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kentasinjyouさん

茂木さんの朝の連続ツイート

「連続ツイート」第505回をお届けします。文章は、その場で組み立てながら即興的に書いています! 本日は、今朝の @t_ishin さんのツイートに関連して。

べあ(1) 橋下徹さん @t_ishin が、今朝、「ベーシック・インカム」についてツイートされている。その趣旨に賛成である。私は、以前からベーシック・インカムの導入を真剣に検討すべきだと考えてきた。国の成り立ちを根本から変えようと思ったら、それくらいのことをした方がいい。

べあ(2)日本国憲法は生存権を保証する。ところが、「生活保護」の認定の現場ではさまざまな齟齬が生じていることは周知の事実である。「ベーシック・インカム」というかたちで経済状況に関係なく一律に給付を行うことで、生活保護認定にかかわる恣意的な行政運用のコストが削減できる。

べあ(3)もっとも、ベーシック・インカムにしても行政コストがゼロになるわけではない。これについては論文があって、つまり、権利があっても行使しない、あるいはできないような状態にある人(独居の人や、精神的な問題を抱えている人)を見つけ出し手当するコストがかかるというのである。

べあ(4)ベーシック・インカムが、経済システムとしてどのように成立するのかという理論的解析は興味深い。「ゼロ点」を再定義する、いわば「くりこみ」(renormalization)のようなものなのだろう。税率がどれくらいだと成り立つのか、定量的なモデルの構築が必要。

べあ(5)ベーシック・インカムは、人々が自由に競争すべきだというリバタリアンの思想と相性がいい。ある程度失敗しても、最低限度の生活はできるという安心感があるから、人はチャレンジできる。ベーシック・インカムが、発達心理学における「安全基地」(secure base)になる。

べあ(6)自由な競争が行われるためには「安全基地」を与えるセーフティ・ネットが必要。教育においてもそうで、経済格差が受けられる教育の格差につながっては、自由な競争が担保できない。「自己責任」は、実は市場の競争の自由を保証しない。基礎としての助け合いがあって、初めて大競争は起こる。

べあ(7)小泉純一郎さんの政権の頃から、国民が一貫して求めているのは、非効率とぬるま湯の行政の改革であり、それをきちんと唱えた政治家は必ず高い支持率を得ている。これは一種の生存本能のようなものであって、民間に比べて行政がぬるいというのは、多くの国民の偽らざる実感であろう。

べあ(8)公務員をされている一人ひとりの能力が低いわけではない。問題は、個人がその能力を十分に発揮できないシステムそのものの中にある。だからシステムを変えなくてはならない。ベーシック・インカムのような基本的なサポート体制の上の自由競争。日本再生の一つのひな型であろう。

べあ(9) 橋下徹さん @t_ishin に賛成する人も反対する人も、どうして氏が支持されているのかよく考えた方がいい。クロック数の高さと、自由への志向性。逆に言えば、公務員はクロック数が低いし、自由がない。地方にいくほど公務員がもっとも望ましい職業になる。そんな国はおかしい。

以上、連続ツイート第505回「ベーシック・インカムは、安全基地となり人々の自由競争を支える」でした。

もぎけんお薦め英語

【茂木さんのお薦めする「英語を生きる」ための素材 001】
The Economist (http://t.co/hIOmyZSN)。世界の経済や政治、文化についての的確な分析はいつも参考になる。特定の事実や立場に偏るのではなく、フェアでバランスのいい解析とヴィジョンを提示する精神は学ぶべきです。

【茂木さんのお薦めする「英語を生きる」ための素材 002】
Ali G, チョムスキーをインタビュー。 (http://t.co/X2dAVUQD)。 Sacha Baron Cohen演ずるAli Gが、世界的言語学者と言葉の舞踏。Ali Gが体現しているユーモアのアングルこそが、英語圏文化の精華。

【茂木さんのお薦めする「英語を生きる」ための素材 003】
Derek Sivers: How to start a movement。(http://t.co/2qGSpOJ2 )。 今や「古典」となったTEDのtalk. @hatoyamayukio さんが「裸踊り」と紹介して有名に。

【茂木さんのお薦めする「英語を生きる」ための素材 004】
イギリスのコメディアン、Steve Cooganは人間の凡庸さや偏見を描くと天才。代表的キャラクター、Alan Partridgeが政治討論を仕切る設定のこのスケッチは傑作で、何度見ても面白い。(http://t.co/c9TXS0e8

【茂木さんのお薦めする「英語を生きる」ための素材 005】
Katherine MansfieldのThe Garden Party。 http://t.co/cqWIJPfW 本当に素晴らしい短編小説。ローラの心の揺れ動き。人々の冷淡と温かさ。最後にローラが見た光景は、人間存在の恐ろしい真実に触れる。

【茂木さんのお薦めする「英語を生きる」ための素材 006】
Anne of Green Gables. http://t.co/hArcf8pn 小学校で村岡花子訳の『赤毛のアン』を読んで感激し、シリーズ全部読破。高校のとき、原書でふたたび全部読んだことが、英語力の飛躍のきっかけになりました。名作。

【茂木さんのお薦めする「英語を生きる」ための素材 007】
Gifts of Unknown Things http://t.co/9IjpSSZS ライアル・ワトソンの青春の揺れ動き。インドネシアの海で、イカと遭遇する場面は、本当に美しいです。英文も端麗なリズムに満ちています。

【茂木さんのお薦めする「英語を生きる」ための素材 008】
Big Think Stephen Pinker on Free will http://t.co/gDbxP0zj このシリーズは、高度の内容をコンサイスでわかりやすく語っていてブラボー。ピンカーが「自由意志」を論じています。

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