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初めての革製品~コードバンの不思議と魅力編~

新しくコードバンの財布を買ったのでコードバンについて調べてみました。5年前に買ったコードバンの名刺入れは乾拭きしかしていませんが、未だに現役で購入時より輝きが増しました。ところで、馬のお尻からあの部分が革製品に使えるって誰が発見したの?笑

更新日: 2016年08月16日

dragon-oneさん

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△コードバンの不思議と魅力

コードバンは農耕馬のお尻の皮の深層部

通常の革素材のように皮膚表面の部分は使わない。馬のお尻の艶やかな表皮を丁寧に少しずつ削っていくと厚さ2mm程の「コードバン層」と呼ばれる繊維質が姿を現す。この革を削った「内側の部分」のみを使うのだ

「コードバン」とは、農耕馬のお尻の一部から採れる革のこと。現在では、農耕用の馬というのは生産されておらず、食肉用としてごく少数生産されている馬から採られている。

世界でも1か月に数千頭分しか採れない貴重な革

コードバンは希少性が高く、革の宝石と呼ばれている

━━革の宝石━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
臀部(でんぶ:しりの部分)の分厚い革に守られた
厚さ2mm程度のコードバン繊維を、
丁寧に表と裏から削り出す採取方法が
宝石採掘のようであるとして、革の宝石と呼ばれている。
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コードバンの原皮は、馬の中でも現在は数が少ない農耕馬の臀部(尻)からしか採れない。さらに加工がとても難しく、国内でも限られたタンナーしか手がけることができない希少性の高い革でもある。

独特の硬質な素材感と、使用することで輝きを増すツヤ感から、「キングオブレザー」、「革のダイヤモンド」と称されています。キメが細かく、非常になめらかでしっとりとした質感が特徴です。

コードバンを入手するには1年以上前から予約しなくてはならない(コードバンの製造に10か月かかる)

コードバン自体を手に入れるためには、1年以上も前に皮革を予約しなくてはならないほど、希少性の高い素材となっています。

新喜皮革製コードバンは馬の臀部内にしか存在しない緻密な繊維層を裏側から削りだし、手間暇をかけて、約10カ月掛け仕上げた馬革です。

出典新喜皮革 : Cordvan

コードバンを発見したのは誰?

コードバンは発見された経緯や起源について明確には分かっておらず、何処で誰がどの様な目的で作ったのか謎に包まれております。

コードバンを最初に見つけたのはタンナーの職人ではなく、精肉工場の従業員が肉を裁く際に偶然見つけ、
それをタンナーが皮から革へとナメしたのではないかと言うのが有力な経緯だと言われています。

表面をそのまま使うのではなく、内部に使える革があるって発見したした人はすごくないですか?

コードバンは馬の皮膚の表面ではない

多くの人が馬の皮膚の表面だと思い込んでいる皮革の表面は、実は皮革の深層部分なのです。

普通の革のように皮膚表面の部分は使わないそうです。とても美しい革なので宝石に例えられることもあるぐらいです

農耕馬ならコードバンを持っているとは限らない(日本の馬にはコードバンはありません)

コードバンはそもそも北欧(ポーランド)などの森林に住む野生の馬が、背後から襲いかかる狼に対して爪が食い込まないように臀部が固くなった部分と言われており、日本の馬やサラブレッドには存在しません。また革目当てで馬が殺されることはなく、ヨーロッパでは日本以上に馬肉は身近なもので食用の為飼育されています。

実は、北欧の原皮なら全てにコードバンがあるとは限りません。
ここまで鞣してコードバンが存在しなかったり、小さ過ぎたりしてコードバンが取れない事もしばしばあるそうで、神のみぞ知る領域だそうです。コードバンが取れない場合この下半身のレザーを馬ヌメバットとして販売しているそうです。

革のために飼育することはありません

コードバンを見つけるには発掘作業が必要=革のダイヤモンド・宝石

コードバンは馬の臀部ですが革ではありません。臀部の革の中に隠れている固い部分だけをコードバンと言います。
断面で見ると分かりやすいのですが、革の中に隠れている硬い部分で、革のように表裏が存在しない部分であります。
隠れている部分を革の表面と裏側と双方から削り出してコードバン層だけを取り除くと言う大変な手間と技術が求められます。

コードバンの表面となる「コードバン層」と呼ばれる層は、最初から表に出ているのではなく革のなかに隠れている。それを削り出して「発掘」しなければならない。そのためには機械を足で操作しながらペーパーがけを行い、コードバン層を露出させていく。
ここで革を削りすぎてしまうと当然その革は使いものにならなくなってしまうため、この工程にはいっそうの緊張感が漂う。

採取方法が宝石発掘のようであるとして、革の宝石とも称されています。

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dragon-oneさん

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