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ドラマ「ゲゲゲの女房」名セリフ集

NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」に出てきた数々の名言・名シーンをピックアップ! 

更新日: 2010年10月22日

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ごはんさん

よかったんじゃないか、お前で

森でスケッチをする茂。隣で見ている布美枝がたずねる。
布美枝「お父ちゃん、私でよかったのかな? ……別の人と一緒になっとったら、お父ちゃんどげしてただろう?」

森のシーンはまるごと、初回から見ていた視聴者へのサービスだと言っても過言ではないと思う! 予告や雑誌で、森のシーンが来ることはわかっていたものの、ライティングからセリフから、初代ふみちゃんの姿がダブりまくりの一連の流れ…… あのときの出会いに、しげーさんまで気がついてしまったらちょっとな…と思っていたら、ふみちゃんだけが確信して心に留め置く、と。

最初から見ていて本当によかった。すばらしく楽しい半年でした。だんだん!

俺は大勢の中の一人です。何万か何百万か…数は分からないですけど、大勢の読者が俺と同じように「鬼太郎」を応援してるんです。先生の漫画を楽しみに待ってるんです

「押しかけ祝賀会」と称して村井家に集まった商店街のおなじみさん。福島から太一も駆けつけた。

最終回前日。読者代表の太一が、視聴者を代弁。
茂「今になって気づいたんですがね、本当なら流れとる質草、ご主人が止めとってくれたんじゃないかと」
亀田「え? 忘れちゃった。ヘヘヘ」
やっぱり止めてくれてたよな〜(あの極貧状態では、ね……)。この質屋さんの返しがいいなぁ。。カメラ目線なのが気になるけど……。

それは…お母ちゃんにだ。お母ちゃんがおらんと、ここまでやってこられんだったけんな

水木プロ20周年謝恩パーティーから帰宅した茂に、藍子・喜子が花束をプレゼント。茂は、その花束をそのまま布美枝に渡す。

自分が受ける称賛やねぎらいは、ふみちゃんにも与えられるべきだと思っての行動であって、けっしてプレゼントを横流ししたわけではないはずw。照れまくるしげーさんと、おもしろいものを見てる!と言わんばかりにワクワクしているイカルがおもしろい。イトツに報告するのもかわいい。

アシスタントは数がいればいいってもんじゃない! あんたの力、点々を打ち続けるそのしつこさ…それが水木プロの柱になっとるじゃないか! ……あんたの代わりは、おらんのだ

新人漫画賞・審査員特別賞に入選した菅井。予想外のことで、これまでどおり水木プロではたらくつもりでいる本人の思いと裏腹に、周りはこれを機に独立するだろうと考えて、代わりのアシスタント確保に乗り出す。
その様子を見て、自分はもう不要なのか、水木プロのお荷物なのかと問う菅井に、茂が一喝。

最終週に来てスガちゃん回! ほめるところはやっぱりテンテン!(「しつこさ」ってw)
これまでに何度も失敗エピソードや、“出来のいい”相沢くんに引け目を感じる描写があったので、今回のスガちゃんの不安には嘘っぽさが皆無。見ている側は、テンテンを見るたびにスガちゃんすごい!と思っているんですけどね〜。

おばば… 貴司… 布美枝たちを頼むぞ……わしは行ってやれんけん、代わりに守ってやってごしぇ

動かないからだで、仏壇に手を合わせる源兵衛。

藍子たちとの、調布で桜を見る約束もあるし、「村井さんに伝えてごしぇ。いずれ一戦交えに行くけん、腕磨いて待っとれと」そう言って布美枝を送り出した源兵衛さんが、仏前で「わしは行ってやれん」と……。

だめです。号泣。

「枝も栄えて 葉も茂る」…… 歌のとおりになれよ、布美枝。ええな

布美枝「……最初は子供の時。お母さんの枕元で一緒に歌っとったね。次は私の婚礼の時で『枝も栄えて葉も茂る』と歌ってくれた。
あの時は緊張しとったし、お婿さんが酔っ払って倒れたりで気づかんだったけど…『枝も栄えて』には布美枝の“枝”、『葉も茂る』にはしげーさんの名前……両方ちゃんと入れとってくれたんだね」

「枝は栄える葉も茂る」というのは一種の慣用表現みたいですね(そういえば花笠音頭も)。
「枝」がつくのも「茂」というのも珍しくないけれど、それでもひとつの表現にふたりの名前が入っていて、それを選んで歌ってくれたなんてすてきすぎる。

ほっとしたわ。この結婚は間違いではなかったとわかったけん。だども……ちょっこしさびしい気もした。お前はわしの娘から村井さんの女房に変わっとったけん

布美枝が初めて立ち向かってきた——「うちの人は、本物の漫画家ですけん!」 あの瞬間、あのことばを思い出しながら。

茂に対する源兵衛の誤解を解きたい。ふみちゃんの全身から、大切な人を守ろうという思いがあふれていました。あのときの源兵衛さんは、呆然と、涙をたたえたうつろな目をしてましたね…。

ふみちゃんはしげーさんの女房になってしまったけど、もちろん源兵衛さんの娘に変わりはないんだし、邦子さんっていう娘もできて……お葬式に集まった大勢の家族の画は、ここともつながっているのかもしれません。

もしかしたら見込み違いかもしれん、嫁にやってつらい思いをさせたかもしれんと…… 心配せん親はおらんわ

安来に戻り、倒れた源兵衛を見舞う布美枝に。

調布で厳しい生活を目の当たりにしたときなどは「食べっぷり」だけで決めた結婚を後悔したでしょうね…。一旦去ってまたすぐ戻ったときの放心してしまったような顔が忘れられません。(着いてすぐは、ボロやら中森さんやらに対する怒りが先に立って、心配や不安は後回しになったんだろうなぁ。)
自慢に聞こえると心配するほど、鬼太郎の再々テレビ化を喧伝している源兵衛さんが微笑ましい。悪魔くんテレビ化決定や初放送日の興奮も懐かしい。
「貸本漫画の頃からええと思うとった」という自慢も、美智子さんからもらった「鬼太郎夜話」を安来で誇らしげに見せていたことを思い出します。

苦しい事や嫌な事があっても、それでもやらずにはおられんのが、本当に好きな事だ。だけん迷ったり悩んだり落ち込んだり、苦い思いもしてみん事には、好きな事は何なのか本当は分からんのだよ

好きで選んだ仕事をやめようかと悩む藍子に、茂が。

茂や倉田さんのように成功する人もいれば、中森さんやはるこのように、断念する人もいる。一時の成功があっても続けられなかった富田さんや音松さんのような人もいました。
このドラマは、夫婦や家族、仲間とのつながりという「人と人が寄り添って生きることの面白さ」(by山本むつみ@脚本)と同時に、「好きなことを続けること」についても大きく焦点が当てられていると思います。そこに夢と現実がきちんと描かれていて、げげふみにニヤけたり成功物語にわくわくする中でも、ピンと姿勢を正されるような瞬間が何度もありました。

頑張ったからうまくいく、努力したから報われる、というほど世の中は簡単にはできとらんよ

やりたかった仕事に就いたのにうまくいかない藍子。好きなことをやってもうまくいくわけじゃないんだ、とつぶやく喜子に、茂はそりゃそうだ、と答える。
茂「お父ちゃんも長い事なかなか人気が出んだった。けど途中で諦めなかったのがよかったんだな」
喜子「それ、お姉ちゃんに言ってあげて。お父ちゃんの励ましがいちばん効くと思うな」

がんばれるのも才能。努力できるのも才能。思いが報われるとは限らない。けれど諦めずに続けられるのも才能。
がんばるのは当然なんだけど、でも、やっぱりがんばれるっていうのはすごいことなんだと、個人的には思う。それだけじゃだめなんだけど。

夫婦というのはおかしなもんですねぇ。親同士が勝手に決めた縁談で、他人同士が一緒になったのに……
 お父さんがおらんようになったさびしさは、子供でも孫でも埋められんですけん

上京してきた源兵衛とミヤコが村井家に。修平の四十九日を待たずに雄一の家や光男の家を回っていた絹代は、ほんの少しばつが悪そうに、ミヤコに思いを打ち明ける。

絹代「私、自分の方がお父さんより先に逝くと思い込んどったんですよ。結局……私の方が後に残ってしまいました。こげなると分かっとったら、あげに家事をやらせんでもねえ…。好きな芝居でも映画でも、もっと見に行かせてやったらよかった。そげ思ったら何だかもう…… 生きとるうちは文句ばっかり、けど…… 一人でここにおると、つくづくさみしい気持ちになって……」

なんだ、もう終わりか。ああ… 面白かったなあ……

自分の一生を走馬灯のように振り返るフィルムの上映が終わり、客席でひとりごつ修平。ふと周りを見渡せば、父、母、大好きだった叔父、夢を語り合った弁士・一学など、大勢の姿が。

人生は屁のようなものだ。取るに足らんつまらんもので…… けど、やっぱり面白いもんだわ。

人生は屁のようなものだわ。大きな音を立てて飛び出すが あっという間に跡形もなく消えてしまう。笑われもするし嫌がられもするけども、すべてはつかの間だ。取るに足らんつまらんもので…… けど、やっぱり面白いもんだわ

自分にはできることがない、この先どうしようと悩む喜子を、修平が慰める。
「そげに深刻にならんでもええ。人の一生なんてものは、よっぽどうまくやったところで、結局は雲のように流れ去ってしまうもんだけんな」
しかし、あとになって考えると雲というのは気取った例えだったと言って、屁に例えなおす。

いろんな場面で茂のおならを聞いてきたけれど、この回ではとうとうイトツの一音が。このあとの、幼い村井3兄弟とイトツの「コタツにおならをためるエピソード」といい、ホントおならの好きなだらず親子ですw。

本物は消えない。鬼太郎と同じように水木さんの漫画は不死身です

新たな注文もほとんどなくなった茂のもとを訪れた戊井。貸本時代の漫画を復刻させたいと言う彼を、茂は押しとどめる。
茂 「水木しげるの名前では本は売れんですよ。いま、漫画の注文は来とらんのです」
確かに最近の水木漫画は何か物足らない、このままではいけない、けれど…… と戊井は続ける。

世に知られる前からずっと高く評価し、応援し続けてくれていた戊井さんに物足らないと言われたのはショックだったはず。厳しいことばも強い信頼の念も、盟友に投げかけられたからこそ奮起の大きなきっかけになったんだろうと思います。
自分の復活は北西出版の発展につながるわけだから、“相談役”としても大事な任務ですしね〜。

日本一小さい出版社が出す赤字なんて、たかが知れてるもの。経理は私がしっかり見るから。もうひと勝負やってみてよ!

もう一度漫画出版をやってみたらいいじゃない、と戊井を奮い立たせる早苗。

北西文庫の失敗をきっかけに漫画の出版から離れ、地道に印刷業を続けていた戊井の近頃の様子を、早苗は布美枝に打ち明けていた。
「つまらなそうなのよ。お酒飲んでてもちっとも楽しそうじゃないの。背中なんかしぼんじゃって、まるで半分空気が抜けたみたい。そんな姿、横で見てるのもつらいもんなのよね」

“漫画バカ”と添い遂げる覚悟を決めた“漫画バカの女房”は、愛と強さにあふれてます!

子供はねぇ……親にだけは心配かけたくないと思って、隠すことがあーけんね。だけん、そげな時のために年寄りがおーだよ

絹代の励ましを受けて、同級生との一件を布美枝に打ち明けた藍子。翌朝、心遣いに感謝し恐縮する布美枝に、絹代がやさしく。

藍子とイカルに、ふみちゃんとおばばが重なる。そっと見送りに出てくるところがまたいいなぁ。
昼ドラとか橋田ドラマとかなら、嫁にイヤミのひとつでも言うんだろうけど……そんなドラマじゃなくてよかった〜。

ないものを嘆いても始まらん。工夫して人に負けんだけの仕事ができれば、両腕だろうが片腕だろうが関係ないけん。
……弱いとこは誰にでもある。くよくよ考えるより、前に進む強い意志が大事なんだ

ラバウルで一緒だった軍曹・三井と、傷病兵の治療に当たっていた軍医・笹岡が、茂のもとを訪れる。
笹岡「普通は、体に傷を負うとどうしても悲観的になってしまうもんですが……いや、村井君は明るかった! 畑仕事をするにしても、陣地構築をするにしても、飄々と平気な顔してやってました」

話がずれますが、婚礼を終えて上京する車中、みかんを剥こうかと言うふみちゃんを、自分で何でもできると制したのがとても印象に残っていて。そういった遠慮?つよがり?が消えているシーンを見ると、「あの人が気にしてないからこっちもつい忘れちまうんだよなあ、水木さんが腕一本だってこと」という戊井さんの気持ちになります。

人が何と言おうと、自分が間違っとらんならそれでええいう事だわね。
……けど、これを捨てようとしたのはいけん。誕生会に行ったふりしたり、これ捨てたりしたら、本当の嘘つきになるよ

鬼太郎のアニメに出たいと言った同級生に嘘つき呼ばわりされてしまった藍子。出すと約束をしたわけじゃない。嘘をついたわけでもない。それなら放っておきなさい、と絹代。

赤木さんには裏があるだろうな〜と危惧していた視聴者は多かっただろうけれど、完全に仲間はずれにされるようなヘビーな展開は、予想を超えていたのでは?(少なくとも自分はそう)
ちゃんと気づいて、たしなめるところはたしなめて、受け止めるところは受け止めて、そして支える。藍子にそういう大人がそばにいてよかったと心から思う。そういう大人に出会っていないこどもが世の中に大勢いるだろうと考えると、胸がつまる。

しかしイカルはやっぱりすごい!

(無理)してるかもしれんね。けど、無理してでも、お父ちゃんもお母ちゃんもみんなでここに来たかったんだわ

多忙を極める中、泊まりがけで富士山への家族旅行を敢行。2日も仕事から離れて大丈夫か、無理してるんじゃないかと心配する藍子。

「無理してない」と来るかと思ったら、「無理してるけど一緒に来たかった」のすてきな変化球。こっちのほうが正直で、強くて、想いが伝わります。

それにしてもかわいすぎるぜ村井家…… この家族旅行が「村井家で実写版トトロを!」の妄想に火をつけたことは間違いない。

あの頃の先の見えない泥沼のような苦しさ。あれを乗り切ったのは、奥さんが一緒にいたからこそですよ

出典中森が布美枝に (第19週「鬼太郎ブームがはじまった」)

鬼太郎も復活し、ひっきりなしに仕事が来るようになった頃ひょっこり現れた、かつての同居人・中森。当時の惨状に思いを馳せ、ともに貧乏と闘った布美枝をねぎらう。

中森さんキタ━(゚∀゚)━!! の回。悪魔くんのときも興奮したけれど、まさか村井家再訪とは……。日に透けるような白さ…線の細さ…透明感……貧乏神のように風に溶けてしまうんじゃないかと心配になるほどでしたがw。
いずみにふみちゃんのことを伝えに来てくれてだんだん! いったん仕事に戻った茂が見送りに出てきたのもなんかうれしかったです。

あんたの編集者としての目に狂いはなかったですなあ…… これはすごい漫画だ、絶対に当たると言ったあんたの言葉が、本当になりました

「悪魔くん」のテレビ初放送が終わり、喜びと興奮でにぎわう居間を離れ、仕事場の暗がりで戊井に電話する茂。

最初におもしろかったと感想を述べているときの戊井さんは、かなり淡々とした口調に聞こえました。興奮を抑えていたのか、育てようとした「悪魔くん」が自分の手を離れたことへ、寂しさを感じていたのか……。
「編集者・戊井」の目利きを讃える茂のことばで救われたのかもしれません。ずっと高く評価し続けてくれた戊井さんに、茂自身が救われてきたように。もちろん、ふたりともお互いを「救おう」なんていう厚かましい気持ちはないでしょうけど。

ゴチャゴチャ言うてる間に、手ぇ動かして描いたらええねん。数描いとったらナンボでもうまなる!

自分は絵の才能がないんだろうかとぼやく菅井に、声を上げる倉田。

原稿にコーヒーをこぼす、ゴミ箱に捨てる、電車に置き忘れる、と失敗続きのうえ、相変わらず「とんでもなくヘタ」という画力のスガちゃん。でも
「『点を打て』と言えば一日中点を打っとるし、『渦巻きを描け』と言うと、一日こうグルグルグルグルグルグルグルグル描いとる。根気のよさなら人には負けん。一番ええのはな……見とったら面白いとこだ」
ちゃんと(?)評価されてます! (ああ、最終週のスガちゃんエピが沁みる……)

クビかと落ち込むスガちゃんへの「まあ、漫画描かなくても、人間生きていけるよ」(by小峰)という慰めにならない慰めはこのあと。

必ずこういう日が来ると思ってましたけん、信じられんとか夢のようだとかはひとつも思いません。お父ちゃんはそれだけの努力をしてきたんですけん。やっと……来るべき時が来たんですよ!

雄玄社漫画賞の受賞が決まったという電話にしばし呆然、静かに興奮する茂。布美枝は思いのほか落ち着いている。

ハッと興奮を押し隠して「まあ、俺がこういう賞をもらうのは当然の結果だがな」とうそぶくしげるがおかしいw。

漫画家を目指す人間はみんな頑張っとる。けど、プロになれるもんはわずかしかおらんし、ずっと描き続けられるのはそのまた一握り……ほとんどの人は夢破れるんです。世の中、思いどおりにはならんですよ

芽が出ないまま親との約束の3年が経ち、漫画家を諦めて実家に帰ると決めたはるこ。がんばってきたのに…という布美枝に、がんばっているのはみんな同じだという茂。
「けどね、空っぽという事はない。3年描き続けとった“漫画家魂”が残っとる。あんたは、それずっと持っとったらええですよ」

詩が好きかい? 書く事が好きかい? ……それじゃあどんどん書くといい。技術は後からついてくるから

できたての同人詩集「シリウス」を手に、布美枝と一緒に三海社を訪れた太一。深沢は、漫画も詩も好きという気持ちがいちばん大事だと言う。

好きなことを続けること、好きなことで成功することについて、ドラマの中でもしばしば取り上げられています(社会人になった藍子とか)。失敗や困難にぶつかったとき、やっぱり「本当に好きかどうか」が問われるんだよなぁ……。

家に友達も呼べんような気難しい人なのかと思って、心配しとったのよ。…… 旦那さんの機嫌とるのに苦労するより、お金の苦労の方がずっとマシよ

チヨ子を家に呼べなかった理由を正直に打ち明けた布美枝に、精神的な苦労でなくてよかったと安堵の顔を見せたチヨ子。

ふみちゃんが本当のことを言えてよかった。チヨちゃんがふみちゃんの幸せを喜んでくれてよかった。
関係ないけど、2代目チヨちゃんのセリフ回しがやけに好きだー。3代目・紙ちゃんも、子役の演技を見てチヨちゃん像が掴めたようなこと言ってましたね。

世話好きなのよね。でもそれ以上に漫画が好きなのよ。あの人、漫画バカだから

原稿料をもらいに戊井家へ出向いた布美枝。戊井の帰宅を待つ間、同じように“変な男”を夫に持つ早苗と語り合う。
「ちょっと格好つけてるのよ。あの人から漫画とったら何にも残らないでしょ。どうせこの先、一生漫画とは縁が切れそうもないから、貧乏とも手が切れないってこっちも覚悟決めたわ」
お金がないのに売れない漫画を出し続け、漫画家のタマゴの世話を焼き、漫画とともに生きる戊井。そんな男とともに生きる早苗の強さと深い愛情。

とにかく早苗さんはかっこいい!

俺にゃ分かるよ、そういうもん作る男の気持ち。
そういうもんがいるんだよ、男ってのは。どうしようもない時こそ熱中するもんが欲しくなるんだ

生活が苦しいにも関わらず、連合艦隊を再建すると言って高価なプラモデルを買う茂。こみち書房で思わずぼやいた布美枝に、政志は茂の気持ちがわかると言う。シベリアの厳しい抑留生活でも、そういう人間が大勢いた、と。

ぐずる藍子を避けるように2階へ上がったり、と思えば、土間に落ちて大泣きする藍子に駆け寄って、焦り、うろたえ、声を荒げて心配したり…… 政志の抱えるものに大きく触れた回。そんなもんだと突き放すような冷めた目と、藍子の心配で見せた狼狽の表情が、印象的でした。

着物、預かってもらえませんか? ……着る用事ができるまで預けといてください。しばらくの間だけ

富田書房が倒産して、原稿料として受け取った手形はただの紙切れに。家の月賦や電気、水道の支払いもたまるばかり。
ミヤコが嫁入りに持たせてくれた青海波の地の着物を質入れしてもらうよう、茂に頼む布美枝。

大切さを知る茂の断り、それを汲んでしばらくの間だけ預けようと言う布美枝、お互いへの思いやりがあふれるシーン。
「まぁ、村井さんのことだから流しゃしないよね」という質屋のおやじさんの笑顔が沁みます。

おい、帰ろう …… 帰るぞ

妊娠を知らせても、茂は浮かない顔。気を落として、赤羽の暁子の家にしばらく泊まることにした布美枝を、突然迎えにきた茂。

質草は何だったんだとか、どれだけ大きいポケットなんだとか、気になる点はこの際置いといて。
原案本でこのエピソードの存在は知っていたものの、お迎えしげーさんにはきゅんとせざるを得ない。
最初が「帰ろう」なのがひじょーーーうにツボです。「帰るぞ」が来ると思い込んでいたので、よけいに。

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このまとめへのコメント1

  • fukuhiraさん|2010.09.28

    好きな気持ちが伝わってくるね!

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