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【国民総ニート】失業率90%のヤバすぎる楽園、ナウル共和国

働くことの大切さを、身をもって僕たちに教えてくれている国です。

更新日: 2012年05月22日

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51-51さん

昨今、ギリシャが破綻しそうでヤバい、スペインの失業率が酷い、PIIGSが云々…などとさまざまな国の経済危機が叫ばれ続けていますが、実はそんな国々をはるか後方に置き去りにしてしまうレベルの、世界の歴史に残る破綻国家がこの地球上に存在しているのです。

そう、その名は…

ナウル共和国

南太平洋に浮かぶ小さな島国。

面積:21平方キロメートル
バチカン市国、モナコ公国に次いで世界で三番目に狭い。
(参考:東京都の面積=2187平方キロメートル)

人口:9322人(2011年)
バチカン市国、ツバルに次いで世界で三番目に少ない。
(参考:東京都の人口=1320万人)

国民のほとんどが無職

失業率は実に90%。そして、残り10%のうち95%は公務員

もはや働いていない方が「正常」とみなせるレベルの数字。

アメリカ国務省によると、公務員以外の労働者は僅か300人。

現在は島内の雇用については失業率が90%に達するとされ、2007年に日本テレビの『世界の果てまでイッテQ!』の取材班が訪れた際には、日中の街中を無為にうろつき回る多数の島民の姿が映し出されていた

国民全員がリアルにこの状態。

どうしてみんな働かないの?

ナウルという国は、サンゴ礁の上に何百万年もの間にわたって海鳥のフンが堆積してできた島でした。
その海鳥のフンは長い年月の間にやがて良質なリン鉱石へと変質しました。
そのリン鉱石を採掘し、海外へ輸出することによって、ナウルは莫大な富を得ることになったのです。

化学肥料の原料をはじめ、さまざまな用途に使用される

リン鉱石の輸出によってナウルがどれぐらい裕福になったかというと…

・税金無し
・教育、病院、電気代は無料
・結婚した人には政府から新居が提供される
・飛行機をチャーターして海外にショッピングに行く人も
・自炊なんてしない。缶詰やミネラルウォーターを買う。もしくは、外国人経営のレストランに行く
・徒歩で出かける人もまばら。移動手段は車かバイク
・リン鉱石の採掘作業も他国からの出稼ぎ労働者に。働いているのは、国会議員と政府の役人だけ(100名足らず)
・1980年代には国民一人当たりのGNPがアメリカ以上、日本の倍に
・全世代に年金を支給

そりゃ誰も働かんわ。

国民が労働しなくなったため、肥満も加速。

1968年のイギリスからの独立以降、1990年代まで、ナウルはまさに地上の楽園として繁栄を謳歌します。
ところが2000年代に入ると・・・

リン鉱石が枯渇する

最盛期には年間200万トンの鉱石を輸出していたナウルも資源の枯渇が進み、2002年時点で数万トン、2004年時点で数千トン規模にまで採掘量は減少した。

リン鉱石は島の真ん中に集まっていたが、リン鉱石が掘り尽くされた今、ナウルの8割の地表はめちゃくちゃだ。かつては森で覆われていた地表は、石灰石が転がる灰色の大地になってしまった。

CIAによると、ナウルの耕作地は0%

リン鉱石が枯渇し、後に残ったのは農業もできない荒廃した土地のみ。

リンに頼らない収入を確保しようとするも…

海外からの資金流入と国際金融業の参入を狙って、ほぼすべての規制を廃したが、マネーロンダリングの抜け穴になることを理由としてアメリカ合衆国から批判を浴び、頓挫した。

アフガニスタン難民を受け入れる事と引き換えにオーストラリアから援助を受け取る事にした。が、難民は国民の2割程度まで増加。政局は混乱し、難民の管理どころでは無くなり、難民たちから「オーストラリアの方がいい!」と言われる始末。当然のようにこれも失敗した。

リン鉱石枯渇を見越して、その利益を他の事業に振り分ける開発グループが存在したが、ハワイやメルボルンにホテル建設などを行なうものの、こちらも外国人任せの経営で利益は出ず、失敗に終わっている。

世界一裕福だった国から一気に最貧国へ転落。そしてついには国家としてありえないこんな事態にまで…

国ごと消息不明になる

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