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「クラフトビール」でまず抑えたい5種のビール

最近のグルメシーンで注目を集めるクラフトビール。クラフトビールを専門に扱うお店も首都圏を中心に一気に増加。そんなお店に出かける際に、ぜひ覚えておきたい5種類のビールをクラフトビールメーカー広報が解説します!難しい専門用語抜き。これさえ抑えればお店でスマートに振る舞えます。

更新日: 2015年01月27日

BEERさん

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【クラフトビールとは?】クラフトビール≒地ビール(参考 http://ow.ly/eJ09G )
①工業製品のように大量生産されるビールに対して、小規模で生産されるビールを手工芸品(craft)に例えて使う言葉。
②クラフトマンシップ(craftsmanship/職人技)で造られるビール。ビール職人の手造りビール。
③地方のお土産物というイメージの強い“地ビール”という言葉を嫌って使う場合も。

ほとんどの日本人が飲んでいるビールは、世界に存在するビールのたった1種類です。
http://ow.ly/eIZXv 

なぜなら、日本の大手メーカーの造るビールは、世界的に見ればたった1種類のスタイルに集約できてしまうからです。

でも、クラフトビールメーカーは大手ビールが造っていないようなバラエティ豊かなビールの数々を製造・販売しています。

その中で日本のクラフトビールシーンで抑えておきたい5種類のビールを解説します!

■クラフトビールのお店に行くなら、おさえておきたい5種のビール

1、ピルスナー(メーカーによっては“ピルス”という場合も)

日本の大手ビールの代表的なビール「プレミアムモルツ」も「1番搾り」も「黒ラベル」も「スーパードライ」もこのピルスナータイプのビールです。

大手ビールを全く扱っていない地ビール(クラフトビール)や海外ビール専門のビアバーでも、何かしら1種類はピルスナータイプのビールを置いてあるところがほとんど。

何を注文していいか迷ったら、取り敢えず「今日お薦めのピルスナーは?」と聞いてみると良いかも。

1杯目向き。
苦味 中 ★★★
香り 弱 ★

2、ペールエール

恐らく日本のバーで1番飲まれているペールエールは「バスペールエール」、コンビニなどで1番入手しやすいペールエールは「よなよなエール」です。

1杯目~2杯目向き。
苦味 強め ★★★★
香り 強め ★★★★

ポイント1:まずはペールエール

ピルスナー以外のビールを飲んでみたいと思ったら、まずはペールエールを飲んでみることをお薦めします。「クラフトビールにはまるキッカケになった」という方が多いスタイルです。
※ただし、苦いビールが嫌いな方はここはスキップして4番のヴァイツェンへ!

ポイント2:ペールエールには香りがあります

“ビールに香りがある”と言ってもピンと来ない方が多いのですが、ぜひグラスに注いで嗅いでみて下さい。柑橘を思わせるような…草原を思わせるような…香りがします。これがビールのホップの香りです。

ポイント3:ペールエールは苦く、濃い

最近の日本のビールはライトなものが主流なので特にそう感じる方が多いと思いますが、ペールエールにはかなりしっかりと苦味があります。さらにその奥には、たっぷり使った麦芽の甘味(コク)も。普通のビールに比べると“味が濃い”と感じると思います。

ペールエールの兄弟たち

■アンバーエール
琥珀色。ペールエールより香りは穏やかで、焦がした麦の風味(ほんのちょっぴり黒ビールの要素)がプラスされたタイプ。ペールエールよりも香りが主張しないので、食事に合わせやすいかもしれません。
■IPA(アイピーエー)
ペールエールの要素(苦味・アルコール・ボディ・香り)それぞれを一回りパワフルにしたスタイル。ペールエールの兄弟スタイルですが、ビール愛飲家が熱烈に好むスタイルですので、下で別解説します。
↓↓

3、IPA(India Pale Ale )

2011年イギリスのワールド・ビア・アワードのIPA部門で世界一に輝いたのは、なんと日本の IPAでした。

サンクトガーレン「YOKOHAMA XPA」
http://www.sanktgallenbrewery.com/beers/yokohama-xpa/

2杯目~最後の〆向き。
苦味 かなり強 ★★★★★
(まずはペールエールで舌慣らしをしてから…)
香り かなり強 ★★★★★
(柑橘や草を思わせる香り)

ポイント1:読み方は「アイピーエー」

IPAと書いて「アイピーエー」と読みます。稀に「イパ」と注文してしまう方がいるのでご注意を。
IPAはIndia Pale Ale(インディアペールエール)の略です。

ポイント2:IPAは苦く、濃い(ペールエールよりも苦く、濃い)

IPAは大航海時代にイギリスからインドでビールを運ぶ際、冷蔵庫のない船での長旅でビールが腐らないようにとビールに防腐効果のあるホップを大量にぶち込んだのが始まりでした。ホップはビールの“苦味の基”ともなるハーブのため、当然ホップを大量にぶち込んだIPAは通常のビールよりも格段に苦味が強くなります。その苦味とバランスを取るためにそれを支えるボディも濃くなります。

ポイント3:IPAは華やかな香りがある(ペールエールよりも強い)

上のポイント2にも登場した“ホップ”はハーブの1種なので、独特の香りがあります。そのため、ホップを大量に使ったビールは格段に苦く、最高に香り高くなります。ホップの香りは何通りかありますが、柑橘系の香り、草を思わせる香りの2パターンが現在の主流です。

IPAの兄弟たち

Imperial IPA(インペリアルアイピーエー)、もしくはWIPA(ダブルアイピーエー)ということも。IPAよりもアルコールも苦味も強いスタイルです。

4、ヴァイツェン

ヴァイツェンとはドイツ語で小麦の意味。通常、ビールは大麦から造られますがヴァイツェンは原料の50%以上が小麦です。

1杯目向き。
苦味 弱い ★
(ビールの苦味が苦手な人向き)
香り 強い ★★★★★
(バナナを思わせる甘やかな香り)

ポイント1:ヴァイツェンには苦味がほとんど無い

ヴァイツェンにはいわゆる“ビールの苦味”がほとんどありません。そのためビールが嫌いな人がヴァイツェンを飲んでビールの美味しさに目覚めることがあります。

ポイント2:ヴァイツェンは白く濁っている

ヴァイツェンの原料小麦は大麦よりもたんぱく質が多いため、ビールが白く濁ります。
そのため日本では「白ビール」と呼ばれることも。
また通常より泡立ち・泡持ちが良いのも、小麦のたんぱく質の多さに由来します。

ポイント3:ヴァイツェンにはフルーティーな香りがある

ビール酵母は高温で発酵すると“エステル”という複雑な香り成分を生成しますが、ヴァイツェンはこれが特に顕著に現れています。ヴァイツェンのフルーティーな香りはバナナを思わせます。

ヴァイツェンの兄弟たち

■ヴァイス
ドイツ語で「白」の意味。これもヴァイツェンスタイルのビールと思って大丈夫です。
■デュンケルヴァイツェン
デュンケルはドイツ後で“濃い”の意味。色の濃いヴァイツェンで、ヴァイツェンの黒ビールバージョンということです。
■ヴァイツェンボック
たっぷり使った麦芽の甘みと、高いアルコール度数が特徴。中には通常ビールの2倍の度数があるものもあるので、ご注意を。

5、スタウト

恐らく世界で1番有名なスタウトはギネスです。

最後の〆の1杯向き。
苦味 普通 ★★★  
(ビールの苦味より、コーヒーの苦味に近い)
香り 普通 ★★★
(コーヒーのように焦げ香ばしい香り)

ポイント1:スタウトは黒ビール

スタウトは通常のビールに使うビール原料“麦芽”を高温で焦がして使用しています。焦がしばくがを使用したビールはギネスのように黒いビールになります。

ポイント2:スタウトの苦味はコーヒーに近い

スタウトはいわゆる多くの人が思い描く“ビールの苦味”ではなく、コーヒーに近い香ばしい焦げ苦さがあります。「ビールの苦味は苦手だけど、コーヒーの苦味は好き」という人にはぜひ試してほしいスタイル。

ポイント3:スタウトはゴクゴクではなく、チビチビ

飲み口は割とずっしりしています。暑い日に太陽の下でゴクゴク飲むタイプではなく、冬の寒い日に暖房の効いた部屋で本を読みながら楽しむタイプのビールです。

スタウトの兄弟たち

■インペリアルスタウト
インペリアルは皇帝の意味。黒ビールの中で最も多くの材料を使い、最も高いアルコール度数を持ち、最も濃厚で、最もヘビー。まさに黒ビールの皇帝と呼ぶにふさわしいビール。もはやブランデー感覚で楽しむビール。
■ポーター
ポーターのアルコール度数の高いものが「スタウト」と呼ばれるようになった、という説があるほどスタウトとポーターは酷似した特徴をもちます。スタウトを若干柔らかくしたような印象です。

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