ミンスク遺伝性疾患研究所『ここでは、チェルノブイリ原発事故によって被爆した妊婦の染色体にどのような変化が起きているのかを調べています。放射能の汚染地域に住む妊婦、2千人以上の血液細胞の染色体を詳しく分析してきました。その結果、被爆量が高い妊婦ほど、染色体の異常の程度が大きいことがわかりました。染色体には、親から子供へ生命の情報を伝える遺伝子がのっています。』
『右の染色体の上の部分にわずかな異常が見られます(映像:染色体の写真)。もし、この部分の遺伝子の異常が子供に受け継がれると、先天性の障害につながる可能性があると、この研究所の専門家はみています。』
『(ミンスク遺伝性疾患研究所:ゲナジー・ラジュック所長)
「我々の調査では、妊婦の染色体の異変ばかりでなく、新生児の先天性異常も汚染の高い地域ほど増えていることがわかりました。その原因としては、ストレスや栄養障害や化学物質による汚染など、様々な複合的要因が考えられます。しかし、それらの中でもひとつの大きな要因として放射能の影響を考えなければならないと思います。」』
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/blog-post_25.html

(2011.4.25)チェルノブイリ原発事故による放射線障害は孫の代でも
『(ウクライナの首都キエフの)ナジェージュダさん(56)は孫のイリヤ君(3)を抱きしめた。』『(チェルノブイリ被ばく者の孫の)イリヤ君は、心臓弁膜症とダウン症に苦しむ。』
『イリヤ君は病気と原発事故の関連が認定され、月に166フリブナ(約1700円)の手当を国から支給される。』
『事故は4月26日午前1時20分ごろ起きた。「深刻な事故とは知らされず、屋内退避の指示もなかった。その日は土曜日で暖かく、子供たちは日中、外で遊んでいた」。』
『半年後に今のアパートに入ったが、しばらくして家族に健康被害が認められるようになった。』
(チェルノブイリ事故後、政府に認定されるレベルの放射線障害が孫の代にも現れ始めている)
http://mainichi.jp/life/health/news/20110425k0000m030103000c.html

(1996)Dubrova「(チェルノブイリ原発事故後の)ベラルーシの汚染地住民のミニサテライト(DNA)突然変異率は対照群の2倍。また、地表の Cs137 汚染レベルと有意に相関して増加している。」と報告。
「電離放射線によって生殖細胞系の突然変異率が増加することを初めて証明した。」
「Cs137 による体内・体外合計被曝線量に相関して突然変異率が増加している。」
『突然変異の母親由来、父親由来の別の解析も行い「被曝した父親由来の遺伝子(?)では 1.6 倍の統計的に有意な増加を認めたが、母親由来では突然変異の増加は認められなかった。」と報告した 』
(用語:ミニサテライト=『DNAの中には、5-30塩基対の反復単位が数十個繰り返して 500塩基対から 20,000塩基対の配列となっている領域があり、ミニサテライト』と呼んでいる)
(ただし、Dubrova以外の検証結果では、影響なしとしている報告もある)
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/tyt2004/furitsu.pdf
http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/genome.htm
http://www.rerf.or.jp/glossary/minisate.htm

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