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「タンスが室内で舞う」【つくば竜巻】恐怖の瞬間!

竜巻と見られる突風で、茨城県つくば市北条地区ではけが人が相次ぎ建物の被害が集中した。住民らが恐怖の瞬間を振り返った。

更新日: 2012年05月07日

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boootankさん

住民らはが振り返る恐怖の瞬間

タンスや衣類が部屋の中を舞う!

中学2年の沼尻澪さんは、当時、南側第1棟の3階の自宅に1人でいた。友人と遊びに行こうとする直前、窓の外を見ると、「茶色い風の塊」が自宅方向にゆっくりと迫ってくるのを目撃したという。
すぐに、部屋の奥の洗面所に避難。すると、ものすごい「ゴーゴー」という重低音が響き、タンスや衣類が部屋の中を舞う「信じられない光景を目の当たりにした」という。

足が震え、じっと通り過ぎるのを待った。

風が収まると自宅は窓が完全に割れ、ベランダも崩壊していた。外出していた両親と姉も無事が確認されたが、電気も復旧しない自宅で布団にくるまって暖を取り一夜を明かすという。
沼尻さんは「最悪の連休になった。明日から学校が始まるが、どうしたらいいのだろう」と呆然(ぼうぜん)とした表情を浮かべる。

窓ガラスが100枚以上割れ、校庭のフェンスは倒れた。

市立西田井小学校では校舎の窓ガラスが100枚以上割れ、校庭のフェンスは倒れた。
「何なの、これ」。同小の教頭は学校に駆け付け、言葉を失ったという。鍵がかかった教室のドアも吹き飛び、保健室のベッドも廊下まで飛ばされていた。教室の床はガラス片と砂で埋まっていた。発生当時、児童はいなかったため、けが人はいなかったが、教頭は「これが授業中だったら、とんでもないことになっていた。考えただけでもぞっとする」と声をつまらせた。

電柱が倒れ、崩れた民家のかわらや柱が道路をふさいだ。

小学校周辺でも、電柱が倒れ、崩れた民家のかわらや柱が道路をふさいだ。近くに住む農業の男性も、自宅のガラス戸などが10枚ほど割れ、「室内でテレビを見ていたら、突然、窓ガラスが割れる音が響いた。家の外にいたら大変なことになっていた」と声をふるわせていた。

こぶし大の異常な雨粒

茨城県つくば市の北条地区の住民らによると、午後1時ごろ、東の空が真っ黒く染まり、初めはこぶし大の異常な雨粒が降り注いだという。その後、一瞬にしてひょうに変わり、今度は紙くずやビニールなどのゴミが舞った。

「ゴォー」という轟音(ごうおん)とともに窓ガラスを何枚もの瓦が突き破ってきた。

同地区の女性は自宅1階の居間でこたつに座りテレビを見ていたところ、突然、部屋の明かりが消えた。「ゴォー」という轟音(ごうおん)とともに窓ガラスを何枚もの瓦が突き破ってきて、畳に突き刺さったという。すぐに自宅奥に避難。夫婦で身体を寄せ合い、ひたすら過ぎ去るのを待った。

東日本大震災での被害は比較的軽かったが、この竜巻被害は壊滅的だ。

電線にぶら下がるトタン板、散乱したガラス、落下した瓦でフロントガラスが割れた車、ボンネットに車庫の柱が刺さったままの車も…。竜巻とみられる突風が襲った茨城県つくば市北条(ほうじょう)の北条商店街では、約200メートル以上にわたり、電柱が傾き屋根が吹き飛ばされるなどの甚大な被害が出た。商店街の人たちは「東日本大震災での被害は比較的軽かったが、この竜巻被害は壊滅的だ」と肩を落としていた。

大きな音とともに突風が吹いてきて屋根が飛ばされた。

商店街で洋品店を経営する女性は、屋根が吹き飛ばされ、ガラスが散乱した店内を淡々と掃除していた。女性は「家の中で食事をしていたら突然、大きな音とともに突風が吹いてきて屋根が飛ばされ、畳も持ち上がった」と話す。

洗濯機の中にいるような感じになって・・・

商店街近くに住む公務員の男性は「最初、ひょうが降ってきてゴーッと轟音(ごうおん)がしてきた。そのうち洗濯機の中にいるような感じになって、音がすーっと消えていった。慌てて外へ出てみると、商店街の方を見ると屋根がなくなっていた」。

外に出てみると、一瞬、茶色い竜巻が東へ進んでいるのが見えた。

つくば市北条地区の商店街の西端で酒店を経営する男性によると、竜巻の発生前に、雷が鳴りひょうが降り出したという。男性は「雨がやんだと思うと、ザーッという大きな音がした。家族から竜巻が見えるよと言われて家の外に出てみると、一瞬、茶色い竜巻が東へ進んでいるのが見えた」と話した。
酒店のさらに西側に住む主婦は「直径2センチくらいの大きなひょうが降ってきて、珍しいなと思って外へ出たら、南の空が黒くなって、下に白っぽい竜巻が見えた」と話す。

ヘリコプターが飛ぶような大きな音がした。

同地区南西約1キロに住む男性は、ヘリコプターが飛ぶような大きな音がしたため外に出ると、南の方角に紙くずのようなものを巻き上げながら近づいてくる竜巻が見えた。男性宅には被害はなかったが、周囲のちりなどを激しく巻き上げながら、1分間くらいで通過していったという。

富士山を逆さまにしたような大きな茶色のものが迫ってきた。

突風が直撃した場所から東に約100メートルの場所で靴店を営む女性は「ゴオーッという音がして外を見たら、富士山を逆さまにしたような大きな茶色のものが迫ってきた」と証言した。「グルグルと木材や建物の破片のようなものが舞っていた。慌てて店の電動シャッターを閉めようとしたが、停電のため途中で止まってしまい、ガラス戸を閉めて家の中に避難した」と振り返った。

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