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伊藤和夫で無敵の英語力を身につける

英語教育界に伊藤和夫の亜流はいても、彼を超える教師はいない。「書いた原稿1万ページ、売れた本1000万冊、教え子100万人」といわれ、受験英語のみならず、日本の英語教育全体に非常に大きな影響を与えた伊藤和夫の著作だけで絶対的な英語力を身に付けるためのまとめです。

更新日: 2013年06月01日

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この記事は私がまとめました

掛谷拓也さん

英文法の体系を身につける

「英文法のナビゲーター」

伊藤和夫の英文法体系を集約した問題解説型の参考書。幼稚で不正確な説明をダラダラと書き連ねる凡百の文法参考書になど目もくれずに、この上下二冊に収録された問題を解いて、解説を読みましょう。そうすると、自然な形で、英語を読む時に必要な頭の働かせ方が頭にインプットされてゆきます。品詞の働きをきちんと丁寧にたどってゆく伊藤和夫の文法体系が身につくと、一読して英文が読めない時に、どう考えればいいのか無意識に正しく頭が働くようになります。

「新・英文法頻出問題演習 PART1 文法編」

「英文法のナビゲーター」が終わったら、体系にそって、どんどん英文法の問題を解きながら、知識を定着させてゆきましょう。まずはPART1の文法編を終わらせてしまうといいです。ナビゲーターを終わらせた後なのに、正答率が7割以下の人は二周目やりましょう。一周目に、間違えたところは問題番号にチェックをつけて、注意して取り組んで。PART2熟語編はマスターするまで何周か繰り返す必要がある。一度問題を解いただけでは覚えきれないはず。熟語編の最初に前置詞を持ってくるのは、伊藤和夫独自の構成。ここで前置詞をマスターしてしまうと、構文把握、英文読解の精度が飛躍的に向上します。熟語の部分は何度か繰り返しましょう。

英語構文を身につける

「ビジュアル英文解釈(PART1, 2)」

ナビゲーターで英文法の体系を理解し、英頻で英文法の知識を身につけた学習者が次にするべきなのは、英語構文の学習です。ビジュアル英文解釈は伊藤和夫の第二の頂点と言われる参考書です。第1章の問題から順々に解いていけば、英語を読むのに必要な構文が重要な順番に身についてゆきます。伊藤和夫が目標にした、直読直解という大きな山を少しづつ登ってゆくのです。最初の章で身につけた構文が少しづつ形を変えて、後の章で反復され、頻度の少ない構文も最後には例文として網羅されてゆく構成は見事というしかありません。

「いいかい。訳せたから読めたんじゃない。読めてるから、必要な場合には訳せるんだ」

「一文一文の正確な理解をおろそかにしたままで、キーセンテンスだのパラグラフリーディングだのと言ったところで、砂上の楼閣に等しい」

英文解釈教室・基礎編

次に取り組む「英文解釈教室・基礎編」は「ビジュアル英文解釈」で学んだことを演習する本です。ここまでくれば、体系的に英語を読み解く視点はかなり身についてきます。この段階を経ないで、いきなり多読や過去問演習に取り組むことはオススメできません。「ビジュアル英文解釈」で学んだ構文の知識を定着させるためには必要な段階です。

出題形式に合わせた演習

「英文和訳演習・中級編」

採点基準を見ながら、自己採点できるというのが最大の特徴。当時伊藤和夫が答案を採点した膨大の数の駿台生たちの誤答の蓄積があるからこそ出来上がった本。今ではもうこんな本は書けない。フィーリングで訳している答案は、伊藤和夫の筆によって徹底的に減点される。一見簡単に見える問題を和訳するときにも、構文が重要だということと身を持って知る問題集。何気ない文章の一語一句を揺るがせにしない解釈を学ぶべき。

「毎年の入学試験で問われているのは受験生の英語力だけじゃない。各大学の英語の先生の力や考え方も、あれである程度は分かるのさ。」

総合問題演習・中級編

一文一文を正確に読解することが全体に理解に通じ、全体が理解できる場合には、設問の形式など重要ではないという伊藤和夫の考えに反して、全体が理解できなくても形式を見れば解答できるような問題が増えてきた。そのような問題に対処することを迫られた受験生たちに要望に答えた問題集。語整序問題、空所補充問題、下線部同意表現選択問題など、伊藤和夫の切れ味のいい説明で明快な根拠が与えられ解説されてゆきます。受験生は、伊藤和夫の頭の働かせ方をまねするうちに、どんな形式の問題でも解けない問題はなくなくってゆきます。

英文和訳演習・上級編

構成は中級編と同じ。語彙のレベルが上がるだけで、構文把握の難易度が上がることが実感できます。和訳の基本は中級編で語り尽くされているので、ここまでの和訳が必要ない受験生は取り組む必要はない。代わりに、多読系の問題集や過去問への取り組みの時期を早め、分量を増やしましょう。

英文和訳演習・上級編と比べると対象となる受験生は多いと思います。センター試験の語整序などでも得点できない問題が残っているという受験生にはぜひ取り組みましょう。

入試英文を通じて構文力の定着と鉄壁の英語力を

テーマ別英文読解教室

さまざまなテーマの入試英文を読むことを通じて、英文に慣れる問題集。

英語長文読解教室

付録の「私の訳出法」が素晴らしい。伊藤和夫が、英文和訳をする時に、どのように頭を働かせているかを、さまざまな文構造ごとに解説してくれている空前絶後の解説。京大受験生、一橋大受験生で英語を得点源にしたい受験生にはぜひオススメしたい本です。

英文解釈教室

改訂版になり、インデックスが充実し、解説や和訳も見直されている。徹底的に英語の構造と意味の関係にこだわり、体系性を追求した伊藤和夫の第一の頂点。

「本書の説く思考法が諸君の無意識の世界に完全に沈み、諸君が本書のことを忘れ去ることができたとき、『直読直解』の理想は達成されたのであり、本書は諸君のための役割を果たし終えたこととなるであろう。」

英語要旨大意問題演習

第1問に毎年要約問題が出題される東大受験生全員にオススメしたい本です。

伊藤和夫を知る

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