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【稚魚は純金より高価!】うなぎが食べられなくなる日【1杯1万円?】

これから夏にかけて鰻を食べたくなるシーズンだが、それを前に鰻の値段が高騰している。その状況についてまとめてみました。

更新日: 2012年05月08日

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CmH2nOnさん

■うなぎの値上がりが凄い!

東京都内の水産市場でのウナギの取引価格は1月時点で1キロ・グラム当たり約4200円。昨年同期の約2400円の1・7倍

東京23区のかば焼きの価格は100グラム当たり970円で、10年前(同489円)の倍になった

1575円だったうな重「並」を1900円に値上げしたが、「これでも赤字ギリギリ」

■原因は「シラスウナギ」の3年連続で不漁なため

稚魚のシラスウナギの漁獲量(推定値)は、2009年は24・7トンだったが、10年は9・2トン、11年は9・5トンと不漁で、今年はさらに深刻

09年は1キロ当たり約38万円だった稚魚の取引価格は、今年に入って宮崎県では250万円で取引されるなど暴騰。

→ 同じ重さの純金より高価

■何故シラスウナギがとれないのか?

○そもそもシラスウナギの生態には謎が多い

従来、ウナギの産卵場所はフィリピン海溝付近の海域とされたが、外洋域の深海ということもあり長年にわたる謎であった。

ウナギは通常、5~8月にグアム島近く、西マリアナ海嶺(かいれい)南端付近の太平洋で産卵し、ふ化した稚魚が年末から年初を中心に日本沿岸に海流に乗って回遊するとされる。

2009年5月22日未明、マリアナ海嶺の南端近くの水深約160メートル、水温が摂氏約26度の海域で、直径約1.6 mmの受精卵とみられるものを発見。

→ 最近の研究でようやく生態が解明されつつある

○回遊行動に変化が発生?

「シラスウナギ」の回遊のピークの時期が、従来の初冬から翌年の初夏に大きくずれ込んでいる

「09年以前の相模川のデータはないが、地元漁師の話でも初夏に大量の稚魚を確認したことはない。これまでの回遊パターンと大きく異なる現象である可能性が高い」

09年12月~10年2月は1~5匹だが、3月に22匹に増加。いったん減った後に増加して6月に最多の62匹が捕れた。同様の傾向は翌年も観察され、11年5月に126匹、6月に152匹とピークを迎えた。

○猟期は初秋~3月まで

県水産政策課によると、今季の漁期は昨年11月22日から今年3月5日までで、これからが最盛期という。

地域によって異なり、3月末までという県もある

○不漁を受けて猟期を延長した県もあったが・・・

鹿児島県は12日、通常3月末までの漁期を1カ月間延長することを決めた。諮問していた県内水面漁場管理委員会が同日了承したため。

記録の残る1970年度以降で最低となる268キロとなったことが2日、県のまとめで分かった。今季は漁期を1カ月延長し、4月末までだったが、期待した成果は得られなかった。

→ 今年の供給不足は避けられない模様

■養殖技術は完成したが・・・

2010年4月、同研究所ではウナギの「完全養殖」に成功したと発表。人工ふ化させて生まれた仔魚をシラスウナギ、さらに成魚にまで育て、そこから卵を生ませて次の世代の「人工ウナギ」をつくりだした

「現段階では、完全養殖できるのは数百匹程度。実際に各地の養殖場で飼育して、ウナギが市場に出るようにするためには億単位の数が必要でしょう」

○その原因は生産率の低さ

シラスウナギまでの生残率は最高で15.1%!

水産庁主催の「シラスウナギ対策会議」 水産総合研究センター資料より

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