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今、ひそかな人気の缶詰バーってどんなところなのか

酒のつまみとして缶詰を出すバーや居酒屋。ビールも缶ビールのみという、完全に缶だけの店もある。カウンターや壁の棚に缶詰を並べてあり、客が選択した缶詰を開けて提供する。缶詰は一般家庭にも必ずあったものだが、レトルト食品の普及とともに次第に姿を消し、かえって若者たちの興味を集めているともいわれる。

更新日: 2012年06月26日

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july701さん

缶詰バーとは

酒のつまみとして缶詰を出すバーや居酒屋。ビールも缶ビールのみという、完全に缶だけの店もある。カウンターや壁の棚に缶詰を並べてあり、客が選択した缶詰を開けて提供する。1970年代には缶詰は一般家庭にも必ずあったものだが、レトルト食品の普及とともに次第に姿を消し、かえって若者たちの興味を集めているともいわれる。レトルト食品は温める必要があるが、缶詰は缶を開ければすぐに食べることができる便利さがあり、バーのおつまみとしての地位を獲得しつつある。缶を開けるだけでなく、少し手を加えた料理として提供する店もある。

JR東日本グループの日本レストランエンタプライズも参入

JR東日本グループの日本レストランエンタプライズ(東京都港区)はJR秋葉原駅の高架下に、約40種類の缶詰が楽しめるバー形式の飲食店「缶’s Bar(カンズバー)」をオープンした。仕事帰りに「軽く一杯」というサラリーマンや、酒宴の2次会での需要を見込んでいる。

 同店は缶詰のほか、いぶりがっこ(秋田)や刺し身こんにゃく(群馬)など、東日本各地のご当地おつまみもそろえた。アルコールの種類も、ビールやウイスキー、焼酎、グラスワインなどと多彩。約50平方メートルの店内は基本的に立ち飲み形式だが、イス席も10席分用意した。

 女性客を意識し、内装を明るくしたほか、メニューも、缶詰をそのまま食べるだけでなく、ツナ缶を使ったギョーザやサケ缶のみそバター煮込みなど、缶詰を食材として活用した創作料理を提供する。

 日中はカフェとして、コーヒーなどを販売するほか、軽食として、缶詰のスパムやオイルサーディンを具にしたホットサンドのほか、ポテトやサラダなどをメニューに入れた。

 同社は「最新家電やサブカルチャーファンの集う秋葉原なら、こうしたニッチな業態でも需要が見込める」と話している。

 カンズバーは午前11~午後5時はカフェ形式で営業。バー形式の営業は、午後5~11時(土日祝日は午後9時まで)。

「mr.kanso」(ミスター・カンソ)

世界各地の多彩な缶詰を酒と一緒に味わえる。そんな個性派飲食店「缶詰バー」を運営するクリーン・ブラザーズ(大阪市西区)が、出店攻勢を強める。

 今年度内を目標に約15店舗を東西で新規出店し、30店舗超の体制を整える。店舗名は「mr.kanso」(ミスター・カンソ)で、缶詰以外の食事メニューがない点が特徴だ。当面の計画では、東京都内と大阪、名古屋の両市に合計6店舗を出店する。

 7月は、初の名古屋出店に踏み切る。9月以降には、大阪で6店舗目となる京橋店(城東区)を開設する予定だ。東京への展開も加速する。池袋店(豊島区)や豊洲店(江東区)などの4店舗を相次ぎ開設させる計画という。

 提供する缶詰の種類は、300種以上に及ぶ。中身は北海道産の熊の肉からフランスのサラダまでと多彩で、オリジナル缶詰の開発にも注力する。店内は、缶詰がズラリと並ぶ木製棚を生かしたモダンな造り。来店者は、棚で好みの缶詰を選び、缶の中に詰まった料理や食材を楽しむ。このスタイルが幅広い年齢層の支持を集め、出店攻勢の原動力となっている。

 缶詰バーは、2002年に大阪で生まれた。直営店での運営実績を土台に、10年から運営ノウハウをフランチャイズチェーン(FC)店に提供する方式で全国展開をスタート。現在の店舗数は17で、うち14店舗がFC加盟店だ。

 FC加盟店の開業希望者も増加している。缶詰を主力とする店舗のため、厨房(ちゅうぼう)設備費などに多額の費用がかからず、300万円の開店資金で済む。通常飲食店の開業費の3分の1以下だ。さらに、難しい調理経験が不要なども魅力という。

「缶詰で一杯」の魅力を再発見したフランチャイズの缶詰バーが人気だ。「京都のだし巻き」「大阪の土手焼き」ほかオリジナル商品が続々登場し、連日満員御礼だという。社長29歳、社員25人の平均年齢は20代という若き会社の成功の秘密に作家の山下柚実氏が迫った。

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 熊にアザラシ、鯨に鹿。と言ってもここは動物園じゃありません。北は北海道のシャケから南は沖縄のスパムミートまで、全国の味覚を楽しめる。と思ったら「国内」だけじゃなかった。フランスのビストロサラダに、ブラジルのドブラジンニャ? 聞いたことも無い料理名だが、缶の中に豆と肉の煮込みが詰まっている。めくるめく世界味紀行が楽しめる、ここは『mr.kanso(ミスターカンソ)』。ズラリと缶詰が揃うバーだ。

 中でも存在感が際立つのは、「京風だし」の文字が並ぶ黄色い缶。世界初の缶詰らしい。中からふっくらした「だし巻き」が本当に出てきた時には、缶とのミスマッチに笑いがこぼれた。

「缶詰で一杯」と聞けば「オヤジのコップ酒」を連想していた私。でも、このバーはちょっと違った。遊び心溢れた品揃えに、ポップな内装。そんな個性的な缶詰バーが首都圏を中心に増えているのは、ご存じでしょうか。2011年1月、東京1号店が神田に誕生して以来、西新宿、渋谷、浅草、田町と増殖中。今年に入ってからも埼玉・大宮、吉祥寺とオープンが続く。

 缶詰バー「ミスターカンソ」、その魅力とは何か。さっそく蓋をこじ開けて、中味を賞味してみよう。

「だし巻き缶は、京都の老舗・吉田喜(よしだき)と共同開発したオリジナルです。発売から2か月間で3000個以上売れ、おかげさまで大好評なんです」とミスターカンソを運営するクリーン・ブラザーズ取締役の川端健史氏(26)はニコッとした。こんなに若い人が回している会社なのか、と驚く。社員25名の平均年齢は20代、兄の社長も29歳。

「オリジナル缶詰の第2弾は大阪の土手焼きを準備中。今年中に10種類まで増やす予定です」

 大人気のだし巻き缶詰だが、店内でしか食べられないところがミソだ。

「小売店やスーパーからもたくさんお問い合わせがありますが、店での販売に限定しています。というのも、お店のオーナーを応援するためのブランド戦略なので」

 つまり、オリジナル缶詰とは、「店に足を運んでもらう」ための武器なのだった。

 2002年、大阪に誕生した「ミスターカンソ」。当初は関西エリアの直営店のみだったが、父から経営を譲られた若き兄弟経営者が、フランチャイズ展開に着手した。

 今は首都圏を中心に月100件を超える問い合わせが殺到中。なぜこんなに注目されているんでしょう?

「一言でいえば、開店の手軽さだと思います」と川端氏から明快な答えが返ってきた。

「店は8坪程度から開店可能で、資金は加盟料を含めて約300万円。私どもへのロイヤルティ料は月5万円のみですが、缶詰やお酒の仕入れから経営までサポートします」

 缶詰ゆえに、食材の管理は簡単。温めるだけで調理しないのが原則だから、本格的な厨房もいらず衛生面も心配なし。一人で営業できて食材のロスが少なくてランニングコストに悩まない。徹底的なローコスト・ローリスク経営なのだ。

 その代わり、同社では350~400種類の缶詰を、メーカーから直接仕入れるルートを確立している。珍しい缶詰、面白い缶詰がズラリと店頭に並び、口コミで広がり、集客力に。そもそも「ミスターカンソ」という名前は、「缶詰の倉庫」からつけたとか。

「フランチャイズを始めた時は、団塊世代が退職金で開店するといったパターンを想定していたのですが、実際には30代のオーナーが圧倒的に多いんです」

 時代背景もあるのだろうか、独立開業志向の中堅世代に響いた。「このペースで行けば3年間に50店舗も夢ではない感触」という。

※SAPIO2012年4月25日号

缶詰バー キンコンカン

話題沸騰中!全80種の缶詰でお酒を愉しむお店。缶詰は定番からレアものまでご用意★会話も盛り上がる♪店内には300~900円の缶詰がズラリ♪野菜などを付け合わせ、ひと手間かけた一品料理スタイルでご提供します。それに合わせたお酒をスタッフがおすすめしますので「一味違った飲み」を体験していただけます。焼酎・日本酒・果実酒も全国各地から集めたレアモノがいっぱい!常連さんが食べにくるという〆のラーメンもお試しあれ!

昭和レトロ&缶詰バー 博多めでた屋

新橋駅目の前のニュー新橋ビル地下1階にあります

立ち飲み 缶詰Bar どんぶりかんじょう

缶詰ブームが背景に

東日本大震災を機に有効な保存食として見直されているほか、景気低迷でお酒を自宅で楽しむ「家飲み」が増えていることもブームの背景にあるようだ。

地味な食品のイメージが強かった缶詰が人気だ。手軽だがグルメもうなる総菜缶やおつまみ缶が続々と登場し、看板メニューにする専門バーや居酒屋チェーンも。東日本大震災を機に有効な保存食として見直されているほか、景気低迷でお酒を自宅で楽しむ「家飲み」が増えていることもブームの背景にあるようだ。

「約3年前に缶詰(を中心とした店)を思い付いて調べたら、すごく種類があり、面白いと分かった」

サラリーマンや買い物客が絶えない東京・JR秋葉原駅。高架線下の倉庫跡に1月、立ち飲みの「缶 ’s Bar(カンズバー)」がオープンした。しゃれた照明がつり下げられた店内は、壁の棚に天井から床まで約40種類の缶詰がぎっしり。フロアは幅広い年代の男女でいっぱいだ。
 会社帰りに友人と訪れた千葉県市川市在住の坂上功一さん(63)は「本照り焼さば」をつまんで、「うまいね」とにっこり。「鯨の大和煮」を前に「懐かしい」と歓声を上げた。「厚切りベーコンのハニーマスタード味」を見つけた20代の女性も「こんな缶もあるのね」とうれしそう。
 長島朋之店長(39)は「約3年前に缶詰(を中心とした店)を思い付いて調べたら、すごく種類があり、面白いと分かった」と話す。店ではチーズをかけて温めたり、刻みネギを添えたりといったアレンジもできる。

ワタミグループの炭火焼きの「わたみん家」は全国220店舗で、客が自分でサバ缶を調理するメニューを採用。

大手居酒屋チェーンもブームを見逃さない。ワタミグループの炭火焼きの「わたみん家」は全国220店舗で、客が自分でサバ缶を調理するメニューを採用。直接加熱できる特注缶のフタを開けて、しちりんやネギ、バターをテーブルに出す。「若いお客さまにも目新しいと受け止められて好評だ」(広報)という。

缶詰を使ったおつまみレシピを紹介したヒット本「缶つま」に制作協力したのをきっかけに、同名の新商品を売り出したところ、「家でお酒を楽しみたい消費者に受けた」

缶詰人気の背景には、味の工夫や種類が次々と増えていることもある。

 東京・銀座の酒販売店。ずらりと並ぶのは食品・酒類卸売り、国分のグルメおつまみ缶詰「缶つま」シリーズだ。「広島かき燻製油漬」が500円、「霧島黒豚角煮」が800円(いずれも税別の希望小売価格)と通常品よりも高め。2010年に14種類でスタートし、現在は34種類。高級路線の缶詰としては異例の累計300万缶超の売り上げを達成した。
 缶詰を使ったおつまみレシピを紹介したヒット本「缶つま」に制作協力したのをきっかけに、同名の新商品を売り出したところ、「家でお酒を楽しみたい消費者に受けた」(食品統括部の森公一副部長)。

震災後、そのまま食べられる缶詰が再認知されている

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