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現代技術でも難しい!古代アンデスの細工技術の不思議

古代のアンデスの細工技術は、現代の技術にも勝るとも劣らない程に高度だったといいます。なぜそんな技術が発展していたのでしょうか?現代ではレーザー技術等がありますが、古代アンデスにはそんなものあったとは思えません、謎の古代技術、とてもすごいです

更新日: 2012年04月30日

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アンデスの細工技術

中南米の古代文明は未だに数々の謎に包まれていますが、古代アンデス文化の産物には、現代のハイテク並みの技術なしには不可能だと思われる物が多くあります。

例えば、プレインカ墳墓から出土した首飾りの名残らしい、スポンディルスという青い二枚貝で作られたビーズ玉があるのですが、このビーズは直径1㎜の円筒形に加工され、そこに0.3mmの穴が空けてあります。炭酸石灰の脆い材質にこんな微細な穴を空けるのは、現代の極微細工技術を持ってしても容易ではないそうです。

超極細の糸

もっと驚くのは、その小さな穴に超極細糸が6本も通っていたという事。今はテグスを通しているのですが、もともと使われていた糸の細さは、現代の紡績技術で作ることの出来る可能な細さ140番手(1gで約283mになる長さ)をゆうに超えた、最高250番手という細さを実現しているのです。さらに、同じ極細糸を部分的に使った繊細なレースの織物も発見されています。これほどの細い糸を、どうやって製造できたのでしょうか?

黄金製のデスマスク

貝のビーズ玉の穴開けと同種の実例は、同じペルーの別の個人コレクション、ペルー黄金博物館に展示されている黄金製デスマスクにも見られます。

同じプレインカ時代の墓地から発掘されたミイラがつけていた仮面で、横長の金の板に目鼻があり、鼻飾りと耳飾がつけられ、更に両目からそれぞれ7個、計14個のエメラルドが数珠つなぎにされて垂れ下がっています。恐らく死者の涙を現したものだろうが、問題はそれらのエメラルドにどんな方法で穴を開けたかということです。

ダイヤを硬度10とすると、滑石1とする硬度基準でいえばエメラルドは硬度7です。それ以上堅い宝石は、硬度10のダイヤを筆頭として、ルビー、サファイヤだけです。だが、全アンデス古代文明を通じてエメラルドより堅い宝石は知られていなかったし、金属では硬度3の銅以上に堅い物質を使った形跡が全くないのです。

白色の染料

糸も凄いが、その染色技術にも高度なものがあります。

織物に使われた様々な色の中に鮮やかな「白色」に染め上げられた部分があるのですが、実は現代の染色技術界には「白色染料」は存在しないのだそうです。漂白・白抜き・顔料を塗るという方法で、しかも、どれも長持ちしないとか。なのにプレインカの白色染料は、1000年以上も純白を保っているのです!何故??

黄金細工

古代アンデス文明は全体的に黄金細工物でも知られるが、その細工技術にも冶金学者の首をひねらせる謎が多い。例えば、電気メッキの利用以外には不可能なほど極薄の金箔をかぶせた細工物も、一部に発見されている。最も、電気分解を使わなくても可能な金メッキ法として、酸性物質を使う「腐食法」と水銀合金を使う「金アマルガム法」という2つの方法があるが、古代アンデスの人々はその様な巧妙な手段を知っていたのだろうか。

プラチナ加工技術

不可解なのはプラチナまで自在に細工していたことである。プラチナの融点は1774度Cで、金銀よりはるかに高い。ヨーロッパでは石炭利用の1700度以上出せる溶鉱炉の開発は1804度待たねばならず、おかげでプラチナの存在を知らなかったため、スペイン人侵略者は略奪した財宝やプラチナやその細工物を「銀のまがい物」として捨ててしまった。


 だが、古代アンデス人はプラチナ細工だけでなく、金とプラチナの合金を作るには溶解以外に方法はないが、石炭を知らなかったはずの彼らにどうしてそれが可能だったのか。実は冶金学上の抜け道が一つだけある。溶解によらず金とプラチナとの合金を作る方法「焼結合(シンタリング)」という高度技術があるからである。


 ただし、それは20世紀後半にやっと開発されたばかりの新技術で、現在では特に「宇宙船建造の際に必要な」炭化タングステンとか炭化チタニウムという超硬度金属を作るのに用いられた方法である。

金属類は権力の象徴

インカ帝国は文字を持たない文明でしたが、金や銅を精錬する、優れた冶金技術を有していました。インカ帝国では「鉄」の存在も知られていたのですが、その鉄を道具や建材などに利用した形跡は残されていません。
つまり、インカ帝国における金属類は実際の生活に役立つものというよりは、権力の象徴、富の象徴としての意味を持っていたといわれているのです。

当時のインカ帝国領内には、アンデス山脈のアユビル鉱山など、いくつもの金鉱山があったといわれています。チョクトコチャ鉱山、カイヨマ鉱山、ポトシ鉱山など、金・銀を産出する鉱山が豊富にあったのです。その上、インカ帝国をより豊かな文明にしたのは、その領内にあふれる豊富な河川、そこから産出する「砂金」でした。

この砂金や鉱山からの金を使った金細工技術は最高レベルの水準でした。この地では、紀元前500年前ごろから金細工が始まったといわれており、これは世界で最も早く金の加工が始まったことを示しています。

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ミステリー系・不思議系に特化したまとめを作って行きたいなと思っています^^