ドイツ語で歌われる神々の物語と言えば、誰もがワーグナーの「ニーベルングの指輪」を思い浮かべるだろう。聴きながらどうしても指輪と比べてしまった。

最も大きな違いは、物語の論理性の有無だ。西洋ゲルマン人の神話に基づく「指輪」は、起こる事件のすべてに論理的理由がある。ヴォータンが自分で指輪に手を出せないことも、ジークムントを見殺しにしなければならないことも、最愛のブリュンヒルデを火の山に閉じ込めて眠らせねばならないことも、全て確固とした理由があり、それが延々としかも論理的に語られる。そこに物語の説得力が生まれ、神々の心情と掟との相

出典NadegataPapaのクラシック音楽試聴記 : 黛敏郎「古事記」大友直人…

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プレミアムシアター歌劇「古事記」黛敏郎

チャンネル:BSプレミアム放送日: 2012年3月10日(土)

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