漫画のフキダシにおける句読点は、感情を表現するために必須となる感嘆符と疑問符、三点リーダ【…】(講談社の一部の雑誌などでは二点リーダ【‥】)を除いては原則使用しないことが暗黙のルールとなっていますが、小学館刊行の雑誌に掲載されている漫画では原則的に基本的な句読点である句点【。】と読点【、】が必須となっています。但し、同じ小学館から発行されている少女漫画雑誌ではそのルールが適用されていないようです。

句点がないとフキダシの中のセリフ文章が終わったかどうかわからない場合があるので、小学館の漫画における句点ルールは親切なものですが、違和感がある読者や漫画家が多いようです。
代表的なのは『名探偵コナン』の青山剛昌先生で、フキダシ内部の文章は通常の会話のときは文末に感嘆符や三点リーダのいずれかを使用することで句点の使用をしない方法を採っています。

小学館など句点・読点使用主義以外のほとんどの漫画では、読点・句点の代わりにスペースを使用することが暗黙のルールとなっていて、それに影響され、句点を一切使用しないことを信条とするネットユーザーも多いようです。

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