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ICDとDSM

更新日: 2012年10月09日

twcritiqueさん

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何の略?

疾病及び関連保健問題の国際統計分類(しっぺいおよびかんれんほけんもんだいのこくさいとうけいぶんるい。International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)

死因や疾病の国際的な統計基準として世界保健機関 (WHO) によって公表された分類。略称はICD。死因や疾病の統計などに関する情報の国際的な比較や、医療機関における診療記録の管理などに活用されている。

ICD WHOが公表元々は死因分類

精神医学の領域においてICD-10は、アメリカ合衆国精神医学会の定めた『精神障害の診断と統計の手引き』第四版 (DSM-IV) と並び、代表的な診断基準の一つとして使用されている

現在の最新版は、1990年の第43回世界保健総会で採択された第10版で、ICD-10 として知られる。ICD-10では、分類はアルファベットと数字により符号されており、最初のアルファベットが全21章から成る大分類(Uを除く)、続く数字が中分類を表している。また、ICD-10は後に2007年版として改定が行なわれている[1]。

CDは当初、第1回国際死因分類として1900年に国際統計協会により制定され、以降10年毎に見直しがされている。第7版からは死因だけでなく疾病の分類が加えられ、医療機関における医療記録の管理に使用されるようになった。

DSMを定めている機関は

精神障害の診断と統計の手引き(せいしんしょうがいのしんだんととうけいのてびき、Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders、DSM)は、精神疾患に関するガイドライン。精神科医が患者の精神医学的問題を診断する際の指針を示すためにアメリカ精神医学会が定めたもので、世界保健機関による疾病及び関連保健問題の国際統計分類とともに、世界各国で用いられている[1]。

DSMは、精神医学の方面で革命的なアプローチをもたらしたものとして知られている。普及した理由は、

病因論などに余り踏み込まずに精神症状のみを論理的推察と統計学的要素を取り入れ分類した事で、
診断基準が明確になり、今まで医師の主観的な傾向にあった精神疾患の判断に対して、客観的な判断を下せる様になり、
医療スタッフ側の意見や伎倆の差異による診断の違いが最小限となった

事にある。

DSMにおいては、各疾患についてA・B・Cの診断基準が示され、「AからCの全てが当てはまる場合」その精神疾患であると診断される。

重要な事は、研修を受けていない人にDSM-IVが機械的に用いられてはならない事である。DSM-IVに取り入れられた各診断基準は指針として用いられるが、それは臨床的判断によって生かされるものであり、料理の本のように使われるものではない。」と書かれており、非専門家による使用を禁じている。

なお、診断基準にDSMではなく、ICD-10を採用している病院もある。

DSM-IVには、16個の障害(Disorder)の概念が含まれている。

通常、幼児期、小児期、または青年期に初めて診断される障害(Disorders Usually First Diagnosed in Infancy, Childhood, or Adolescence)
せん妄、痴呆、健忘性障害、および他の認知障害(Delirium, Dementia, and Amnestic and Other Cognitive Disorders)
一般身体疾患による精神疾患(Mental Disorders Due to General Medical Condition)
物質関連障害(Substance-Related Disorders)
統合失調症および他の精神病性障害(Schizophrenia and Other Psychotic Disorders)
気分障害(Mood Disorders)
不安障害(Anxiety Disorders)
身体表現性障害(Somatoform Disorders)
虚偽性障害(Factitious Disorders)
解離性障害(Dissociative Disorders)
性障害および性同一性障害(Sexual and Gender Identity Disorders)
摂食障害(Eating Disorders)
睡眠障害(Sleep Disorders)
他のどこにも分類されない衝動制御の障害(Impulse-Control Disorders Not Elsewhere Classified)
適応障害(Adjustment Disorders)
パーソナリティ障害(Personality Disorders)

DSM批判

あくまでも症状、あるいは患者との問診で診断が行われているため、例えば手引きを読んで症状を偽られる詐病との区別がつかないと言う意味では科学的な根拠は無いと批判が存在する。

DSM-IVには347の病名があるが、病名及びその病名の症状はアメリカ精神医学会の委員の挙手による多数決によって決められている、権威のある“曖昧なマニュアル”であるとの批判がある

DSMと新たな差別

また近代精神分析学や近代精神医学が分類・診断を始めたことで、それまでは個性や属性の一つと捉えられていたものが、疾病や障害や症状とされ、治療の対象にされるようになるなど、人間の世界に新たな差別が持ち込まれることとなった

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