1. まとめトップ

原発事故に関連する放射線被ばく者及びその子孫の不妊化と遺伝疾患まとめ(遺伝子疾患まとめ)

福島原発事故によって、今後長期わたり影響をもたらすと想定される放射線被ばく者の子孫の遺伝疾患についてまとめました。

更新日: 2011年07月07日

5 お気に入り 70346 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

nuclearleakさん

重要:
今回の原発事故によって、私たちには長期にわたって、出生率の低下と、種としての無数の破損がもたらされ続けることとなります。
緩やかに健康な子どもが生まれなくなっていき、気づかぬまに無数の遺伝子の破損が伝搬していきます。
出来る限りこの破損を最小限にしたいと私は考えます。

現在の被曝治療は発展途上であり、被曝量を最小化するには、高濃度汚染地域から離れる必要があります。
今回の被ばく者の多くには、すぐに死がもたらされるわけではありません。始まるのは、ゆるやかな破損です。

所感:
産婦人科診療ガイドラインには、『これまでに放射線被ばくによるヒト遺伝子変異が不都合を起こしたケースは確認されていません。』と記載されています。
しかしすでに、ベラルーシ共和国のミンスク遺伝性疾患研究所では、放射線による妊婦の染色体異常が確認されており、それが子供の先天性障害につながる可能性に言及しています。
ウクライナでは放射線被ばく者の孫が、心臓弁膜症とダウン症を患い、原発事故と関連するとの認定を受けており、被ばく者の遺伝子変異が体細胞のみにとどまらず、子孫に影響を与え続ける生殖細胞にも及んでいる可能性が高いといえます。
今回の福島原発事故後にもキエフ小児産婦人科研究所、核戦争防止国際医師会議スイス支部(PSR)の元支部長マルティン・ヴァルターをはじめとする、医師、専門家らが放射線被ばくによる遺伝変異の危険性を主張し続けています。
また、チェルノブイリ原発事故後の調査では、Dubrovaが「ベラルーシの汚染地住民のミニサテライト(DNA)突然変異率は対照群の2倍。また、地表の Cs137 汚染レベルと有意に相関して増加している。」との報告をしています。
この現状を把握した上で、産婦人科診療ガイドラインの『放射線被ばくによるヒト遺伝子変異が不都合を起こしたケースは確認されていません』に納得し続けられるかどうか、判断することをおすすめします。

浜松大学健康栄養学科の金谷節子教授『チュルノブイリ原発から200Kmはなれた村(低い放射線量被ばくの村民)は、まず疲れ、無気力から始まり、心臓病や様々な病気にかかり、ついにはがん、白血病になるという事態が25年たった今も進行している。』
『住民の寿命は短く、奇形が、鳥や動物、人間に遺伝し数世代に渡って発生している。』
(東京は福島第一原発から約220キロ離れています。)
(東京も同じような経過をたどる可能性があります。)
http://goo.gl/XcbFE

(2011.5.17)脱原発の日のブログ『女性は生まれたときから卵母細胞を持っていて、出世後に自分で新たに生成することができないということです。
・・・わかりますか?
幼少期に被曝して、卵母細胞にダメージを受けた女の子がどうなるか・・・。
一度被曝してしまったら、取り返しがきかないんです。』
『男の子の場合、精母細胞は放射線の感受性が高く、低線量でも細胞死が起こり一時不妊になってしまいます。』
『今まさに、子ども達の未来が奪われようとしています。
どうか、この記事を読んで、思うところがあったのなら、これをお子さんを持つお友達に伝えてください。そして、子ども達を守ってください。
・・・・・お願いします。』
http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-10894085332.html

(5.18)週刊現代『現在、チェルノブイリ原発から西へ約70km離れたウクライナ・ナロジチでは、チェルノブイリの事故当時、子どもや胎児だった人が、出産の時期に当たっており、不妊と流産が深刻な問題になっている。』
(これだけの事実が揃いながら、ナロジチやベラルーシよりもはるかに深刻な汚染状況にある福島県民が、いつも通りの日常を送っている。酷い悪夢を見ているような気がしてくる……)
チェルノブイリ原発から西へ約70km離れたウクライナ・ナロジチ地区の学校「うちには健康な子供は一人もいません」
「チェルノブイリの事故当時、子どもや胎児だった人が、あれから25年経ったいま、ちょうど出産の時期に当たっています。先日、ウクライナの医師で、作家でもあるユーリー・シチェルバクさんが京大原子炉研で講演されたのですが、『生殖系に対する影響が大きく、不妊や流産などが深刻な問題になっている』
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/4858?page=4

ミンスク遺伝性疾患研究所『ここでは、チェルノブイリ原発事故によって被爆した妊婦の染色体にどのような変化が起きているのかを調べています。放射能の汚染地域に住む妊婦、2千人以上の血液細胞の染色体を詳しく分析してきました。その結果、被爆量が高い妊婦ほど、染色体の異常の程度が大きいことがわかりました。染色体には、親から子供へ生命の情報を伝える遺伝子がのっています。』
『右の染色体の上の部分にわずかな異常が見られます(映像:染色体の写真)。もし、この部分の遺伝子の異常が子供に受け継がれると、先天性の障害につながる可能性があると、この研究所の専門家はみています。』
『(ミンスク遺伝性疾患研究所:ゲナジー・ラジュック所長)
「我々の調査では、妊婦の染色体の異変ばかりでなく、新生児の先天性異常も汚染の高い地域ほど増えていることがわかりました。その原因としては、ストレスや栄養障害や化学物質による汚染など、様々な複合的要因が考えられます。しかし、それらの中でもひとつの大きな要因として放射能の影響を考えなければならないと思います。」』
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/blog-post_25.html

(2011.4.25)チェルノブイリ原発事故による放射線障害は孫の代でも
『(ウクライナの首都キエフの)ナジェージュダさん(56)は孫のイリヤ君(3)を抱きしめた。』『(チェルノブイリ被ばく者の孫の)イリヤ君は、心臓弁膜症とダウン症に苦しむ。』
『イリヤ君は病気と原発事故の関連が認定され、月に166フリブナ(約1700円)の手当を国から支給される。』
『事故は4月26日午前1時20分ごろ起きた。「深刻な事故とは知らされず、屋内退避の指示もなかった。その日は土曜日で暖かく、子供たちは日中、外で遊んでいた」。』
『半年後に今のアパートに入ったが、しばらくして家族に健康被害が認められるようになった。』
(チェルノブイリ事故後、政府に認定されるレベルの放射線障害が孫の代にも現れ始めている)
http://mainichi.jp/life/health/news/20110425k0000m030103000c.html

(1996)Dubrova「(チェルノブイリ原発事故後の)ベラルーシの汚染地住民のミニサテライト(DNA)突然変異率は対照群の2倍。また、地表の Cs137 汚染レベルと有意に相関して増加している。」と報告。
「電離放射線によって生殖細胞系の突然変異率が増加することを初めて証明した。」
「Cs137 による体内・体外合計被曝線量に相関して突然変異率が増加している。」
『突然変異の母親由来、父親由来の別の解析も行い「被曝した父親由来の遺伝子(?)では 1.6 倍の統計的に有意な増加を認めたが、母親由来では突然変異の増加は認められなかった。」と報告した 』
(用語:ミニサテライト=『DNAの中には、5-30塩基対の反復単位が数十個繰り返して 500塩基対から 20,000塩基対の配列となっている領域があり、ミニサテライト』と呼んでいる)
(ただし、Dubrova以外の検証結果では、影響なしとしている報告もある)
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/tyt2004/furitsu.pdf
http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/genome.htm
http://www.rerf.or.jp/glossary/minisate.htm

(2011.5.11)ロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士『放射能の影響は7世代に及ぶ』
『国際原子力機関(IAEA)は「最大9千人」としているが、ばかげている。私の調査では100万人近くになり、放射能の影響は7世代に及ぶ。』
ウクライナの病院で働いた経験も持つマルティン・ヴァルター内科医『イギリスにあるセラフィールド( Sellafield ) の使用済核燃料の再処理工場に勤務する人たちの子どもには白血病のリスクが高い。これは父親の吸収線量と関係があり、子どもたち自身は放射線にさらされていない。』
(父親が被爆することで、その子供の白血病の発症率が向上するという発表)
http://infosecurity.jp/archives/8494

(2011.4.26)SAPIO『確かに直ちに被害は出なかったが、4年後に約5000人の子供が甲状腺がんを発症した。また10歳ぐらいで(チェルノブイリ原発事故によって)被曝した女の子が15年後に結婚して生んだ子供は発育不良の障害児だった。』
(子供の頃被爆した女性の子供に影響が及ぶ可能性に言及)
http://www.news-postseven.com/archives/20110426_18442.html

キエフ小児産婦人科研究所:ダシケビッチ産婦人科部長「深刻な状況です。かつてのIAEAの予測と大きく食い違ってきています。私は、その原因は長期間の被爆のためだと思います。今後、長期的な被爆の影響を注意深く調査していかなければいけないと思います。また、妊婦や新生児に染色体の異常も見られるので、今後世代を越えた遺伝的影響が出てくるかもしれません。」
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/blog-post_25.html

(2011.3.23)swissinfo『原発事故「最も憂慮すべきは遺伝子変異」』
核戦争防止国際医師会議スイス支部(PSR)の元支部長マルティン・ヴァルター『がんのリスクの増加以上にもっと深刻な問題は遺伝子への影響だ。』
『それも世代を越えた影響だ。最新の研究では、少量の吸収線量でも継代的な影響がありうることが分かっている。』
『チェルノブイリの事故後に解体作業者として入った父親から被曝後に生まれた子どもたちには一定の割合の遺伝子 ( ミニサテライトDNA ) に相当数の変異が見られた。遺伝的な視点で見ると、今回の福島第一原発の事故は深刻なケースだ。』
(低線量被ばくの影響に関してはほとんど議論がされていない状況)
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=29799892

(2011.4.11)人体の放射線抵抗力(放射線と健康被害について 後編)
『確率的影響とは、一定量の放射線を受けたとしても、影響が現れるとは限らず、"放射線を受ける量が多くなるほど影響がでる確率が高くなる現象"を指す。要するに、閾値がなく、直線的にリスクが高くなる、ということ。
癌や白血病はこの確率的影響に分類され、さらに、長期間の潜伏期を経て発現する癌や白血病、および世代を経て現れる遺伝的影響などといった、いわゆる「晩発障害」と呼ばれるものも、これに含まれる。』
http://kotobukibune.at.webry.info/201104/article_11.html

(2005.6.29)米国科学アカデミー「電離放射線による生物学的影響」調査委員会、BEIR-VII『ネズミその他の動物を使った実験では、放射線によって起きた精子や卵子の突然変異が子孫に伝わるという膨大な量のデータが蓄積されています。』
http://matome.naver.jp/odai/2130452151894464701

(2003)Kiru『突然変異率は対照群に比べ被曝群に高い(オッズ比 1.33, 95%信頼区間:0.80-2.20)が統計的に有意ではない.』
『 0.2Sv 以上被曝群で、事故前に生まれた兄弟姉妹よりも突然変異率が高い(オッズ比 3.00、95%信頼区間:0.97-9.30)が有意ではない. 』
(『統計的に有意ではない』としているものの、検証結果では、被ばく者の子供の方が突然変異率が高い。)
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/tyt2004/furitsu.pdf

(1991)IAEAチェルノブイリ調査報告書『今後起こりうる住民の健康被害については、「将来、癌または遺伝的影響による増加があったとしても、それは自然の増加と見分けることが困難であろう」と予測しています。』
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/blog-post_25.html

ウラジーミル・P・マツコ、今中哲二『ベラルーシにおける法的取り組みと影響研究の概要』
『(チェルノブイリ原発事故による)放射能は北半球のほぼ全域を汚染し,戦争に匹敵するほど大量の避難民が環境汚染のために生まれた.もっとも甚大な被害をうけたのがベラルーシである』
『1990年,ベラルーシ最高会議は,チェルノブイリ事故が共和国にもたらした社会的,政治的,経済的深刻さに鑑み,共和国の“エコロジー災害”宣言を行なった.そして,対策の遅れを取り戻すため,一連の法律を短期間に成立させた』
『政令「チェルノブイリ原発事故による遺伝的影響予防のための特別総合国家計画」』
『「チェルノブイリ原発事故による影響から母子を保護するための1991-1995年ベラルーシ総合計画」』
『ベラルーシ保健省・遺伝先天性疾患研究所、チェルノブイリ事故による遺伝的先天的疾患の診断と予防方法の研究を目的として,ソ連医学アカデミー・医学遺伝学研究所支部を母体として1988年に設立された.』
『ベラルーシ科学アカデミー・遺伝学細胞遺伝学研究所、チェルノブイリ事故後,環境中の放射能汚染がもたらす遺伝的影響を研究するため,研究所の部分的な方向転換が行なわれた.』
(ベラルーシ政府は、放射線被ばくによる遺伝子疾患に対して様々な取り組みを行ったらしい。)
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Mtk95-J.html

楽観論:
産婦人科診療ガイドライン 産科編2008『放射線が生殖細胞のDNAを損傷し、生殖細胞に遺伝子変異が起こり、その影響が次世代に及ぶ可能性はあります。ただし、これまでに放射線被ばくによるヒト遺伝子変異が不都合を起こしたケースは確認されていません。』
http://takeuchimasato.cocolog-nifty.com/inochi/2011/03/post-52ad.html

1