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高速増殖実験炉「常陽」の事故及び関連する主要な出来事まとめ

2011年現在も、復旧のメドが立っていない高速増殖実験炉「常陽」に関連する出来事をまとめました。

更新日: 2011年07月03日

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nuclearleakさん

(2011.5.24)物理板『ほんとはもんじゅより常陽のほうが危険なんだけどな』
『もんじゅはトラブルの内容が分かってるが、
常陽はなにがどうなってるのかすら、ほとんどわからない。
だいたい公式な事故報告が無くて、
学会で「事故回復のための装置をつくったよ、という論文」が何気なく発表されたとき、
はじめて事故があったことが明るみに出た。
原子力関係ってこんなことばっかり。』
『作業できるだけもんじゅの方がまだマシ
常陽は不透明なナトリウムの中に検知不能な破片がばらけたせいで
作業の目処すら立たない』
http://j.mp/lf5xG2

高速増殖炉もんじゅも危険だが、もっと危険な「常陽」は東京から100キロ。ここには高純度プルトニウムがあるよ。blog.livedoor.jp/beamazed/archi… #genpatsu

所感:
2011年現在も、高速増殖実験炉「常陽」は復旧のメドが立っていないそうです。
http://civilesociety.jugem.jp/?eid=8084

(2009.1)元京都大学原子炉実験所講師の元京都大学原子炉実験所講師による『高速増殖実験炉「常陽」の事故とその重大性』
『直前に送られてきた予稿集を読んで、 「おや、これは何だろう」と思う記述があった。 「計測線付実験装置と回転プラグとの干渉」という短い記述である。胸騒ぎを覚えて当日の口頭発表を聞きに行き、そこで高速増殖実験炉「常陽」で事故があったことを初めて知ったのである。』
『事故の発生は約 6 ヶ月後までわからなかった。11 月の燃料交換作業で操作不能が起こり、その原因調査で初めて損傷に気がついたのである。』
『破損部を探査するためには、原子炉容器内のナトリウム液位を、炉心上面が裸になるまで下げなければならない。』
『同様の事故が「もんじゅ」で起こればどうなるだろうか。そもそも「もんじゅ」では、究極の事故=炉心崩壊事故対策として、ナトリウム液位を炉心上面が見えるところまで下げられない構造になっている。破損を見つけること自体できない。』
http://www.page.sannet.ne.jp/stopthemonju/home/0901joyojiko.pdf

主要な出来事:
(2007.6.11)照射試験用実験装置の上部が引きちぎれた『2007年5月の定期検査時に事故が起こりました。
MARICO-2と呼ばれる照射試験用実験装置を抜き、MARICO-2を切り離し、移動装置だけ
元の位置に戻したとき、移動装置の移動によってMARICO-2の上部が引きちぎられて
しまいました。MARICO-2はラックの上へ9センチもはみ出し、その突起物が、移動装置
の移動にともないラック上を通過した炉心上部機構にぶつかり、炉心上部機構の下面を
破損させてしまったという内容です。』
『この事故に気がつかなかった理由として、ナトリウムが水とちがって不透明なこと
が基本的要因となっているそうです。』
http://hiritog.blog111.fc2.com/blog-entry-124.html

(2010.1.22)『日本原子力研究開発機構は、大洗研究開発センター(茨城県大洗町)の高速実験炉「常陽」(運転停止中)原子炉付属建屋内で、ぼやが起きたと発表した。』
http://bit.ly/hgVJOW

(2010.3.11)高速増殖炉「もんじゅ」運転再開に反対する学者有志一同による『緊急声明 「もんじゅ」運転再開に反対する』
高速増殖炉「もんじゅ」運転再開に反対する学者有志一同
http://www.cnic.jp/modules/news/index.php?storytopic=14&storynum=5

(2009.11.17)行政刷新会議の事業仕分けで11月17日、「高速増殖炉(FBR)サイクル技術」が取り上げられる
『そこでは、「もんじゅの再開はやむなし」とする一方、研究開発については「縮減も」としながら結論が見送られました。』
http://www.cnic.jp/modules/news/index.php?storytopic=14&storynum=5

(2009.2.11-21)公開講座「原子力と地域社会」
『2月11日から21日まで、4回にわけて臨界事故検証などを含む公開講座が開かれている。』
http://www.pjnews.net/news/269/18538/

(2007.11)東芝レビュー Vol.62 No.11『高速炉及び先端エネルギー技術』
『東芝は"常陽"や"もんじゅ"をはじめ、実証炉や実用炉の研究開発に到るまで、高速炉の開発に継続して取り組んできた』
http://www.toshiba.co.jp/tech/review/2007/11/62_11pdf/a07.pdf

(2007.11)オーム社の原子力ハンドブック『高速増殖炉開発を巡る国際動向』
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100527/182976/?ST=print

(2007.6.11)『炉心で燃料棒の交換装置と計測線付実験装置(MARICO-2)が衝突する事故が発生』
http://bit.ly/hgVJOW

(2006.11)高速実験炉「常陽」は米国原子力学会ランドマーク賞受賞決定』
http://www.town.oarai.lg.jp/~seikatsu/machi/info_g_3_309.html

(2005.10.11)原子力委員会が「原子力政策大綱」を作成
(常陽の目的に言及)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100527/182976/?ST=print

(2004.11)RIST『開発中の原子炉および研究炉等』
『世界各国で開発されている11基の高速増殖炉実験炉に関する主要な設計諸元を、比較し易いように表形式にまとめた。』
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=03-01-05-01

(2003.11)「もんじゅ安全性調査検討専門委員会」が「改造工事によりもんじゅの安全性は一段と向上する」等とした報告書を取りまとめる
http://www.athome.tsuruga.fukui.jp/nuclear/plant/monzyu/index.html

(2003.11.27)使用前検査合格証を取得
http://www.aesj.or.jp/publication/TAESJ2005/No.4/4_4_259-275.pdf

(2001.10.31)高速増殖実験炉「常陽」の敷地内で火災
http://www.asyura.com/sora/bd15/msg/77.html

(2000-2003)MK-III計画における冷却系の改造『約11ヶ月という長期間の改造作業を安全かつ予定通り終了』
『照射試験ニーズの多様化に対応するための高度化計画 (MK- Ⅲ計画) を進めており, 2 0 0 0年から 2 0 0 3 年にかけて冷却系と炉心の改造を行い』
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=03-01-06-02
http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/fukyu/gihou/pdf2/n21b-01.pdf

(2003.9.11)原子炉熱出力 45 MWt までの出力上昇操作を達成
『これらの結果より,70 MWtへの出力上昇操作を開始できる見通しを得た。』
http://www.aesj.or.jp/publication/TAESJ2005/No.4/4_4_259-275.pdf

(2000.10.11)常陽新聞を参照する『東海臨界事故が教えたもの』
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No80/Frkw0012.htm

(1998.11)高温工学試験研究炉(HTTR)初臨界達成
http://www.town.oarai.lg.jp/~seikatsu/machi/info_g_3_309.html
http://www.jaea.go.jp/04/o-arai/nhc/jp/data/httr/data_httr.htm

(1997.11)『谷垣科学技術庁長官とピエレ仏国閣外産業大臣が会談し、高速増殖炉に関する日仏専門家会合を設置することについて意見の一致を見た。』
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/hakusho/hakusho10/siryo2084.htm

(1996.11.2)文部科学省研究開発局『速増殖炉サイクルの研究開発方針について』発表
http://www.meti.go.jp/press/20070418003/kousokuzoushoku-p.r.pdf
http://www.mext.go.jp/b_menu/soshiki2/002/006.htm

(1997.1-11)原子力委員会に「高速増殖炉懇談会」
『懇談会は1997年11月までに12回の会合を行い、さらに報告書取りまとめにあたっては、国民に意見募集するとともに「ご意見を聞く会」を開催』
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/hakusho/hakusho10/siryo2084.htm

(1996)『原子力委員会に原子力政策円卓会議が設置され,1996年9月までに11回の会合が開催された。』
『それまでの議論を踏まえて,1996年10月に原子力委員会決定された「今後の原子力政策の展開にあたって」において,「もんじゅ」の扱いを含めた将来の高速増殖炉開発のあり方について幅広い議論を行うため,「高速増殖炉懇談会(仮称)」が設置されることとなった。』
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/hakusho/wp1996/sb1020604.htm

(1995.12)高速実験炉「常陽」で第11回定期検査期間中にナトリウム漏えい対策を行う
http://bit.ly/emGAG1

(1983.11)総合エネルギー調査会原子力部会、,高速増殖炉の開発スケジュール,経済性の目標等についての報告書
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/hakusho/wp1984/sb2010401.htm

(1982.11.22)『MK-II炉心で初臨界を達成。』
http://bit.ly/hgVJOW

(1980.11.6)『高速増殖炉の安全性の評価の考え方』
『この調査審議に当たっては、高速実験炉「常陽」の経験を踏まえるとともに、諸外国に
おける高速増殖炉の安全性評価の考え方も参考とし、また、当面、安全性評価の対象とし
て考えられる液体金属冷却高速増殖炉として現在計画中の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」
を念頭において検討を行った。 』
http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/1/si020.pdf

(1980.11)JCO は 1980 年 11 月に濃縮度 12%の粉体ウランの製造許可を受ける
http://www.sozogaku.com/fkd/hf/HC0300004.pdf

(1969.11)照射燃料試験施設(AGF)建屋が完成
『AGFは、照射済みの高速炉燃料に対する試験施設として、わが国で最初に建設された密封型(αγタイプ)のホットセルを有する施設』
http://www.jaea.go.jp/04/o-arai/facilities_share/plant/agf/index.html
http://www.town.oarai.lg.jp/~seikatsu/machi/info_g_3_309.html

関連ページ:
高速増殖実験炉「常陽」の公式ページ
http://www.jaea.go.jp/04/o-arai/joyo/

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