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3分でわかる!モバゲー・GREE『コンプガチャ』の違法性まとめ

消費者庁が、モバゲー・GREEの『コンプリートガチャ商法』が景品表示法違反であると判断して、商法の中止を要請しました。でも「コンプリートガチャってなに?」「景品表示法ってなに?」がわからないと、このニュースの意味がわかりません。そこで、このニュースを法律的に、3分でわかるくらい簡単に解説してみます!

更新日: 2012年05月06日

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tenyawanyaさん

▼消費者庁がソーシャルゲームの『コンプリートガチャ』を景品表示法違反と判断

5日付の読売新聞朝刊によれば、消費者庁はソーシャルゲームの「コンプガチャ」(コンプリートガチャ)について景品表示法の懸賞に当たると判断

今回の問題は、GREEやモバゲーの「コンプリートガチャ」という商法が、景品表示法違反であるということです。

ただ、これだけでは理解できない人が多いと思います。
・コンプリートガチャ商法ってなに?
・景品表示法のどんな規制に該当するの?
を見ていきましょう。

▼コンプリートガチャってなに?

▼コンプリートガチャの圧倒的な課金力〜数十万課金することも〜

では、このコンプリートガチャは景品表示法の何に該当するのでしょうか?

▼景品表示法法のカード合わせの禁止にあたる

二以上の種類の文字、絵、符号等を表示した符票のうち、異なる種類の符票の特定の組合せを提示させる方法を用いた懸賞による景品類の提供はしてはならない。

法律用語が複雑なので、ざっくり言うと『ある景品を手に入れるために、指定の組み合わせのアイテムをそろえる必要がある』のはアウトということです。なぜなら、その為に不当に消費者にお金を使わせてしまうからです。

コンプリートガチャは「ある景品を手に入れるために、指定の組み合わせの商品を提示する必要がある」わけですから、もろに、このカード合わせの禁止に該当してしまいます。

▼さらにひどい。運営による確率操作

ソーシャルゲームの成功法は,KPIツールを見て客に合わせてイベントや仕様(レアカードなど貴重なカードが出る確率)を変えます

たとえば、「あまりお金を使わなくなった客に対してアイテム出現率をあげる」「バカスカお金を使う客にはアイテム出現率を下げる」というやり方です。

パチンコで同じ事(出玉確率の操作)をすると摘発され、営業停止になります。ソーシャルゲームでは、それと同じことが堂々と実行されているわけです。

▼ソーシャルゲームはパチンコ?

パチンコは法律上お金は儲からないことになっていて、『お金を払って玉が出てきたら景品が手に入るかも』という射幸心自体が目的ですよね。だからソーシャルゲームはパチンコに近い。

ゲームでユーザーの射幸心を煽って、「確率がわからない」ガチャにお金を使わせるわけですから、ソーシャルゲームの構造はまんまパチンコです。

さらに、ソーシャルゲームのアイテムは、ネットオークションで高値で取引されています。「換金性のあるもの」をランダムな確率で取得できる・・・はい、賭博です。ソーシャルゲームの実態は、極めて賭博に近い形態があります。

▼今後どうなる?

消費者庁は、まずコンプガチャの中止要請を行い、それに応じない場合には措置命令を出す

まず「違法ですよ。やめなさいね」という要請を出して、それでも止めなかったら行政として「やめろ」と命令を出します。

ソーシャルゲームのGREEやモバゲーは純利益40%近い、圧倒的な利益を出しています。
しかし、その利益は、パチンコもまっさおの「出玉操作」「射幸心の刺激」によって成し得たものです。
彼らの利益もしかるべき額に収縮していくのではないでしょうか。

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