1. まとめトップ
  2. エンタメ・カルチャー

『風の谷のナウシカ』をもっと面白く見るための裏話←【漫画・原作・都市伝説】

5月11日(金)21:00-23:24 日テレ系「金曜ロードSHOW!」で、劇場公開当時のフィルムの質感を再現した新マスターバージョンを使用して、「風の谷のナウシカ」が、放送されました。『風の谷のナウシカ』を観る前に知っておくと100倍面白く観れる裏話をまとめました。

更新日: 2017年08月12日

318 お気に入り 659957 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

「風の谷のナウシカ」は正確に言うと、スタジオジブリ作品ではない。

ナウシカを作ったのは「トップクラフト」という会社でしたが、ナウシカの大ヒットにより「スタジオジブリ」と名前を改めています。

ナウシカの服の色が三回変わる

ナウシカの最初の服は『青色』
ペジテに捕まり、飛行船の中で逃がしてくれる親子が現れ、身代わりになる為に服を着替えナウシカの服の色は『赤色』に
最後にオームの突進を止めるべく現れた時には、服の色は『青色』に、これは子供のオウムが吊り下げられているのを助けるシーンで、子供のオウムを地面におろしてあげるのだけど、王蟲の子(銛を打たれて出血している)が海に入るのを止めようとするときに、オームの子の血液をあびて『青色」に染まってしまいます。(DVDでは1時間42分40秒からのシーン)

「ナウシカ」オームの声は布袋寅泰のギター

2月8日、フォロワーから「好きなジブリ映画をおしえてください!」と聞かれた際に、「ナウシカのオームの鳴き声は僕のギターなんですよ!」とツイートしたもの。続けて「久石譲さんに呼ばれてギターで泣いてくれと頼まれました。ずいぶん昔の話です」と、鳴き声を担当するに至った経緯を説明

ナウシカとクシャナの名前はアナグラムになっている。(Nausicaaの綴りを組み替えるとクシャナCusianaaになる)

ナウシカ誕生の由来

宮崎は、主人公ナウシカのモデルとして日本の古典文学である堤中納言物語に登場する「虫愛づる姫君」を挙げている。名前はギリシア神話に登場する王女ナウシカアに由来する。

フランスの漫画家メビウスの『アルザック』(1975年)には強い影響を受け、宮崎自身メビウスと対談した際に「『ナウシカ』という作品は、明らかにメビウスに影響されつくられたものです」と語っている。

メビウス氏の娘さんの名前は「ナウシカ」。
『フランスを代表するマンガ家、イラストレーターのメビウス氏が来場。吾朗さん、宮崎館主、鈴木プロデューサーが館内を案内した。一緒だったメビウス氏の娘さんの名前はなんと「ナウシカ」。はじめは緊張気味のナウシカちゃんも、ネコバスで大はしゃぎだった。』(出典:「三鷹の森ジブリ美術館」「美術館日誌」(2002年8月1日))

物語設定の背景について

宮崎は風の谷のイメージを「中央アジアの乾燥地帯なんです」と発言し、腐海のモデルはウクライナ、クリミア半島のシュワージュとしている。

ウクライナ、クリミア半島のシュワージュ

辺境の国々の原形として古エフタル王国と言う名前が出てくるが、歴史上の中央アジアの遊牧民にも、言語などが謎に包まれたエフタルと呼ばれる民族が存在した。

宮崎は、この作品を結ぶにあたり影響を受けた事件としてユーゴスラビア内戦を挙げ、「あれだけひどいことをやってきた場所だから、もう飽きているだろうと思ったら、飽きてないんですね」「戦争というのは、正義みたいなものがあっても、ひとたび始めると、どんな戦争でも腐ってゆく」と述べており、これを物語終盤に反映させた。

音楽について

映画化にあたってイメージガールが募集され、後に女優となる安田成美がグランプリを獲得して、松本隆作詞、細野晴臣作曲の『風の谷のナウシカ』を歌った。

同曲は、当初、主題歌となる旨が発表されていたが、本作の内容と楽曲の乖離等の理由によって宮崎と高畑の反対で劇中本編で使用されることはなく、映画プロモーション用のイメージソングとしてEDタイトルに刻まれるに留まった。

挿入歌『ナウシカ・レクイエム』の作曲はジブリ作品でおなじみの久石譲(ひさいし じょう/1950-)。「ラン、ランララランランラン…」という歌声は、当時4歳だった久石の娘、麻衣(まい)さんが担当。

久石さんの娘、麻衣さん

巨神兵について

巨神兵のモデルはナウシカの映画製作当時に精神を病み
夜な夜な奇声を発しながら深夜徘徊を繰り返していた庵野秀明の姿がモデル
オープニングのユラユラ歩いてくる巨神兵の動きは当時の庵野そのものなそうな

『風の谷のナウシカ』で登場する巨神兵は、漢字文化圏で作られた。アニメ制作後のマンガにおける描写ですが、「東亜工房」という漢字らしき文字が見えるコマがあります。なので、正確にはアニメ映画の設定ではありません。

巨神兵は古代人が人工的に作った神

火の七日間後、腐海が世界を覆う前に、人間は毒に対する耐性を持つように作り直された。
これによって、劇中の人類は清浄な空気の中では生きられないようになっており、清浄な空気を吸い込むと血を吐き死んでしまう。腐海により世界が浄化された後には、人間の体を元にもどす必要があるが、これらの知識と技術は、墓の主により守られている。 (出典:Wikipedia)

ナウシカの胸が大きい理由

――ナウシカという少女は、実に魅力的ですよね。
宮崎「ナウシカの胸は大きいでしょう。」
――はい(笑)。
宮崎「あれは自分の子どもに乳を飲ませるだけじゃなくてね、好きな男を抱くためじゃなくてね。
あそこにいる城オジやお婆さんたちが死んでいくときにね、抱きとめてあげるためのね、
そういう胸なんじゃないかと思ってるんです。 だから、でかくなくちゃいけないんですよ」
――ああ………なるほど…(衝撃!)。
宮崎 「その、やっぱりね、胸に抱きしめてあげたときにね、なんか、安心して死ねる、そういう胸じゃなきゃいけないと思ってるんですよ」
――よくわかりました。

(ロマンアルバム「風の谷のナウシカ」収録インタビューより)

『風の谷のナウシカ』には、『Warriors of the Wind(風の戦士たち)』という題になっている改変バージョンが存在しており、1985年に米国のニューヨークのみで短期間劇場公開されている。

低予算映画で知られるロジャー・コーマンが創立したニューワールド・ピクチャーズ社の配給であり、単純明快な勧善懲悪、ヒロイック・ファンタジーを好むと思われた米国市場に合わせるべく、腐海の浄化作用などの設定やナウシカの過去に関する描写は省かれ、日本で116分だった上映時間は95分に短縮された。

「風の谷のナウシカ」には続きがある。

『アニメージュ』1982年2月号にて連載を開始し、映画制作などのため4度の中断期間を挟み、1994年3月号にて完結した。宮崎は映画化の際には原作も終わらせることを考えたが、アニメーション作家として地位を確立した後も執筆を続け、12年かけて完結に導いた。

漫画家の鳥山明はアニメがあまり好きでないが、風の谷のナウシカは14回も見たらしい。

鳥山明はナウシカを見て感動した勢いでドラクエ2のキャラをデザインした
そしてナウシカの服の紋章はロトの紋章に

原画として参加した庵野秀明は、後に作中の登場人物クシャナを主人公にした外伝映画『クシャナ戦記』の監督をしたいと申し出るが、宮崎は「最低のものになる、できるものなら自分でやっている」と却下している。

庵野秀明が企画、ジブリ短編で“巨神兵”が実写化される

『「せっかくなら展示だけではなく、映像も見たいよね」という鈴木氏の一言で、今回の短編映画製作が始動したといい「ちょうどジブリで会議していたから、僕と庵野で宮さん(宮崎監督)に挨拶に行った」(鈴木氏)。庵野は「『うん、いいよ』って即答でしたよね。ただ、ナウシカは出すなって言われました(笑)」と“条件付き”の承諾だったと振り返る。“実写版”巨神兵の造形デザインを手がけるのは、日本が世界に誇るフィギュア造形作家の竹谷隆之。』

1