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最多38回目の優勝も…横綱白鵬の悩みは、「ダメ押しぐせ」と「帰化せず親方」

大相撲夏場所は紆余曲折だった横綱白鵬。ピークを過ぎての限界説から休養まで促されながら、踏ん張り優勝争いにまで加わった頑張りは改めて評価されるべき。ただ力の衰えは隠しきれず。

更新日: 2017年07月21日

egawomsieteさん

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■白鵬が高安を破り前人未到の通算1048勝「満足しています」

東横綱・白鵬(32)=宮城野=が、新大関・高安(27)=田子ノ浦=を押し倒しで下し通算勝ち星が1048勝の新記録を達成した。12日目(20日)に魁皇(元大関、現浅香山親方)と並ぶ歴代最多タイの1047勝を挙げているが、それを抜いて単独の最多記録となった。

 花束を受け取り家族と花道で笑顔を交わした白鵬は、インタビュールームで「満足しています。硬くはなかったんですけど、ちょっと安心したというのがありましたね。相撲は奥が深い。秋場所じゃなくて名古屋場所で応援してくれる人の前で決めることができて良かったですね」とコメントした。

9日目(17日)に輝をはたき込み、千代の富士と並ぶ歴代2位の1045勝に到達。10日目(18日)に千代翔馬を寄り切り、千代の富士の記録を抜いて歴代単独2位の1046勝となった。11日目(19日)は新関脇・御嶽海に寄り切られ、足踏みとなったが、関脇・玉鷲を寄り切りで下し、魁皇の1047勝に並んだ。そして、前人未到の新記録1048勝を達成した。

 今場所はあと2日あり、さらに記録を更新できるか。14日目は大関・豪栄道、千秋楽は横綱・日馬富士と対戦する。白鵬は最短で14日目に39回目の優勝の可能性がある。

■白鵬、日本国籍取得の意向 将来「白鵬親方」誕生へ

<大相撲名古屋場所>◇12日目◇20日◇愛知県体育館

 横綱白鵬(32=宮城野)が、将来的に日本国籍を取得する考えを持っていることが、関係者の話で分かった。時期、詳細は不明だが、日本国籍を取得できれば、引退後は親方として日本相撲協会に残る見通しが立つ。

この日の玉鷲戦で、白鵬は通算1047勝を達成した。歴代1位の魁皇(現浅香山親方)に並ぶなど実績は十分。年寄名跡を取得するためには、(1)最高位が小結以上(2)幕内通算20場所以上(3)関取通算30場所以上-のいずれかの満たさないといけないが、白鵬はどれもクリアしている。唯一、「日本国籍を有する者」という条件だけは、満たしていなかった。

すでに史上1位となる38回の幕内優勝を果たしており、日本国籍を取得できれば、「一代年寄」が贈られる見通し。著しい功績があった横綱だけに与えられるもので、現役時代のしこ名のまま「白鵬親方」として弟子を指導することになる。

 白鵬はすでに、幕内石浦、十両山口、序二段炎鵬を“内弟子”として入門させている。かねて、独立して部屋を持ちたい意向は示していた。

 白鵬は2007年2月に徳島県出身の紗代子さんと結婚し、4人の子供を授かっている。日本国籍取得の手続きを進めれば、受理されるまで時間はかからないともみられている。

■白鵬 御嶽海にまさかの黒星 歴代最多勝タイは持ち越し

大相撲名古屋場所は19日、愛知県体育館で11日目を迎えた。元大関・魁皇に並ぶ歴代最多1047勝に王手をかけていた横綱・白鵬が関脇の御嶽海に敗れ、今場所初黒星を喫した。

 白鵬は夏場所初日から続いていた連勝が25でストップ。大記録達成を前に久々の足踏みとなった。御嶽海は8勝目。初の関脇在位の場所で勝ち越しを決めた。

 優勝争いでは1敗で追っていた前頭八枚目・碧山が錦木に敗れたため、白鵬の単独首位は変わらず。平幕の阿武咲、碧山の2人が2敗で1敗の白鵬を追う展開となった。

 注目を集める新大関の高安は玉鷲に敗れ3敗目。横綱の日馬富士は千代翔馬を圧倒して8勝目。連日、相撲ファンを沸かしている宇良は怪我の影響か、大関・豪栄道にあっさりと敗れた。

■白鵬 天国のウルフに並んだ「“よくやった”頂けるかな」

横綱・白鵬が天国のウルフに並んだ。初顔の輝をはたき込みで土俵に沈め、全勝をキープ。元横綱・千代の富士(先代九重親方)に並ぶ史上2位の通算1045勝目を挙げ、元大関・魁皇(浅香山親方)の最多1047勝まで残り2とした。宇良は日馬富士をとったりで下し、初土俵から史上2位タイのスピード金星を挙げた。

花道で花束を受け取り戻った支度部屋。白鵬は関係者が準備していた「HAKUHO―METER2」を渡された。通算1000勝を達成した昨年九州場所以来の登場となったパネルには、1045の脇に千代の富士と自身の写真が並んだ。今場所無傷でウルフと呼ばれた大横綱と肩を並べ「早々と達成できてホッとしています。(パネルは)初日からやれよ」とご機嫌だった。

 入門時は68キロと体が小さく、体格の似た千代の富士の取組を見て研究を重ねた。現在の右四つの原点で「前みつは千代の富士から盗んだ」と言い切る。大先輩の最後の白星を聞かれ「寄り切り」と即答できるほど熱心に学んできた。輝との一番には「昔ながらの千代の富士に近い立ち合いをしました。上手取れなかったけど」と苦笑い。再現を狙うほど余裕たっぷりで、若手の壁となった。

場所前には九重部屋を訪問。「この部屋に来て、汗を流すことに一つの意味があるのかなと思う」と感慨に浸った。10年に53連勝の記録に並んだ際には花道で待ち受けていた先代九重親方から「おめでとう。まだまだあるからね」と祝福された。親方は昨年7月に膵臓(すいぞう)がんで他界したが「“よくやった。(最多勝更新は)あと3つ”という言葉を頂けるのかな」と心を通わせた。

 20年要した千代の富士に対し、白鵬は16年で記録到達。「1045は毎場所、優勝しても10年かかる。とんでもないことだと入門した時に思った」と言うが、その裏には稽古前に30分以上も取り組むストレッチなど真摯(しんし)な姿勢がある。この日の朝稽古後にはファンがばんそうこうに「大記録に向かって頑張ってください。ケガをしないように祈っています」と記した“お守り”を渡された。元大関・魁皇の史上最多1047勝まで残り2勝。だがそれも、白鵬にとっては通過点でしかない。

■宇良 横綱初挑戦は黒星も館内沸かせる 白鵬「宇良を裏返した」

大相撲名古屋場所は16日、愛知県体育館で中日(8日目)を迎えた。全勝の横綱・白鵬が平幕の宇良をすくい投げで下して初日から8連勝。横綱初挑戦の宇良は粘りを見せたが、最後は大横綱の圧力に屈した。

 白鵬は立ち合いで左に動き、潜り込もうとする相手を突き放した。最後は強引に飛び込んできた相手をつかまえて体を起こし、すくい投げ。天井を向く形で倒れ込んだ宇良に覆い被さると、“業師”の鼻から鮮血が垂れ流れた。

取組後、宇良は「オーラがすごかった。自分の力は出せたと思う」と回顧。内に潜り込もうと、低い立ち合いを見せたが22連勝中の横綱には通じず「(横綱は)強かった」と苦笑いした。それでもスピード感がある攻防に館内からは、この日最大の歓声があがった。

 注目の一番に「期待に応えられるように」と力を込めていた横綱・白鵬は「宇良を裏返した」とにんまり。「壁になれてよかった」と満足そうに取組を振り返り、「ああいうタイプは初めて。お客さん満足したんじゃない」。7歳したのテクニシャンに関しては「(柔らかさ)あったね。いいものがある」と絶賛した。

■勢を瞬殺、最多勝利あと4 宇良との初対決に意気込み

白鵬が勢をわずか1秒8で沈め、全勝をキープ。元大関・魁皇の持つ史上最多1047勝にあと4勝とした。

 1年前の名古屋場所の対戦で右足親指を痛めた因縁の相手。「それなりに頭にあります」とリベンジを期した一番は、出てくる相手を左に動いてかわし、最後に突き落とした。「柔軟性がありますね」と状態の良さをアピール。16日の中日は宇良との初対決だが「(ファンの期待に)応えたいと思います」と意気込んだ。

■白鵬、横綱の責任説く「万全で出るのが基本常識」

初土俵から17年、大きな故障もなく、通算最多1047勝を視界にとらえた名古屋場所。先輩横綱として、白鵬が威厳を示した。朝稽古の後、稀勢の里の休場について触れた。「けがだからね。本人にしか分からない」と前置きした上で“横綱道”を説いた。

 「無理して出て(休場して)ファンが喜ぶかといったら違う。万全の状態で出るのが基本であり、常識だと思います。気持ちはよく分かるけどね」。慎重に言葉を選びながらも、端々に「最高位の責任」をにじませた。

 稀勢の里は出場することで横綱の責任を全うしようと考えた。完治していない左上腕部を抱えての相撲が土俵下への転落、左足首の負傷につながり、2場所続けて途中休場につながった。白鵬の考え方は違う。横綱は何度休場しても番付が落ちない特権がある。休んで体調を万全にして土俵に上がり、結果が伴わなければ潔く引退する。そんな宿命を背負っているからこそ、権威がある。大横綱の言葉には説得力があった。

横綱在位は歴代2位の60場所。「日頃の積み重ね」と場所中も毎朝、最低1時間は四股など基本動作を反復する。夜の外出前も30分、四股を踏んで体を維持してきた。今年の春場所は5日目から休場したが、夏場所は全勝優勝。10年間も最高位に君臨している。

 6日目は初顔の新鋭、北勝富士の当たりを受け止め、2秒2で送り出して大記録まであと5勝。17年ぶりに4横綱3大関がそろった今場所は早くも2横綱1大関が休場したが、土俵を盛り上げている。八角理事長(元横綱・北勝海)は「こういう場所でも白鵬はきっちり責任を果たしている」と絶賛した。稀勢の里との横綱対決は3場所続けて持ち越し。白鵬は「いずれあるでしょう」と余裕をうかがわせた。

【大相撲名古屋場所】審判部が“物言い” 白鵬の挑発横綱としてどうなのか

大相撲名古屋場所4日目(12日、愛知県体育館)、V39を目指す横綱白鵬(32=宮城野)が幕内貴景勝(20=貴乃花)を寄り切って初日から4連勝。通算1040勝目を挙げて、元大関魁皇(現浅香山親方)が打ち立てた最多勝利記録まであと7勝となった。一方で、この日の取組で見せた挑発的な行動が角界内で波紋を広げることに。審判部からは横綱にふさわしくない相撲として“物言い”がつけられた。

白鵬が初顔の貴景勝を一蹴して全勝を守った。立ち合いの直後は激しい張り手の応酬。その後は互いに動きを止めて相手と見合う格好となった。ここで白鵬は意外な行動に出る。ぶつかり稽古のように両手を広げながら「来い!」と言って相手を挑発。本場所の土俵では前代未聞の光景に館内が騒然となるなか、白鵬は飛び込んできた貴景勝をガッチリ組み止めて寄り切った。

 取組後は「間がありましたから。攻めるより受けようと切り替えた。あとはつかんで出るだけ。余裕があるから勝つ」と貫禄を漂わせたが…。取組中に白鵬が見せた挑発的な行動の反響は大きかった。

 審判部副部長の山科親方(63=元小結大錦)は「胸を出して『来い!』というのはね。あれはやりすぎだろう。横綱としてどうなのか。一つ間違えて相手に持っていかれたらどうするんだ」とぴしゃり。横綱としての振る舞いに“物言い”をつけたのだ。

本場所の土俵は一対一の真剣勝負。初顔の平幕が相手とはいえ、勝負に対しては常に全力を尽くすことが横綱の務めだ。まして、本場所の取組中に相手を見下ろすような行動を取ることなどあり得ない。万が一にでも負けるようなことがあれば、綱の権威が一気に失墜しかねない。

 一昨年の九州場所に、当時は関脇だった格下の幕内栃煌山(30=春日野)を相手に猫だましを食らわせて批判を受けたことにも重なって見える。しかも白鵬は優勝38回、通算勝利1040勝の大横綱だけに、余計に波紋を呼ぶことになった。

 ただ、今回の取組に限れば白鵬だけに非があるわけではないようだ。山科親方は貴景勝に対しても「もっと向かっていかなきゃ。相手は横綱。見ている間に手とか出さないと。挑戦者なんだから」と注文をつけることも忘れなかった。

白鵬、盤石の5連勝!立ち合いで左に変化「体が動いている」

白鵬が嘉風との全勝対決を制した。動き回る相手を警戒し、立ち合いで左に変化。「当たって上手を取りにいった。肩越しから取った。引っ張り込んで」。まわしをつかんで動きを止めて、背中を向けた35歳を送り出した。

 元大関・魁皇の持つ史上最多1047勝にはあと6勝で、20連勝中。立ち合いで見せる引き出しの多さが際立っている。無傷で序盤戦を終え「体が動いているんじゃないかな」と余裕を見せた。

まるでボクシング 白鵬が両手を広げて“挑発ポーズ”

横綱白鵬が貴景勝を寄り切って、4連勝を飾った。この取り組みの最中に両者の足が止まり、白鵬がボクシングさながらの“挑発ポーズ”を取る珍しいシーンが起こった。

 立ち合いで白鵬が右からかち上げると、貴景勝との激しい突っ張り合いとなった。ところが、途中から、両者の動きが鈍ると、その後、完全に動きが止まり、お見合い状態に…。ここで、白鵬が、“さあかかってこい”と言わんばかり両手を広げて挑発。貴景勝が飛び込んできたところをガッチリと捕まえ、そのまま寄り切った。

 白鵬は無傷の4連勝で、通算1040勝目を挙げた。

■藤井四段、白鵬と握手大喜び「達心志」揮毫扇子贈る

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