1. まとめトップ
  2. デザイン・アート

世界に多大な影響を与えたレコード/CDジャケット23選

アメリカのMental Floss誌が選ぶ、世界に多大な影響を与えたレコード/CDジャケット23選を紹介します。

更新日: 2012年03月03日

151 お気に入り 248317 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

梅ちんさん

Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band / The Beatles (1967)

ビートルズの8作目のアルバム。

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドという架空のバンドを装ったビートルズが、様々な歴史的人物と共演している。

偉大な人物が登場するだけに、このジャケットの制作にまつわる様々な逸話が存在する。制作時、EMIのスタッフが本人および肖像権所有者と交渉して掲載許可を得た。


Art Direction:Robert Fraser
Design:Peter Blake、Jann Haworth
Photo:Michael Cooper

Whipped Cream & Other Delights / Herb Alpert & The Tijuana Brass(1965)

アメリカ出身のトランペット奏者、ハーブ・アルパートの最も成功したアルバム。彼はA&Mレコードの創始者のひとりとしても有名。

日本でも有名な「ビター・スウィート・サンバ」が収録されている。

女性が身につけているのはドレスではなくホイップクリーム。撮影時、妊娠3ヶ月だったとか。


Art Direction:Peter Whorf Graphics
Photo:Jerry Wharf
Model:Dolores Erickson

Aoxomoxoa / Grateful Dead(1969)

60年代のヒッピー文化、サイケデリック文化を代表するアメリカのバンド、グレイトフル・デッドのアルバム。

日本での知名度は低く、本国アメリカでもヒットチャートとは無縁の存在ながら、伝説的バンドとして熱狂的なファンが多い。

ジャケットはサイケデリックバンドのデザインを数多く手がけた、リック・グリフィンの代表作。アルバムタイトルは回文で、ジャケットもほとんど左右対称になっている。


Artwork:Rick Griffin

Strange Days / The Doors(1967)

ドアーズ2作目のアルバム。

ジャケット内の曲芸団はプロとアマチュアと友達で構成されている。ジャグリングしているのはカメラマンのアシスタント、トランペット奏者はタクシー運転手を5ドルで雇って出演させた。

他のドアーズのアルバムがメンバーの写真なのに対して、異彩を放っている。


Artwork:William S. Harvey
Photo:Joel Brodsky

Blind Faith / Blind Faith(1969)

イギリスのスーパーバンド、ブラインド・フェイス。わずか半年の活動期間中、最初で最後のアルバム。

リリース時には論争を巻き起こした。デザイナーのボブ・サイドマンによると、オブジェは「人類の創造力の功績とテクノロジーによるその表明であり、知識の木になる実」、少女は「無垢だが女性へと成長しつつある少女、生命の木になる実」と解説。

ちなみに、モデルの少女はパン屋の娘で非嫡出子だった。


Artwork/Photo:Bob Seidemann
spaceship:Mick Milligan

Sticky Fingers / The Rolling Stones(1971)

ローリング・ストーンズを代表する名盤と評価されているアルバム。

アートワークはアンディ・ウォーホルが手がけた。ジャケットには本物のジッパーが取り付けられ、それを開くとブリーフが印刷されたカードボードが出てくる仕組みになっている。

ロックンロールは時にセックスの婉曲表現として使用されるが、このアルバムはその中でも最も有名で革新的な例である。


Artwork:Andy Warhol

Dark Side of the Moon / Pink Floyd(1973)

音楽・ジャケットデザイン共にロック史に残る名盤として現在も君臨しているピンク・フロイドの代表作。

デザインはかつて存在したイギリスのデザイングループ「ヒプノシス」。

プリズムの図は科学の教科書から引用した。7色あるはずのスペクトルが、紫が多く見えるという理由で藍色を除いた6色になっている。


Art Direction:Hipgnosis
Design:Storm Thorgerson

Never Mind the Bollocks Here's the Sex Pistols / Sex Pistols(1977)

ピストルズ唯一のオリジナルアルバム。日本では「勝手にしやがれ」という邦題であまりにも有名。

これほどパンク精神を要約したアルバムは他にない。シンプルながらも脅迫的な文字並びとどぎつい色使いで強烈な印象を残した。

Bollocksとは睾丸の意味を持つが、当時猥褻だという理由で警察はこのアルバムの販売店に圧力をかけた。だが裁判では猥褻に当たらないとされた。


Design:Jamie Reid

Breakfast in America / Supertramp(1979)

スーパートランプの6作目のアルバム。このアルバムは、UKロックのアメリカ進出とその風潮を皮肉って話題となり、多くの賞を受賞した。

飛行機の窓から見えるのは自由の女神に扮するウエイトレス。マンハッタンはレストランの食器やキッチン用品で表現されている。

このデザインについても1980年グラミー賞ジャケット部門とエンジニアリング部門を獲得した。


Art Direction:Mike Doud
Design: Mick Haggerty
Illustration:Kate Murtagh
Photo:Mark Hanauer、Aaron Rapoport

London Calling / The Clash(1979)

イギリスのパンクバンド、クラッシュの代表作。

写真は女性写真家ペニー・スミスが、ベースを地面に叩きつけるポール・シムノンの姿を撮影したもの。タイポグラフィーはデザイナーのレイ・ロウリーがエルビス・プレスリーのデビューアルバムをオマージュして制作。

このデザインは2010年1月にイギリスのロイヤルメールが発行する切手「クラシックアルバムカバー10選」に選ばれた。


Design:Ray Lowry
Photo:Pennie Smith

Nothing's Shocking / Jane's Addiction(1988)

アメリカのバンド、ジェーンズ・アディクションのデビュー作。

ジャケットはメンバーのペリー・ファレルが担当した。彼は夢の中からイメージが湧いたと話す。肩と腰のつながったシャム双生児の石膏像を制作するために、ワーナーの社員からその彫刻方法を熱心に学び制作した。

当時レコードチェーンのほとんどが、このアルバムの搬送を拒否したという。


Art Direction:Perry Farrell、Casey Niccoli
Design/Photo:Perry Farrell

Gamma 2 / Gamma(1980)

アメリカのロックバンド、ガンマの2作目。

このジャケットは、アメリカの穏やかな郊外に80年代のパンクロックがやってきた恐怖を示している。

デザインを手がけたのは、「Breakfast in America」でもおなじみミック・ハガティー。当初右下の足は女性のものであったが、”女性客の足”に見えるというレコード会社からの物言いで、男性のものに落ち着いた。


Artwork:Mick Haggerty

Lovesexy / Prince(1988)

プリンスの10作目のアルバム。発売中止になった「The Black Album」の代替として発売された経緯を持つ。

ヘヴィーメタルとパンクが業界の波を作っていた80年代、プリンスは異なる方向へ舵をとった。

プリンスは性の自由と曖昧さを賛美し、女性のポーズを明白な男性器のイメージと結びつけようとした。ヌードは写真家のジャン·バティスト·モンディーノが提案したとか。


Photo:Jean-Baptiste Mondino

Pyromania / Def Leppard(1983)

デフ・レパードの3作目のアルバム。Pyromaniaは直訳で放火狂だが、日本では「炎のターゲット」という邦題で有名。

発売当時エンタメ産業から猥褻な要素を払拭させる活動に積極的だったティッパー・ゴア(元米副大統領アル・ゴア夫人)がこのアルバムを機に卑猥なアルバム15のリストを作成した逸話がある。

さらに彼女はPMRCを組織し、未成年者を保護するために卑猥な内容のアルバムにステッカーを貼る事を義務付ける法案を提出した。


Artwork:Andie Airfix

Metallica / Metallica(1991)

通称「ブラック・アルバム」として知られるこのアルバムは、ヘヴィネスやグルーヴを重視した音楽性で、1980年代のヘヴィメタルブーム終了後の新しいロックを形成し、それまでの音楽シーンやミュージシャン達に大きな影響を与えた1枚。

ジャケットは、彼らの必要最低限の音楽をこれ以上にない黒で表現。とぐろを巻いた蛇はアメリカ海兵隊の旗で知られるガズデン旗から。同じく海兵隊の標榜である「Don't tread on me」(俺を踏みにじるな)と同じタイトルの曲が収録されている。


Cover Concept:Peter Mensch
Illustration:Don Brautigam

1 2