
しんかい6500を超えた、中国「蛟竜号」の概要とスペック比較
ついに中国の有人潜水調査船「蛟竜号」が日本のしんかい6500の記録を塗り替えました。蛟竜号の基本スペックや概要について、他国の潜水調査船と比較しながら簡単にまとめてみました。
更新日: 2012年06月25日
ついに中国の有人潜水調査船「蛟竜号」が日本のしんかい6500の記録を塗り替えました。蛟竜号の基本スペックや概要について、他国の潜水調査船と比較しながら簡単にまとめてみました。
更新日: 2012年06月25日
中国、7千メートル潜水に成功 世界99%で活動可能に
【北京共同】中国国営中央テレビによると、中国の有人潜水調査船「蛟竜号」は24日、太平洋のマリアナ海溝で実施した実験で、中国として新記録となる水深7015メートルの潜水に成功し、目標としてきた7千メートルを突破した。
蛟竜号は15日に水深6671メートルまで潜水し、1989年に日本の「しんかい6500」が達成した6527メートルの記録を抜いた。
http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012062401001332.html
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120624/chn12062412070001-n1.htm
蛟竜号の概略
3つの優れた特徴
③バッテリー容量の多さにより、長時間の水中作業を保証されている。
蛟竜という名前の由来
繁体字で「蛟龍号」。日本語で「蛟竜号」(こうりゅう)。英文では「Jiaolong」(ジャオロン)、「Dragon, Sea Dragon」とも書かれる。
蛟竜(コウリョウ・コウリュウ)は、古代中国の想像上の動物。水中に住み、雲や雨に乗じて天に昇り、竜となるとされる。
日本のミズチに近いとされる。
世界の有人潜水調査船との比較
最大潜水深度:7000m
乗船人数:観察者2名・操縦者1名
水中作業時間:6時間
竣工:2009年
最大潜水深度:6500m
乗船人数:観察者1名・操縦者2名
水中作業時間:4時間
竣工:1990年
最大潜水深度:4500m
乗船人数:観察者1名・操縦者2名
水中作業時間:4時間
竣工:1964年
最大潜水深度:6000m
乗船人数:観察者2名・操縦者1名
水中作業時間:10時間
竣工:1987年
最大潜水深度:6000m
乗船人数:観察者1名・操縦者2名
水中作業時間:4時間
竣工:1984年
JAMSTECの高井研氏による熱いツイート
しんかい6500、世界一から陥落!いい気味のニュースです。そのスペックにあぐらをかき、「次なる挑戦」をしてこなかったワシの含めたすべての関係者は猛反省するべき。中国の蛟竜号だけでなく、3潜水艇同時運用の個人船、キャメロンの潜航など、チャレンジ精神では既にボロ負けしていたと思う。
特に有人潜水艇のエンジニア達は過去の栄光は捨てて、これからの道を真剣に考えないと研究者からもソッポを向かれる(無人機でエエで)。今までは「世界で一番深く潜れる」というキャッチフレーズ、「宇宙飛行士より少ない」という自己満足的なプライド、により守られてきたが、これからは所詮2番手。
運用その他のソフト面まで追いつかれるのはもうちょっと先だと思うんですが、プライドがあるからこそ最高の機器で、てのはあると思うです。> QT @1031kentakai: 今までは「世界で一番深く潜れる」というキャッチフレーズ(中略)により守られてきたが(後略)
@KdWackey 水深だけが焦点という意味ではないですが、11000mの深さの海が現実に存在している以上、そこまで潜れるように目指す事はまぎれもなくチャレンジと思います。また競争が目的になる必要はないですが、日本しか出来ないナニカを創り上げることは色んな意味で大切だと思います。
他力本願ではなく、これまで一番楽しい景色を味わってきた(操縦するため一番景色のいい窓を使って深海のすべてを感じてきた)人間が本気を出さないと、「2番になったからもうええやろ(必要ないやろ)」といつ言われてもおかしくはないと思う。別にワシなしでBBQしたから拗ねてる訳でない(笑)。
こちらのブロガー方がより詳しい情報が提供されていますのでぜひ
いろいろなメモ、メモのいろいろ、
深海世界に興味を持った方はこちらもどうぞ
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