1. まとめトップ

最多37回目の優勝も…横綱白鵬の悩みは、「ダメ押しぐせ」と「帰化せず親方」

大相撲夏場所は紆余曲折だった横綱白鵬。ピークを過ぎての限界説から休養まで促されながら、踏ん張り優勝争いにまで加わった頑張りは改めて評価されるべき。ただ力の衰えは隠しきれず。

更新日: 2017年03月24日

egawomsieteさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
17 お気に入り 541950 view
お気に入り追加

■心技体の“心”が折れた「大横綱白鵬」の満身創痍に“引退”の声 -

まさか、最初に脱落するのが白鵬だとは…。
 稀勢の里フィーバーで盛り上がる大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)もいよいよ終盤戦。新横綱稀勢の里と関脇高安はともに初日から10連勝(21日現在)と、田子ノ浦部屋の勢いが止まらない。果たして賜杯を抱くのは誰か。連日、熱戦が繰り広げられているが、本命視された白鵬が17年ぶりに出現した4横綱揃い踏みの状態からまさかの第1号の脱落者となり、日本中のファンはどよめいた。
 白鵬が休場したのは5日目。プレッシャーをはね除けて好スタートを切った稀勢の里とは対照的に、初日に続いて4日目の勢戦でもあっけなく敗れて2敗となり、その白鵬らしからぬ負けっぷりが話題になった。そして5日目、右拇指捻挫と右大腿筋群損傷で全治3週間という診断書を提出。実にあっさりと姿を消してしまった。白鵬の休場は去年の秋場所以来、横綱になって3度目だ。

そもそも4横綱時代というのは、先に上がった横綱たちが衰え、それまでのような強さがなくなったために起こる現象だ。そうでなければ、横綱が4人もできるワケがない。このことは、いずれの4横綱時代も短命だったところにも表れている。17年前の曙、貴乃花、若乃花(2代目)、武蔵丸の4横綱時代も、たった5場所しか続かなかった。1場所で終わったこともある。
 今回も長くは続かないであろうことは、序盤戦で見せた日馬富士や鶴竜の不甲斐ない相撲からも想像に難くないが、この休場で白鵬の衰えぶりも予想以上に深刻であることが分かった。
 「場所前は元気そのものでした。稀勢の里らのいる田子ノ浦部屋に出稽古に行き、高安ばかりでなく、稀勢の里とも6番取って4勝2敗と勝ち越して健在ぶりをアピール。師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)も、『まだまだやれるってことが確認できたんじゃないか』と目を細めていました。休場の原因はケガとはいえ、信じられないという顔の親方衆も多かったですね」(大相撲担当記者)

気になるのは、気力の衰えだ。以前は負けると顔を真っ赤にして相手を睨みつけたものだったが、最近は淡々としたもの。
 「(今場所は)仕切っている時から元気がないというか、今までのような闘志が感じられなかった」(藤島審判部副部長=元大関武双山)
 すでにモチベーションの低下は明らかだったのだ。

 優勝も、記録も、できることはすべて達成し、残るは引退だけだが…。
 一人横綱を支え切った時代も孤独な土俵だった。さすがの「大横綱白鵬」も満身創痍に違いない…。不死鳥のごとく蘇って来ることを期待したい。

■白鵬休場 右足親指捻挫に加え右太腿痛も併発…横綱で3度目

横綱・白鵬が16日、右母趾(ぼし)捻挫と右大腿筋群損傷により5日目から休場することが決まった。15日の前頭筆頭・勢との取組で痛めた。この日、大阪市内の病院で3週間の加療が必要と診断され、横綱昇進後では昨年秋場所以来、自身3度目の休場となった。新横綱・稀勢の里は勢を退けて無傷の5連勝。1敗の鶴竜は蒼国来を、2敗の日馬富士は松鳳山を下し、ともに勝利を収めた。

 「最強横綱」の足元が4横綱時代最初の場所でぐらついた。場所前の稽古で痛めた右足裏が取組中に悪化し敗れた初日に続いて、4日目は一方的に押し込まれて2敗目。覇気の感じられない相撲を見せていた白鵬が早くも戦線離脱した。

足裏の痛みに加えて右母趾(足の親指)捻挫は昨年9月の手術部位の再損傷。おまけに右太腿痛まで併発した。師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)は「気持ちを切り替えて、一から出直すしかない」とこの日、姿を見せなかった弟子の胸中を代弁した。

 優勝は全勝した昨年5月の夏場所が最後。賜杯が遠のくのは自身最長を更新して5場所目になった。金星配給数についても、横綱に昇進した07年以降、15年までは多くても年6場所で2個だったが、16年は全休もあり5場所で3個、今年は19日間で既に3個と圧倒的な強さは影を潜めた。急速な衰えを数字が示し、同親方も「実際に足腰は少し衰えていると思う」と認めるしかなかった。

肉体だけでなく気力の衰えも懸念される。先場所中、元・大鵬の話題に及ぶと33度目の優勝を飾った当時を思い起こし「大鵬さんの記録を超えて緩くなった部分がある。無理やり、奮い立たせているというか」と明かした。全盛期のような闘争心は見られず、今場所でも優勝から遠ざかることの、もどかしさを聞かれても「全然ない。目指せ東京五輪(の土俵入り)」と目の前の一番より、3年後を見据えた。

 4日目の一番で審判長を務めた藤島親方(元大関・武双山)が「仕切っている時から元気がないというか、今までのような闘志がなかった」と話したように、周囲の心配する声も年々、増えている。「無理するとどこか痛めるようになってきた」。11日に32歳になった第一人者。土俵を引っ張ってきた男にもう一度、我が世の春は訪れるのか。今、正念場に立たされている。

■白鵬が休場=大相撲春場所

大相撲の横綱白鵬(32)=本名ムンフバト・ダバジャルガル、モンゴル出身、宮城野部屋=が春場所5日目の16日から休場を届け出た。

■白鵬 早くも2敗目、勢の寄りに粘れず 思わずぼやき「荒れる春場所やな」

大相撲春場所4日目が15日、エディオンアリーナ大阪で行われ、横綱・白鵬が早くも2敗目を喫した。勢に一方的に押し込まれ早々と俵に詰められた。粘れず寄り倒されたが、勢もバランスを崩して微妙な決着となった。それでも軍配は覆らず「荒れる春場所やな」とぼやいた。

 4横綱で全勝は結びの一番で蒼国来を下した稀勢の里だけ。日馬富士と白鵬が2勝2敗、鶴竜は琴奨菊に敗れて3勝1敗となった。

■白鵬“絶口調”豪風寄り切り「投げようと思ったけど37歳だったな」

白鵬が幕内最年長の豪風を慌てずにさばいた。身長が20センチ以上低い相手に下から入られてもろ差しを許したが、すぐに突き放して左上手をとると、じわじわと圧力をかけ土俵際で慎重に腰を落として寄り切り。「引っ張り込んで一瞬投げようと思ったけど、37歳だったなと」。

 これで豪風戦20連勝で口も滑らかだった。場所前の稽古で右足の裏の皮がめくれて万全ではないが、2連勝と調子を上げてきた。

■白鵬 右足にテーピング3重巻き初白星!26年ぶり4横綱安泰

5場所ぶりの優勝を狙う横綱・白鵬が万全の内容で初白星を挙げた。右足の痛みをこらえながら、右四つで蒼国来を寄り切った。新横綱・稀勢の里は正代を下して2連勝。初勝利となった日馬富士に続き、結びの一番で鶴竜も勝ち、1991年の初場所初日以来、26年ぶりの4横綱安泰となった。

痛みをこらえ、前に出た。白鵬はすぐさま左上手を取って得意の右四つに持ち込むと、圧力をかけながら落ち着いて蒼国来を寄り切った。4横綱時代の初日は黒星だった第一人者だが、13日は相手を寄せつけず満員の館内で存在をアピールした。1勝で気持ちが切り替わるかを聞かれると「そんな感じだね」と応じ、口元を引き締めた。

 右足に巻いた分厚いテーピング。8日の田子ノ浦部屋での出稽古で足の裏がすれて皮がめくれ上がった。9日になり「足が削れ過ぎた」と不安を口にしたが、迷った結果、初日はテーピングをせずに臨むと取組中にかさぶたが裂けて悪化。13日の朝稽古は休養し、消毒をしてテーピングは3重巻きにした。「巻いていることで心の安定がある」と集中した。

昨年春場所は初日黒星からの14連勝で36度目の優勝を飾った。横綱は「今日の方が痛い」と患部の不安を口にしたが、1年前の再現を思わせるスタートに宮城野親方(元幕内・竹葉山)は「(足は)大丈夫だと思う。去年は初日負けて14連勝しているから」と心配ご無用と言わんばかり。「帰りの顔も気合が入っていた」とスイッチの入った弟子の心を感じ取った。

 11日に32歳となった大横綱は「歴代の横綱も31〜32歳で力士としての活躍が終わっている」と話し、自らも「無理するとどこか痛める」と吐露した。今は稽古前には四股やストレッチなど基礎運動に入念に時間をかけ稽古量も減らしている。その分、都内の宮城野部屋近くに場所を確保。機材を持ち込み自分専用のジムを設け、筋力トレーニングをこなすなど自分なりの調整をしている。

 右足の痛みと闘う15日間となりそうだが、その中で5場所ぶり優勝となれば06年から12年連続優勝となり、大鵬に並んでトップとなる。「4人で引っ張っていく」。そう宣言した4横綱時代。第一人者の意地を見せる。

■白鵬 まさかの黒星発進 右足裏が取組中に悪化「削れた」

結びの一番に波乱が待っていた。5場所ぶりの優勝を狙う横綱・白鵬は先場所初日に圧倒した小結・正代と対戦。通算2戦2勝と相性のいい相手だったが、8日に田子ノ浦部屋へ出稽古した際、高安との取組中に右足の裏がすれて「削れた」と表現するほど患部に不安が残っていた。テーピングをせずに土俵に上がると取組中に悪化。黒星につながり、「(正代が)いい相撲を取った」と若い力を認めつつも顔をゆがめた。

 4横綱時代を迎え「4人で引っ張っていきたい」と意気込み、先場所負けた稀勢の里と高安を目当てに出稽古したが、右足の裏を痛めるなど裏目に出てしまった。ただ、昨年の春場所は初日黒星から巻き返して14勝1敗で賜杯を抱いている。第一人者は「まだまだ」と気持ちを切り替えた。

■左差し切れず逆転負け「強い大関が優勝しましたね」

土俵下に転げ落ちた白鵬は手を突いてゆっくりと立ち上がった。既に賜杯は大関の手に渡っていたとはいえ、37度優勝した意地が横綱にはある。瞬時に土俵際まで追い詰めながら踏ん張られ、土壇場で逆転された屈辱の黒星に、ただただ苦笑いするしかなかった。

立ち合いのパワーで上回ったところまでは良かったが左を差し切れず、「軽い」と感じた175キロの巨体は「土俵際で強かった」という。詰めの甘さに足をすくわれ、左半身を強く叩き付けられた。「強い大関が優勝しましたね」。土俵に戻り勝者とすれ違ったその背中は、これまでの強い横綱の姿ではなかった。

 支度部屋でモニターに映る表彰式に何度も目をやり、やり場のない気持ちを笑顔で押し殺した。来場所、稀勢の里へリベンジしたい気持ちを聞かれると「来場所じゃなくて、今年いい相撲を取っていきたい」と残る場所全てで勝利する覚悟がにじんでいた。

■白鵬「強い大関がいてよかった」稀勢を素直に賞賛…V阻み続けた壁ついに崩れた

「大相撲初場所・14日目」(21日、両国国技館)

 千秋楽での優勝決定戦に持ち込めなかった。貴ノ岩に寄り切られた白鵬は、稀勢の里について「強い大関がいてよかった。おめでとうですね」と、素直にたたえた。

稀勢の里が勝ち、38度目の優勝には勝つしかなかった。だが、初顔合わせの貴ノ岩に立ち合いから上手を取れず、ズルズルと土俵際へ。たまらず突き落としも繰り出すも、土俵を割った。

 迫力を欠いた一番を「見ていく感じでしたけど、ちょっと差しきれなかったかな」と振り返った。千秋楽の直接対決を待たずに初優勝を許し、「本人(稀勢の里)も私自身も千秋楽というのがありましたけど、それができなくなったからね。明日はいい相撲を取るだけ」と淡々と話した。

これまで稀勢の里と優勝争いをことごとく制してきた。昨年の夏場所13日目では、綱とりの稀勢の里に対して、あえて相手得意の左四つに組んで下す貫禄を示した。

 さらに、千秋楽翌日の一夜明け会見では、勝負どころで勝ちきれない稀勢の里について「運をつかむのは一つの努力じゃダメ!!彼自身が戦っていない訳じゃないですか?」と指摘した。そして、力士会の面々が歌う日本相撲協会の公式ソング「ハッキヨイ!大相撲ひよの山かぞえ歌」のビデオを例に挙げ、「みんなが歌っていたでしょ?彼は立っているだけ。そういったものから直していかないと」と苦言を呈した。

 4場所連続で賜杯を逃したが、千秋楽は結びで直接対決が待っている。最後に綱の威厳を示したい。

■横綱の余裕「千秋楽までいったら壁になりたい」稀勢と一騎打ち

白鵬は鮮やかな下手出し投げで2敗を死守した。「立ち合いが良かった」と琴奨菊に激しくぶつかって押し込んだが、反撃に出た大関に土俵中央まで戻された。圧力を受け止めながら、鋭く体を切ると琴奨菊はたまらず体を泳がせ勝負は決まった。首位の稀勢の里を1差で追い「(星を)落とせない」との気持ちが動きを硬くしたというが、そこは百戦錬磨の横綱。重圧を感じさせない冷静さで琴奨菊を退けた。

 勝負は稀勢の里との一騎打ちの様相だが、20日の朝稽古後には「千秋楽までいったら壁になりたいね。見ている方はもう一番を見たいだろうし」と余裕の表情で語った。14日目も両者が白星を飾れば、決戦は千秋楽に持ち越される。優勝決定戦の可能性もあるだけに「そんな気持ちでいきたいね」と不敵な笑みを浮かべ「落とせないというのと、失うものがないという気楽さはありますけどね」と続けた。

■白鵬2敗キープ 単独トップ稀勢の里に1差ピタリ 平幕の2敗消える

1 2 3 4 5 ... 50 51





時事系のメルマガを08年から配信と(平日刊)。他に競馬(週3回)のメルマガを配信しています。他では自閉症の息子関連ブログなど



  • 話題の動画をまとめよう