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世界最悪のロックバンド 「The Shaggs」とは

世界最悪のロックンロールバンドと名高いアメリカの三人娘によるバンド、The Shaggs。いったい彼女らは何者なのか。

更新日: 2016年02月16日

bakakyoudaiさん

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▼The Shaggs (シャッグス)とは?

アメリカ合衆国ニューハンプシャー州フリーモント出身の姉妹によって1960年代に結成された女性ロック・グループである。

ベティ・ウィギン・ポーター、ドロシー・ウィギン・センプリーニ、ヘレン・ウィギンの三姉妹からなるロック?バンド。後にレイチェル・ウィギンが参加。実に独創的な演奏が耳に残る。1969年にファーストアルバム「Philosophy of the World」をリリース、1975年には二枚目のアルバム「Shagg's Own Thing」をリリースしている。日本では紙ジャケ仕様の「Shagg's Own Thing」が2007年に発売されている。

シャッグスの演奏技術や歌唱技術には(音楽を聴く耳を持たない者にとっては)まったく見るべきところはなく、世界最悪のロックンロールバンドとして悪名(?)高い。

その独特の演奏を、言葉で説明するのは困難を極める

▼実際に聞くとこんな感じ(閲覧注意)

▼ たぶんこの曲が最強 (もちろん閲覧注意)

▼ どういう経緯で彼女らはバンドを結成したのか?

三姉妹のバンドなのだが、成り立ちと生成にはジャケに写っていない彼女達の親父が深く関係している

オースティン・ウィギンは米国の田舎に良く居る無意識過剰な親父だった。親父は当時流行だったファミリー・グループで一旗挙げる事を考えて、己の娘たちに楽器を買い与えグループの結成を目論む。

時は1960年代のアメリカ、「The Jackson 5」(マイケル・ジャクソンとかのアレ)が大ブーム中だった

親父の教育方針で学校に通わさず通信教育を受けさせられていた姉妹は、世間の事など余り知らず、親父に言われるまま黙々と楽器を手に取り、当時の大部分の女性たち同様、親父に文句も言わずシャッグスは出来上がった

それだけならば良かったが・・・・親父の無意識は過剰に膨れ上がり、69年、貯めた小金を握り締め、まだ見ぬ栄光の為に、姉妹をスタジオに送り込み、全曲オリジナルのアルバム「世界哲学」を作り上げたのであった!

こうしてThe Shaggsはアルバムを作るものの、オヤジが出来上がった1000枚中900枚を破棄するなどグダグダな有様。諦めず二枚目の製作を行うも、オヤジはアルバム刷ったあとにあえなく死亡。オヤジの野望は失敗に終わったかに見えた

▼ だが 一部で彼女らを評価する動きがあった

一説にはフランク・ザッパをして「ビートルズよりも重要なバンド」と言わしめたとされ

ニルヴァーナのカート・コバーンが、人生におけるアルバム・トップ5に彼女たちのデビューアルバムをあげた

三姉妹の吐き散らかした「毒」は少なからぬ数の人をひきつけるに及び、「アウトサイダー・アート」の最古の部類とまで崇められるようになる

「ローリング・ストーン」などのメジャー誌が、「最も影響を与えたオルタナ・レコード百選」とか、「20世紀に於ける一番凄いガレージ系レコード」とか、「最も重要なインディーズ50選」とかに「世界哲学」を選出した

ゴミの様に扱われていたレコードは嘘の様に高額な値段を更新

何と99年には、生ける伝説として一夜だけの再結成

日本では、元BOREDOMSの山本精一やゆらゆら帝国の坂本慎太郎などがシャッグスのアルバムをフェイバリットとして高く評価

▼ そして現代にもフォロワーは続く

いまから40年以上前に、オヤジの野望から誕生したThe Shaggs。いろいろな人々の色々な色メガネやらノイズ趣味やら好奇心やらを巻き込みながら、いまも彼女らの音楽は鳴り続けている

シャッグスのギターの音は普通に理想に近いと思うようになった。

昨日の名言『オルタナ好きの女の子のくしゃみは「シャッグス!!」』

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bakakyoudaiさん