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国鉄民営化を検証する! 〜日本の選択 (23)

これまで「日本の選択」で触れてない社会システム分野がいくつかあります。省庁の管轄で言えば、国土交通省、環境省、防衛省主管の社会システムです。今回は国交省所管の交通について触れてみましょう。

更新日: 2011年12月05日

fever7777さん

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国鉄民営化のメリット

民営化で得られるメリットは、大きく以下の5点が挙げられる。
 1:市民へのサービスの発生
 2:役人を監察に回し摘発力をアップ
 3:建築全般に関する保険制度の充実
 4:民間制定建基法による単体規定
 5:建築関係者のシニア,シルバー活用

言葉遣い一つとっても向上した。国鉄時代は「鉄は国家なり」という考えのマナーの悪い職員が多かった。

最近では商業施設が改札内にできるケースが増えている。これまで限られたスペースでの不当競争との見方もあったが、規制緩和をへて新たな「駅ナカビジネス」として注目が高まっている。

JR東日本や西日本が行っている。

JR各社が手掛けている。SUICAは日本で最も普及したICカードである。

これまで航空機は鉄道の競合相手であったが、発想の転換で空港アクセスを各地で強化し、成功している。

都市間輸送、都市内輸送が速達化され、列車本数も増加。国鉄時代より利便性が向上した。

国鉄民営化の闇の部分

当時は累積債務37兆円といった数字や巨額赤字といった見出しが各大手マスコミによって喧伝されたが、この数字の根拠となる具体的な債務内容は公開されておらず、国鉄が持っていた同様に巨額の資産や債権を一切考慮していないことから、意図的な虚報であるという主張も労働組合側からなされている。

中曽根首相はその後、国鉄分割民営化の真の目的は、労働組合の解体にあったと述べている。

国鉄分割・民営化がもたらしたものは、20万人に及ぶ国鉄労働者の首切りと鉄道輸送を利潤追求の手段としてしか考えない発想、組合潰し・団結破壊を一切に優先するJRという歪んだ企業であった。

国鉄ローカル線を第三セクターにすれば何とかなると思われていた80年代ならともあれ、今はかなり厳しい状態だ。幸か不幸か、現在、JRがローカル線を廃止するには絶好のチャンスが到来している。

乗客には老人や子ども、障害者など「交通弱者」が少なくない。

観光地化、名産品販売、グルメなどによって、赤字ローカル線から再生した事例も多い。

「日本の選択」 【第23章】新自由主義と国鉄民営化

1. 1987年4月、土光臨調の答申を受け、中曽根内閣は日本国有鉄道(国鉄)の民営化を行いました。国鉄は6旅客鉄道会社、貨物会社、5つのその他の法人に分割されました。この国鉄民営化は、今振り返ると功罪半ばといった感じでしょうか。

2. 国鉄民営化の良かった点は、①国鉄時代の「親方日の丸」体質からの脱却、②輸送業から総合サービス業への転換、の2点にあるかと思います。国鉄時代の巨大債務が一応解消され、かつての「乗せてやる」から「乗っていただく」という体質に意識改善が図れたことは結構です。

3. 合わせて、エキナカと言われる新たな商業施設、駅における託児サービス、都市部におけるフリークエントな列車本数増発・速達サービス、ICカード事業。これらはJRグループのリソースを有効活用したサービスであって、概ねユーザーからも好評です。

4. しかし国鉄民営化は光の部分だけではありませんでした。新自由主義の闇の部分が、国鉄民営化にはあったのです。新自由主義が、既得権益をもつ強者をより強くし、それに反対する勢力や弱者をより弱くすることは、小泉改革をみても明らかでしょう。

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fever7777さん

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