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見た目が変わり心配!昨年(15年夏)から中央重賞を勝てない岩田康成騎手

積極的ないイン攻めにこだわりを見せる岩田騎手。ただ今回のようにリスクを犯すだけではなく危害まで。またオーバーアクションは一部の騎手や関係者からは批判も、その騎乗は機種からは一目置かれる存在に。しかし15年夏以降重賞を勝てず不振に陥っており、復活なるか?

更新日: 2016年11月25日

egawomsieteさん

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■岩田騎乗のヌーヴォレコルトが海外重賞初制覇

日本から遠征中のヌーヴォレコルト(牝5、斎藤誠)が鮮やかな差し切りでうれしい海外重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは2分15秒56。

 最内枠からスタートしたヌーヴォレコルトは岩田騎手に導かれ、道中は好位のインでジッと我慢。直線で外に持ち出されると、先に抜け出していたアルルをゴール寸前で見事に差し切った。

 前走BCフィリー&メアターフは11着に敗れていたが、トップハンデを背負った渡米2戦目、来年のBC開催が行われるデルマー競馬場でその力を見せつけた。今後は香港ヴァーズ(G1、芝2400メートル、12月11日=シャティン)に向かう予定。復活したオークス馬には海外G1制覇の期待がかかる

■ヌーヴォレコルト、米G3から香港ヴァーズに挑戦!鞍上は岩田

渡米中のヌーヴォレコルト(牝5=斎藤誠)が米G3レッドカーペットH(24日、デルマー競馬場芝2200メートル)から香港ヴァーズ(12月11日、シャティン芝2400メートル)に向かうことになった。

 斎藤誠師は「21日に香港から招待状をもらった。疲れを残さないように米国から香港へ転戦したい」と語った。両レースとも岩田が騎乗予定。28日に米国から香港へ移動する。米国G1ブリーダーズCフィリー&メアターフ(11着)からの巻き返しが期待される。なお、レッドカーペットHの枠順が確定し、ヌーヴォレコルトは馬番1(ゲート番も)に決まった。

■【室町S】(京都)~ブルドッグボスが人気に応える

京都11Rの室町ステークス(3歳以上オープン、ハンデ、ダート1200m)は1番人気ブルドッグボス(岩田康誠騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分10秒3(良)。1馬身1/4差2着に3番人気エイシンローリン、さらに1馬身3/4差で3着に16番人気キョウエイアシュラが入った。

ブルドッグボスは栗東・西浦勝一厩舎の4歳牡馬で、父ダイワメジャー、母リファールカンヌ(母の父デインヒル)。通算成績は17戦7勝。

~レース後のコメント~
1着 ブルドッグボス(伊藤調教助手)
「以前も東京で輸送を挟んだ連闘で結果を出していたので、心配していませんでした。勝ってくれて良かったです。脚があるから抜け出して来られるのですね。しっかりとした馬です」

■「ただ勝負強さが戻っただけではない」かつての反則王が示した明確な「進化」の足跡

失礼ながら一瞬、「こんな調教師いたか?」と思ってしまった。

 13日に行なわれた秋華賞(G1)出走馬による共同記者会見。トライアルのローズS(G2)で2着したクロコスミアの陣営の会見が始まると、髪を真っ白にした"おじいちゃん"が壇上に。よく見ると主戦の岩田康誠騎手だった。

 昨夏の小倉2歳S(G3)を最後に途絶えたJRA重賞勝利。それまで年間13勝と面白いように重賞を勝ちまくっていた男の勢いが突如として止まってから、もう1年以上が経つ。そして、壇上で淡々とインタビューに応える岩田騎手の様子には、この1年の苦労がにじみ出ているようだった。共同記者会見ながら、相変わらず口数は少ない。

大不振のきっかけは様々な憶測が囁かれているが、レースを勝つために行なった数々の強引な騎乗が岩田騎手に「多くの敵」を作ってしまったという説が最も有力と言われている。しかし、今年の岩田騎手を見ていると確かに強引な騎乗は影を潜めたが、その分ビッグレースで活躍するための"気迫"のようなものまで失ってしまったような気がする。

 だが、気のせいかもしれないが、今回のクロコスミアの共同記者会見では淡々とした受け答えの中にも静かな闘志を感じたような気がした。

 実はゆっくりではあるが、岩田騎手の大舞台での強さは確実に戻りつつある。

今年の6月。これまで一般戦では確実に勝ち星を重ねていたものの、重賞ではかつてを見る影もなく惨敗を繰り返していた岩田騎手だったが、函館スプリントS(G3)ではハナ差の接戦。惜しくも2着に敗れたが、久々に"らしい"騎乗を見せた。

 その後も8月のキーンランドC(G3)をレッツゴードンキで3着するなど、じょじょに調子を取り戻していく岩田騎手。先月9月ではクロコスミアであわやシンハライトを負かす大接戦に持ち込むと、ドリームバレンチノで交流重賞を制覇。先週もアドマイヤデウスで、キタサンブラックをクビ差まで追い詰めている。

 秋のG1シーズンを迎え、いよいよ"悟りの境地"に入ったか。確実に本来の勝負強さを取り戻しつつあるようだが、ただ単に「元に戻ろうとしている」わけではないようだ。

「強引な騎乗が目立った昨年の岩田騎手は大レースこそ勝ちまくっていましたが、危険騎乗の"常習犯"として完全に目を付けられていました。その目安として、騎手がルールに抵触するような行為をした場合に加点される制裁点では、MAXの30点に2度も到達。その都度再教育を受けていました。合計は74点というのは異常な多さ。もしも重賞を勝てなくなった後半も続けていれば、ますます泥沼にハマっていたかもしれません。

 しかし、今年の岩田騎手はまるで憑き物でも落ちたかのように、ここまでわずか12点という本当にクリーンな騎乗。これは武豊騎手や池添謙一騎手、浜中俊騎手や内田博幸騎手といった一流ジョッキーよりも優れた成績です。よくレースで周りを必要以上に気にしている姿を見掛けますし、安全面という意味では人が変わったかのうように大きく『進化』しました。これで以前のような勝負強さが戻ってくれば、岩田騎手は騎手として大きく成長したといえると思います」(競馬記者)

確かに、岩田騎手が重賞を勝てなくなって久しいが、同時に岩田騎手の"罰金話"なども聞かなくなって久しい。

 一時は安全を重視するため、慎重な騎乗にならざるを得なかった岩田騎手だが、最近になって勝負強さを取り戻しつつあるところをみると、ようやく「慎重さ」と「大胆さ」の折り合いが付き始めているのかもしれない。

 重馬場で前に有利な状況だったとはいえ、クロコスミアが世代の中でも抜けた能力を持つシンハライトをハナ差まで追い詰めたことは確かな事実。共同記者会見の席では、本番の京都内回り2000mという舞台に対して「申し分ない」と答えていた主戦の姿が印象的だった。

 無論、簡単な話ではないが、今週の秋華賞だけでなく岩田騎手がこの秋にG1を勝つようなことがあれば、久々に「HOWEVERポーズ」で感情を爆発させた姿を見たい。クリーンな騎乗を取り戻した今の岩田騎手には十分にその資格があるし、ファンも待ち望んでいるはずだ。

■岩田康誠騎手「完全復活」は目前!? 京都大賞典アドマイヤデウスで見せた久々の「積極騎乗」

徐々に、復調の兆しが見えてきた。

 3着と抜群の安定感を誇るキタサンブラック(牡4 栗東・清水厩舎)が2番手から最後の直線で早々と先頭に立ち、余裕の勝利を収めた。着差こそクビであるが、それ以上の強さを感じさせたことはいうまでもない。明らかに一枚格上の競馬を見せていた。

 ただ、力の差は感じさせながらも、そのキタサンブラックに最後まで食い下がったのがアドマイヤデウス(牡5 栗東・橋田厩舎)である。道中3番手でレースを進め、しっかりと上位を確保する堅実な走りを見せたといえる。同じ位置でレースを進めた強豪ラブリーデイに先着した意味は決して小さくはないだろう。

このアドマイヤデウスの鞍上が、ご存知岩田康誠騎手である。長く同馬の主戦を務めているが、久々に岩田騎手らしい積極的なレースを見せてくれた。道中インコースでの折り合いは文句なし、直線ではインに入ったキタサンブラックに進路をカットされるも、道が開けるとラブリーデイとともにグングンと伸びる。それ以上の伸びを見せたキタサンブラックには及ばないものの、ラブリーデイを置き去りにし、楽勝ムードのライバルに最後まで肉迫した、G2での通算成績が「2:1:2:0」と、アドマイヤデウスらしさの見られたレースである。

 岩田騎手がインコースからグングン伸びてくる姿を見たのは非常に久々な印象を受ける。今年、特に夏後半から現在にかけては明らかに消極的な騎乗が続いていた印象もあり、8月27日以来1カ月以上も「JRA未勝利」という状況であった。

しかし、ようやく吹っ切れたのか、この日はアドマイヤデウスでの騎乗だけでなく、京都9Rを1番人気ショコラブランで勝利し、ついに連敗脱出。その勢いに乗っての京都大賞典だったというわけだ。

 今年は、昨年中頃まで面白いように勝利していた重賞も獲得することができず、多くのファンから心配されていた岩田騎手だが、成績を見ても3着内率は3割近くを保っており、まったく仕事をしていないわけではなく、技術の片鱗は店続けている。

 実力自体よりも、積極的なレース運びこそ、岩田騎手のこれまでの代名詞。まずはその騎乗スタイルが戻れば、今後も順調に勝利を重ねられるのではないか......そう感じさせる京都大賞典だった。

■「9月中央未勝利」でいよいよ不調の極致!? 大井・東京盃での「哀愁コメント」がもはや冗談にもならず......

22日、大井競馬場の東京盃(G2)、ドリームバレンチノ(牡9歳 栗東・加用厩舎)の大外一気で久々の重賞勝利を飾った岩田康誠騎手。今月初に「1年間重賞未勝利」という数年前を考えれば信じがたい記録を作ってしまった岩田騎手だが、この勝利をきっかけに復調するのではと見る向きも多いだろう。

ただ、「中央競馬」における岩田騎手の不調ぶりは、ここへきて最悪の状況と指摘する声がある。

「実は岩田騎手、中央で『未勝利』のまま9月を終えてしまいました。地方を含めても勝利は先週の東京盃のみです。今年は年明けから不調不調とささやかれ続けてきましたが、ひと月未勝利というのはありませんでした。8月も3勝でしたし、調子は更に下降線を描いているとしか言えません。地方とはいえ久々に重賞を勝利したことが、復調のきっかけとなればいいのですが......」(競馬記者)

25日の神戸新聞杯では期待の上がり馬カフジプリンスに騎乗した岩田騎手だが、中団後ろに位置したものの直線では詰まりなかなか前に出れず、最後に脚を伸ばしたものの4着と、消化不良なレースになってしまった。ロードカナロアやジェンティルドンナに騎乗していた頃に見せていた積極性はナリを潜めてしまっている。

「最近の岩田騎手が不調というのもあるのでしょうが、馬質は上半期よりさらに下がっている印象で、上位人気になることも少なくなってきました。それでもコンスタントに馬券圏内は確保し3着内率も特段低くはない。腕の確かさには変わりないのでしょうが、あと一歩、詰めの甘い状況になっているようです。中央重賞勝利が1年ない状況ですが、平場まで勝利が遠のくとなると、このままリーディングトップ10もいよいよ危うい状況です」(同)

 東京盃の勝利インタビューで「僕のことは忘れても、ドリームバレンチノのことは忘れないでください」と語っていた岩田騎手だが、このままでは冗談にもならない。東京盃で見せた手綱さばきを、もう一度ファンは見たいと願っているのだが......。

■【南関東競馬】ドリームバレンチノ豪快差し切りV!岩田約1年ぶり重賞制覇

「東京盃・Jpn2」(22日、大井)

 4番人気のドリームバレンチノが直線で豪快に差し切って約1年10カ月ぶりの重賞制覇。しぶとく粘った3番人気コーリンベリーが2着、好位から伸びた7番人気のプラチナグロースが3着に入った。1番人気のダノンレジェンドは厳しい逃げ争いが響いて5着。2番人気のノボバカラも9着に敗れた。また、勝ったドリームバレンチノは「JBCスプリント・Jpn1」(11月3日・川崎)への優先出走権を獲得した。

 とても9歳馬とは思えない。最後の直線で外から一気に突き抜けた古豪ドリームバレンチノが、上がり3F36秒4の末脚を爆発させて快勝。14年10月のJBCスプリント(盛岡)以来の重賞制覇を成し遂げた。さらに鞍上の岩田にとっても重賞勝ちは昨年10月のレディスプレリュード(大井)でのサンビスタ以来。人馬ともにうれしい復活劇となった。

ダノンレジェンドとコーリンベリーが激しい逃げ争いを演じる展開を、中団から追走して脚をためる好判断が光った。「じっくり乗って、この馬のリズムを守っていましたが、強い競馬ができました」と岩田は思惑通りレース内容を振り返った。

 次走はもちろんJBCスプリント。「左回りでもいい結果を残していますから、頑張って仕上げていきたい」と加用師は言葉に力を込める。「重賞の勝ち方を忘れていたので、うれしいですね」と久々のタイトル奪取の喜びをかみしめた岩田。この勢いに乗って、今度はG1を手中に収めるつもりだ。

■【ローズS】逃げたクロコスミアが2着「あそこまでいけば勝ちたかった」と岩田

1番人気に推されたオークス馬シンハライト(池添)が、中団の後ろを追走。直線で外から力強く伸び、逃げ切りを図った11番人気のクロコスミア(岩田)をゴール寸前で鼻差とらえた。勝ち時計は1分46秒7。3着は6番人気のカイザーバル(四位)だった。2番人気の桜花賞馬ジュエラー(Mデムーロ)は11着に敗れた。

 岩田騎手(クロコスミア=2着)「返し馬の感触が良かった。出たなりでと考えていたが、ゲートが良かったからハナへ。うまく運べたんだけどねえ。よく頑張ってくれたけど、あそこまでいけば勝ちたかった」

■岩田康誠騎手、ついに「年間重賞未勝利」......消えた「積極騎乗」と「有力馬集まらず」の悪循環

岩田康誠騎手が、ついに1年間「重賞未勝利」となってしまった。

 3日の札幌2歳Sでアドマイヤウィナーに騎乗した岩田騎手だったが、中団から最後の直線で伸びを見せるも3着。4日日曜の重賞騎乗がなかったため、1年間重賞勝利なし、となってしまった。

最後に勝ったのは昨年の小倉2歳Sだが、勝利馬のシュウジは現在もスプリント路線の有力馬の1頭として活躍。岩田騎手で今年の函館SSをハナ差2着としたが、岩田騎手としてみればここで勝利できなかったことが本当に痛かった。

 昨年まではゴールドシップやアドマイヤデウス、ラブリーデイやウリウリにも騎乗し重賞を勝ちまくっていた岩田騎手。これほど突然勝てなくなるというのもめずらしい話だ。今年もヌーヴォレコルトなどに騎乗しチャンスはあったが、ことごとくチャンスを活かせなかった印象で、運にも見放されているのかもしれない。僅差の2着が多いという点からも、やはり「運」という部分も大きいのではないか。

「運という面もあるでしょうが、やはり以前に見られた、強引と言えるほどの積極性が完全にナリをひそめてしまったのが最大の原因でしょう。闘争心あふれる騎乗は岩田騎手のトレードマークでしたが、一方で『危険だ』と批判も非常に多かっただけに、反省したことでスタイルが変わってしまったのかもしれません。自身が地方から移籍してからがそうだったように、C.ルメール、M.デムーロという2人の外国人騎手が通年で滞在し、クラシック路線のお手馬が行ってしまったことも大きい。複合的な要因があるのでは」(競馬記者)

 2012年にG1競走6勝を挙げた際には「武豊を超える」とまで言われていた岩田騎手だが、今はその雰囲気はどこにもない。唯一の救いは、それでもリーディング7位(55勝)にいることだろうか。

■「1年間未勝利」にリーチ......岩田康誠騎手の停滞する現状を物語るキーンランドCの「1,2着馬」

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