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ネットレイティングスが発表するデータが使えないたった2つの理由

ニールセン・ネットレイティングスが発表するデータを”したり顔”でShareする前に、どのような調査方法か知っておく必要があります。よく理解した上でデータを引用しましょう。

更新日: 2012年03月22日

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kan1さん

1.家庭と職場の「PC」のみのアクセスであること

<パネル種別による利用データ>
Home(家庭のPCからのアクセス)
Work(職場のPCからのアクセス)
Home & Work(家庭と職場のPCからの非重複のアクセス)

すでに日本のインターネット利用は、PCのみならずモバイル・スマートフォンからの利用も多くあると誰もが疑わない。
さらに、スマートフォンからでは、「クライアントアプリ」でブラウザを使わないインターネットサービスも増えているなかで、「PCだけ」計測したデータを利用する意味はあるのだろうか。

弊社のネット視聴率が現状インターネットユーザーの利用行動を測定し、レポートしている範囲は、Windows PCのみです。Macなどのその他のOS及び携帯電話、タブレットPCの利用状況は含まれていません。また、視聴率測定しているのは家庭と職場のみです。学校やネットカフェなどからのインターネット利用状況はネット視聴率レポートには含まれておりません。

さらには「Windows PC」のみ。まだまだWindowsが多いとはいえ、増えているMacに未対応とはいかがなものか。

2.実際には使っていない「訪問者」(かつては利用者と表現)

その SNS に会員登録していなくても、例えば、フェイスブックと検索して出てくる facebook.com のトップページ(ログインページ)を訪問するだけで、ひとりとしてカウントします。検索で企業名を入力すると Facebook ページが上位に出てきますが、これをクリックし、その企業の Facebook ページを表示させた人(非会員を含む)もひとりとしてカウントします。そういう人も含めての人数がユニークユーザー数なのです

その訪問者が利用したかどうかは不明でページを表示させた人を訪問者としてカウント、会員・非会員も不明。この集計方法だと、ページ数が多くSEOに強いサイトが優位になって当然。

facebookやtwitterは、会員登録をしなくてもページを閲覧できてしまうため、訪問者としてカウントされるが、mixiやアメーバピグは会員登録してログインしないと閲覧できず、トップページ以外は検索結果に表示すらされない。
この条件でも同様に訪問者をひとつの指標として比較すべきなのか。

しかし、言葉の解釈により一部で誤解が生じています。そこで弊社では、今後、「利用者数」という指標の呼称を変更することにしました。そのサイト訪れたこという行為を基に算出される指標なので、今後は「訪問者数」とします。

訪れただけのユーザーを「利用者」と表現し、誤解を招いたため訂正。
訪問者という表現は正しいが、文脈として利用者・会員数として取り上げられることが少なくない。

例えば、Facebookの日本における会員数は500万人程度と発表されています。一方、当社が発表しているネット視聴率におけるFacebookの訪問者数は1000万人を超えています。この差はどこに起因するのでしょうか?

公式発表の「会員数」と、ネットレイティングス社が計測した「訪問者数」を「この差」として表現。
会員数と訪問者数は全く別の意味をもっているのに対し、あたかも「利用者数・会員数」として扱っている。
データを発表する側としての言葉の定義を明確にすべきである。

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