ごとになっています。

巷の家電量販店などでは、すでに高画質を売りにした「4Kテレビ」のラインアップが増えているが、シャープは4K映像をさらに高精細に映し出せるテレビや、日本メーカー初の発売(10月30日)となる商業用8Kモニターを大々的に展示した。

4Kどころか、さらに解像度の高い8Kのテレビも実用化にむけて開発が進められています。

4K放送の「録画禁止」が議論されている

録画禁止=”コピーネバー”の番組は、たとえ一時記録であっても録画することはできず、放送時間にテレビの前にいなければコンテンツを楽しむことができない。

1970年代後半から80年代前半にかけて映像コンテンツの権利者と家電業界がまっこうからぶつかった「ベータマックス訴訟」。このときの権利者側の主張の変形版が、息を吹き返しつつある。

4K/8K放送の技術規格および運用ルールを話し合う業界団体「次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)」では、4K以上の高精細放送において一切の録画を禁止する「コピーネバー(複製禁止)」機能の運用が検討されている。

BS衛星での4K放送開始のカウントダウンが始まる中、民放キー局は揃ってこれまで議論にもなっていなかった”無料放送の録画禁止”の盛り込みを提案し、譲ろうとしていない。

仕様を決める過程で、コピー禁止を可能とすることに対して、在京民放5局すべてが賛同した

「月極め等有料放送」と「コンテンツ保護を伴う無料番組」のコピー禁止が「T.B.D(=未定)」となっている。
(「高度広帯域衛星デジタル放送 運用規定1.0版」923ページより)

報道によると、民放キー局5社が4K番組の録画禁止を強く申し入れており、レコーダーを販売する家電メーカーが反発している状況という。

現在、WOWOWなど月極め有料放送や民放の無料放送で、録画できない番組は存在しない。そもそも、これまでは「コピー禁止=録画禁止」の運用が禁じられていたからだ。

現在は「録画禁止」とすることが禁じられており、複製ができる状態となっています。
このルールを、放送事業者たちは変えたがっているのです。

「録画禁止」で放送業者側にはメリットがある?

Photo by Comstock / Stockbyte

「録画禁止」は密室で話し合われている…

録画されない事が前提なので、権利者に無理なお願いをしやすくなる。
無理なお願いの例として、TSUTAYAで新作に相当する映画を地上波に流してもらうなど。

放送事業者側の意見としては、「録画禁止にすれば放送のクオリティが上がる」という理論らしい。

番組のネット配信で利益が出る可能性が出てくる。
ストリーミング等で、配信と同時に再生させれば、CMをスキップされる心配もない。

録画して、CMを飛ばして見ると、ビジネスモデルが成り立たないから、新規格になる機会に、生だけで見ていただくようにする、ということだろう。

民放のビジネスモデルはCMによる広告収入のため、CMを見てもらわないと無料での放送が成り立ちません。

現在、「4K番組録画禁止」という案とは別に「録画再生の制御を制限可能にする(つまり、CMがスキップできなくなったり、早送りができなくなったりする)」という案もでています。

出演者のギャラに「録画される事への補償」を上乗せする必要がなくなる。
一応、私的録画補償金があるが、そのようなハシタ金では納得しない権利者も多いと推察。

コピーコントロールとしては、ダビング1~10よりも、コピーネバーの方が技術的に簡単。

複製回数を制限するよりも、そもそも複製できないようにした方が技術的にも簡単で、放送局が支払う特許料も抑えられる。

視聴者からは当然のように批判が噴出

仕事から帰ってきて、録画しておいたドラマを観る…なんてことは出来なくなるかもしれません。

一般視聴者からすれば録画機能は、後で見るために欠かせない機能だ。仕事や学業など忙しくて見られなかったテレビ番組を、自分の好きなタイミングで見るのにとにかく便利だ。

ネット上では「録画できないなら見ない」という声が多数噴出し、物議をかもしている。

不正利用を行うごく一部の悪質なユーザー対策としても有効でないばかりか、大多数の善良な一般視聴者が巻き添えとなって不便を強いられる

消費者がテレビ放送を楽しむスタイルを大きく変える可能性があるこうしたルール決めに際して、その議論の過程が公開されていないばかりか、消費者側の意見を届ける手段すら用意されていない

しかもこの議論が“密室”で行われていることも批判されています。

1 2





質を大事に、自分なりの視点でまとめを発信していきます。

【得意分野】
IT
スマートフォン
音楽
雑学
子育て
レッサーパンダ

よろしくお願いいたします!

このまとめに参加する



  • 話題の動画をまとめよう