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doyoubiさん

東京市滝野川生まれ。東京都立日比谷高等学校、学習院大学文学部哲学科卒業。父親は詩人・小学校教師の塩野筍三(1905-84)、神田神保町の古本屋から軒並み借金をするほどの読書好き。日比谷高校時代は庄司薫、古井由吉らが同級生だった。学習院大学の学生だった1960年には安保闘争に参加し、デモ隊の中に塩野もいた。1970年代にはイタリア共産党に関する文章も書いているが、後に保守派に転向している。1963年からイタリアで学び、1968年に帰国すると執筆を開始。『中央公論』掲載の「ルネサンスの女たち」でデビュー。<ウィキより>

ゲストは作家の塩野七生。混迷状況が続く日本の未来像はどう描けば良いのか?そのヒントが古代ローマをはじめ地中海世界の歴史にあるという塩野に渡邊あゆみアナが聞く。

今回のゲストは作家・塩野七生。代表作「ローマ人の物語」など、半世紀近くにわたって地中海世界の歴史を見つめてきた。混迷状況の日本の未来像は、どう描けばよいのか。塩野は、そのヒントが、民族や宗教の違いを乗り越え1000年の繁栄を築いた古代ローマや、大国ではないが、徹底した現実主義で中世を生き抜いたベネチア共和国にあるという。歴史を知る魅力や浮かび上がる人間の本質とは何か。渡邊あゆみアナウンサーが聞く。

「ハッタリを政治的センスという。これが現代の政治家に欠けている。古代や中世の男たちは命をとられるリスクを賭けた。現代にはそれがないから必死のハッタリができない」「リーダーの資質:知力、敵を説得する力、肉体上の耐久力、持続する意志、自己制御能力。決断力・実行力は当り前」塩野七生BS

すごく面白い。歴史をお勉強したってしょうがない。歴史を生きるのに使うのだという視点に共感する。ローマ人の物語の第一巻が刊行されたは55歳のとき。30代のときにもカエサルを書かないかという誘いはあったけど、30代で書ける男じゃないと断ったそうだ。つまり、お勉強することが目的じゃなくて、人間を知ることが若い頃から目的だったんだ。年をとるということは、本当はとても魅力的なことなんだということをずっと知っている人が、本当に魅力的な大人になれるんだと思う。

NHK「百年インタビュー」 塩野七生さん:「亡くなる前の母親に「向こうでお父さんが待ってるよ」と言ったらニコッとした。そのあと息子に「私は(離婚したから)待っててくれる人がいない」と言ったら、息子が「お母さんが書いた男たちが待ってるよ」。」 シーザーが待ってる女、カッコイイなぁ。

とにかく彼女は継続、持続する作家である。例の「ローマ人の物語」も一年に一巻、15年で15巻を書き上げた。でも今日のインタビューで彼女は初めは「カエサル」の事を書きたかったらしい。でも完璧主義?なのでその前後も書かなければならない。すると「ローマ人の物語」全15巻を書く事になる。文庫本で45冊にもなる。僕も出だしの3巻位は読んだが最後まで続かなかった。読むだけでもしんどいのに、書くほうのしんどさは如何ほどであろうか?でも彼女は諦めずにしぶとく机に向かう。女性のしぶとさだろうか?男性ならば途中で投げ出したくなるだろう…。

「人材はいつ、どこの時代にもいる。人材を活用するメカニズム、リーダーが機能しなくなった時に社会は衰退する。寛容と多様性というローマ帝国の特色は、多神教によってもたらされた。キリスト教とイスラムとを共存させようとした人間がどちらの側にも居た。私はそれを描きたかった」塩野七生BS

「リーダーが出て来なくなったのは平和と幸せの代償。かつてのベネチア(超大国に一度もなったことがない)の繁栄に学ぼう。我々が最も情報の収集・分析・総合力を養おう。歴史を知る意味は、人生50年が歴史3000年ぐらいにはなることだ」塩野七生BS100年インタビューより。

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