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未来工業とは?

電気設備資材、給排水設備およびガス設備資材の製造販売を行う会社。
株式会社。創業者・山田昭男が現在でも相談役を務める。
市場情報
名証2部 7931
本社所在地 〒503-0295
岐阜県安八郡輪之内町楡俣1695-1
設立 1965年8月17日
事業内容 電線管類・附属品、配線ボックス類、他電材、管材、他
代表者 瀧川克弘(代表取締役社長)
資本金 70億6786万円

日本一、社員が「幸せな会社」のポイント

大手も敵わぬトップ商品を連発、仕事のノルマもなければタイムカードも残業もなし。休日数は日本一と言われる、社員にとって理想郷の会社。

真っ暗な玄関。
こまめに消すためにつけられた紐つきの蛍光灯。
ドアノブなしでも開け閉めできるようにわざわざ改造したドア。

従業員は8時30分に出社し、16時45分には退社していく。
1日の労働時間は7時間15分、法定の8時間よりも短い。

「報告、連絡、相談(ホウレンソウ)」を禁止することで、躍進を果たしている会社がある。
トップが知らない間に工場や営業所が開設されていたという逸話。

「クイズに全問正解したら1年間有給」
未来工業が5年に1度、会社が1億円以上を出費して全員で海外旅行に行くのですが、あらかじめ出題されている50の問題に正解したら、その社員が1年間の有給をもらえるというもの。

営業のノルマ、残業は一切禁止、定年は70歳、年間の休暇は有給休暇を除いても140日。
しかも全員が正社員。
65歳の平社員の平均年収が約700万円とか、育児休暇3年(何度でも)

携帯電話も持たせないという徹底ぶりだ。
営業成績も求めないから当然成果主義は採用せず、働かなくても給料が出る、今どき“珍しい”年功序列型。

改善提案は、採用不採用に関わらず、全て1件500円で買い取りを行い、毎年1万件近く集まる。

3人集まれば月1万円のサークル活動費が出て、昼休み女性たちがフィットネス、男性達が格闘技のトレーニングをしていました。

日本一幸せな会社を創った、山田昭男氏とは?

岐阜の片田舎で劇団員たった4人で創業して45年。
現在、スイッチボックスの国内シェアは8割、毎年の常に15%以上の経常利益をあげ、高収益会社として全国的に有名です。
社員に「こんなに働きやすい会社はない」と言われる未来工業。社員のやる気、自主性にまかせ「常に考える」をモットーに躍進する

夏は冷房の設定が高めなので、
山田昭男さんはランニングと大きめのトランクスという姿。

未来工業創業者、山田昭男氏語録

大手と同じものを作っていては負けてしまう、考え続けて差別化しろ!

衰退の元凶は「いいモノを安く売ろう」という発想だね。その先にあるのは過当競争。これでどうやって儲(もう)かるんですか? アメリカの製造業の経常利益率は平均で35%なのに、日本の製造業は3.5%しかない。日本の方が技術は断然、優秀なのにおかしいでしょ。

 試しに銀座を歩いてごらんなさいよ。今や外国の有名ブランドの店ばかり。品質は日本製品の方が上だけど、「高い方(外国ブランド)」が売れる。そういう商売を日本がやらないといけないのに価格競争で疲弊してしまっているんだ。付加価値のある、差別化した商品を作り「高く売る」ことを考えなきゃダメ。

ー子会社を作ったとき「真っ先に手を挙げた電算課の一社員」を社長にしたとか?

やりたい、っていうのだからね(苦笑)。それまで一番下っ端だった彼の月給は、30万円だったけど、社長になって「自分で100万円にする」と宣言した。誰も文句は言わない。

 ただ、彼はその後社長を“クビ”になったのよ。「同じ失敗を2度繰り返した」からね。失敗は、チャレンジの結果だから、違う失敗をたとえ100回しても、それは評価するけど、同じ失敗を繰り返すのは学習効果がないでしょ。今は元の電算課の社員に戻って給料も前の30万円…。

社長の仕事というのはね、社員を幸せにして、「この会社のためにがんばろう」と思ってもらえるような『餅(インセンティブ)』を与えること。社員がヤル気を出して会社が儲(もう)かれば、分け前をまた『餅』にする。それだけだよ。バブル崩壊後、多くの会社が、正社員を派遣社員やアルバイトに切り替えてコストを下げようとしたでしょ。だけど、それで会社が儲かるようになったのか、って聞きたいですよ。人間(社員)を「コスト扱い」するな、ってね。

社員の不満を解消するのが経営の仕事、社員のやる気をいかに起こさせるかが全て。アメとムチでなく、アメだけでいい。

給与を上げるのが一番だが、それには限度があるから労働時間を短縮する。社員の休みが多くてつぶれた企業はない。

ウチは定年を70歳にし、60歳を過ぎても給料が下がらないようにした。ヨソからは「60歳、70歳で生産性が向上するんですか?」って、
よく聞かれるけど、それは重要じゃない。一番、働き盛りの30代、40代の社員が、その制度に感動して、がむしゃらに働く気になるわけですよ。
「オレはこの会社に骨を埋める」ってね。

--でも、イマドキの若い社員はどうですか。がむしゃらに働いた世代とは気質が違うでしょう

それは、「扱い」を間違えているからですよ。日本が戦争に負けたのが昭和20年。それからたった23年間(同43年)で、世界2位の経済大国になっている。
そのときは、ほぼ全員が「正社員」だった。

“失われた20年”の間に企業は随分、派遣社員やアルバイトに切り替えたけど、GDPは伸びていないでしょ。社員が幸せを感じるには、やはりそれなりの待遇が必要。
派遣社員のままでは技術や営業のやり方を必死で覚えようという気にはならんしね。

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