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歌舞伎役者になれない「梨園の娘」の生き方

尾上松也の妹・春本由香が新派で女優デビュー。春本自身「兄に嫉妬した」というように、歌舞伎の家(梨園)に生まれながら、女性であるが故に歌舞伎役者になれない「梨園の娘」。同じ松竹傘下ということで歌舞伎界と親しい新派は、彼女たちが活躍するルートの一つ。さまざまな「梨園の娘」の生き方をまとめた。

更新日: 2016年09月27日

aku1215さん

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■尾上松也の妹・春本由香が「劇団新派」デビュー

歌舞伎俳優尾上松也(31)の妹の春本由香(23)が、9月の東京・新橋演舞場「新派特別公演」で新派に入団。

■歌舞伎役者になれない「梨園の娘」

女歌舞伎の中には、ストリップまがいの際どい演目を行なうものもでてきました。トラブルや淫らな事件が多発し、徳川幕府は武家社会の風俗を乱すと、1629年女歌舞伎を禁止します。

女がダメなら男でと、少年一座が出来ました。美少年が女を演じる「若衆歌舞伎」が盛んになりますが、女歌舞伎と同じく風紀を乱し禁じられ、次に成人男性による「野郎歌舞伎」の時代が来たのです。

■悔しい思いをした「梨園の娘」たち

名門・音羽屋に生を受けながら、“女であるために”歌舞伎役者になれなかった寺島。

寺島しのぶ

父は七代目尾上菊五郎、母は富司純子、弟は五代目尾上菊之助

寺島しのぶ「私は歌舞伎役者の家に、女として生まれました。やがて弟(※尾上菊之助)が生まれ、とくに弟が6歳で初舞台を踏んでからは、ずっと孤独でした。女は歌舞伎役者になれない。」

質問:男に生まれたかったと思ったことは?
松たか子「あまりないですね。『男だったら、歌舞伎をやってたのかな』って頭をよぎることはありますけど。」

池上季実子

祖父は歌舞伎役者の八代目坂東三津五郎。叔父に九代目坂東三津五郎、従兄には十代目坂東三津五郎

池上季実子「母は歌舞伎世界である梨園の血筋だからでしょうか、父が いないときも弟ばかりかわいがり、母にギュッと抱きしめてもらった記憶もありません。」

■歌舞伎界と新派は親密な関係 「梨園の娘」が活躍するルート

松竹株式会社は、日本の映画、演劇の制作、興行、配給を手掛ける会社。歌舞伎の興行については現在ほぼ独占。現在は歌舞伎を主に新派、松竹新喜劇も手掛ける。

歌舞伎界との交流も盛んで、当代では五代目坂東玉三郎、十五代目片岡仁左衛門、十八代目中村勘三郎らが時折新派の舞台に出演している。

梨園の娘で女優になりたい者は新派劇に出るというルートがあります。新派劇は松竹の傘下に入り、歌舞伎役者たちの団体である日本俳優協会には新派役者も加わっています。

波乃久里子:新派女優。祖父が6世尾上菊五郎、父が17世中村勘三郎、弟が一昨年末急逝した18世勘三郎という梨園の名門家系で、16歳で新派に初参加後、初代水谷八重子門下となり、現在に至る。

波乃久里子

父が17世中村勘三郎、弟が18世勘三郎

■松たか子や寺島しのぶも新派でキャリアを積んだ

【松たか子】
1994年5月
新派『小粋な幽霊』 ぼたん役
新派『あぢさゐ』 お光役
新橋演舞場

1994年10月~
新派『滝の白糸』 桔梗役
新派『じゅんさいはん』 お梅役
新橋演舞場

松たか子

父は九代目松本幸四郎、兄は七代目市川染五郎

【寺島しのぶ】
「十一月新派特別講演・遊女夕霧 鹿鳴館」
遊女夕霧:遊女役
鹿鳴館:大徳寺顯子
1996.11.1~1996.11.26 新橋演舞場

「二月新派特別公演 浅草慕情~なつかしのパラダイス」
演出:久世光彦
八重役
1997.2.1~1997.2.25 新橋演舞場

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aku1215さん

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