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最初から犯人が分かっているのに・・・だけど面白い小説まとめ!

最初から犯人が分かっている「倒叙物」のオススメ小説をまとめました。

更新日: 2016年07月03日

sryamaさん

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★『殺意』 フランシス・アイルズ

開業医ビグリー博士は妻のジュリアを殺そうと決意し、周到な計画のもとに犯行へと移った。完璧を誇る殺害計画、犯行過程の克明な描写、捜査の警官との応酬、完全犯罪を目前に展開される法廷での一喜一憂、そして意外な結末。

最初から最後まで犯人サイドの視点で描かれているので、全編に緊張感があるんですよね。

「エドマンド・ビクリー博士が妻を殺す決心をしてから、それを実行に移したのは、何週間かたってからのことだった」『殺意』冒頭の一文はミステリ史上最も有名な書き出しのひとつ。最初から犯人は明らかにされていて、その視点から物語が進んでいく「殺人者小説」である。

フランシスアイルズ「殺意」読了 十推仙入りかけた。それだけの傑作。古畑みたいな倒叙もので話全般主人公=犯人の心理描写で構成される。 「自分は有罪になるはずがない、なぜなら完全犯罪を行ったからだ」というサイコパスな主人公。

フランシス•アイルズ「殺意」を読む。世界三大倒叙ミステリの一つ。バークリーの別名義なので期待していたものの予想以上に皮肉たっぷりな作品。殺意の発芽、犯行計画の立案と実行、そして法廷まで丁寧に描かれて行くが、素晴らしいのは犯人であるピグリー博士の凄まじく人間臭い心理描写。

★『伯母殺人事件』 リチャード・ハル

遺産を狙って、伯母を殺そうとたくらむ男がこころみるプロバビリティの犯罪!一度二度三度、彼の計画の前に伯母の命は風前の灯となる……しかし、がぜん後半に至って話は意外な展開を示す。

初めから犯人が分かっているという倒叙推理小説だが, これを「イギリス流ユ-モア小説」と喝破した読者もいる。大いに納得。とにかく面白い。

リチャード・ハル「伯母殺人事件」読了。 伯母に虐げられている男が、伯母を殺す計画を練る倒叙ものなのだが、読んでくうちに、読者が受ける語り手の印象がどんどん変わっていく過程が見事。 倒叙物のはずなのに一味違ったツイストが効いていて、80年前の作品だとは思えない。

「伯母殺人事件」リチャード・ハル読了。これは今まで出会ったことのないどんでん返し!面白かった~

ちなみに『伯母殺人事件』は、無能な殺人者が繰り返す「プロバビリティの殺人」と一人称手記の組み合わせが(当時としては)斬新で、またそれ以外にも色々趣向を盛り込んでいる作品なので、個人的には面白いと思っています。

★『クロイドン発12時30分』 F・W・クロフツ

工場を経営するチャールズは窮地に陥っていた。だが、絶体絶命のチャールズの脳裏にある危険な計画が閃いた。莫大な遺産を残してくれるはずのおじを完璧なアリバイとともに毒殺することができないだろうか?

目の覚めるトリックやどんでん返しがあるというわけではないが、緻密で厚みのある構成は見事。

現実にありそうな事件、現実にやってそうな捜査。 ここらを面白楽しく飽きさせないように書いている、読者を脱落させないための手に汗握る心理のやり取りを書いたのが『クロイドン発12時30分』じゃないかしら? 地味だけど派手。派手だけど地味。 法廷シーンはかなり好きだわ

クロフツ「クロイドン発12時30分」読み終える。この推理小説は先に犯行を実行し、その犯人が捕まるまでを描く。言わば「古畑任三郎」を思い浮かべる。ただ古畑任三郎と違って捜査するフレンチ警部は頭脳明晰という訳ではなく、状況証拠を丹念に調べ地道に犯人を追う。泥臭い「探偵」だろう。

F・W・クロフツ『クロイドン発12時30分』読了。倒叙ものでおなじみの「完全犯罪を成功させろ!」という指向だが、主人公チャールズの立てた計画はそこまで凝ったものではない。しかしそれが逆にリアリティを生み出しているので、読み進めるうちに自分も主人公同様犯罪者になった気分にさせられる

★『ゴールデン・フリース』 ロバート・J. ソウヤー

宇宙旅行都市計画の一環として、47光年かなたのエータ・ケフェイ星系第四惑星のコルキスをめざすバサード・ラムジェット宇宙船。コンピュータ“イアソン”が完璧に制御しているこの船で、一人の女性科学者が死亡した。事故死?自殺?それとも…。

本作もその多分に漏れず、ごく一般的な倒叙ミステリと同じように殺人シーンから始まります。

ゴールデン・フリース よみおわった。倒叙かつワイダニットとしてミステリとしての興趣をそそるのに加え、人工知能の語り手と云う設定が活かされワクワクする読書だった。終盤で明かされる真相は仰天宙返り三回転みたいな爆発的なもので、SFとミステリの傑作だった(SFの方を強く感じたが)

ゴールデン・フリース 一万人を超える乗員の詳細な情報、行動、思考を読み取れるなどとんでもない犯人である。今まで読んだ犯人のなかでもチートレベルは最高位。 また動機の意外性もこちらの考えを上手く違う方向にずらされて明かされたときには唖然さと絶望感が半端ではなく、大いに楽しみました。

小説『ゴールデン・フリース』読了。 SFでありコンピュータ視点の倒叙ミステリー。コンピューター【イアソン】の万能感がありそうで、その万能感ゆえの制限が面白いです。 また、ラストの真相はSFならではのスケール感。大満足でした。

★『容疑者Xの献身』 東野圭吾

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