1. まとめトップ

【大人の無関心】学生の自殺者 初の1000人突破「ゆとり世代」を全力で擁護するまとめ

リーマンショック以降、もはや歯止めがきかない就職難。「働きたくても仕事がない」そんな大学生たちが次々と命を絶っている現代日本。これに、さらに追い討ちをかけるような「ゆとり世代の体たらく」という世論の論調。果たして。本当に全ての責任が彼らにあるのか?

更新日: 2012年06月30日

49 お気に入り 60271 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

急増する20代の就職失敗・失業自殺 若者の死因トップが「自殺」 先進国トップの今

1位:就職失敗
2位:親子間不和
3位:生活苦
4位:仕事の失敗
5位:失業
6位:仕事疲れ

警察庁は2007年以降、原因別の自殺を年代別に発表するようになりましたので、2007年と2010年を比較して、増加率の高かった原因を上位から並べてみました。

上位6つをまとめたのが上記グラフなのだが、注目すべき点は、6つ実に4つが仕事関連による自殺であることが分かっています。これだけでも十分に衝撃ですが、驚くべきはまだまだです。

2009年の20代と30代の死因トップは自殺です。

それも自殺の割合が50%近くもあり、男性だけでみると、20代も30代も自殺の割合が50%を超えています。

現代の若者の死因は、交通事故死や病死でもなく、死の半数は「自殺」によるものなのです。

これに対し、「20代と30代は若いのだから病気が死因になるより、自殺が死因のトップになって当然だ」と考える方もいるそうですが、よくお読み下さい。

先進主要国(G7)で20代と30代の死因のトップが自殺などという国は日本以外にありません。

今、日本が次世代の担うはずの若者の未来を断ち切っていることは事実です。

ネット上に溢れる世論の声

就活失敗して自殺する人のニュース他人事じゃないから私5年後ちゃんと生きてるのかって自問しても明確な答え出せない

日本はマジで病気 先進国で日本だけ若者の死因トップが自殺 white0wine.blog10.fc2.com/blog-entry-482…  自殺が事故・病死の倍って異常だろ・・・「就活失敗=自殺」とかって新選組隊規じゃないんだから・・・((((;゚Д゚)))))))

RT @matsudakouta: そんな事で自殺したら駄目だよ。就活がうまくいかなければ、起業でも何でもしてみよう。死ぬ気になれば何でも出来るはず。 :「就活失敗し自殺する若者急増…4年で2・5倍に」(読売オンライン)→  http://t.co/Nh5PUZ6s

現代における就職活動をしている学生へ対する世間の声として上記のものを上げてみた。
これらは、「よく目にする言葉」だからだ。

こちらに上げたケースだけでなく、様々な言葉の中から浮かび上がってくるのが、「原因はお前たち”ゆとり”にある」という論調だ。

ゆとり世代へ対する世間の見方は、なぜか厳しい。

「根性なしで甘ったれてる」
「ルールも守れなければ、ろくに挨拶すらできない」
「やる気がない。意欲がまるでない」
「注意をしたらすぐに辞める」
「うつ状態になるなど、我々の時代で考えたらあり得ない」

ここで冷静になって考えて頂きたい。
そもそも、ゆとり世代とは、「大人が勝手に決めたルールに沿って生きてきただけの世代」と言い換えることができる。

では、果たして、現代のゆとり世代と言われている学生が、本当にゆとりをもって生きているのか?

もしかすると、本当のゆとり世代を生きてきたのは、現代の大人たちの方ではないのだろうか?

2012年、就職活動に失敗した大学生が1000人も自殺を選んでしまう現代。

その、現代の学生が直面している「就職活動の実態」とは一体?

以下、世間の言う「ゆとり世代の生き様」を順を追って説明する。

①内定獲得までの、想像を絶する道のり

20年ほど前までは、先輩のコネや友人、なんとなく求人のある仕事をしてみるという、言わば「職業選択の自由」が存在する時代があった。

しかし、今となっては、正社員は愚か、バイトすら倍率が高すぎて仕事にありつけない世の中になっている。

話は逸れたが、まず、就活学生が真っ先にすることは、「企業説明会」への参加だ。

行き場のないほどの学生が溢れる「福岡ヤフードーム」の合説の様子。大学3年生を対象に行われたというから驚きだ。
この後、しのぎを削る凄まじい採用試験が始まることとなる。

②学生ひとりあたりの平均エントリー数は、実に100社超え!

人事サービス会社のレジェンダ・コーポレーションの調査によると
2012年4月入社を目指す大学生・大学院生の平均エントリー数は最終的に110社以上となるそうです。

これは昨年の平均90社と比較してかなり多い結果となります。
11月の時点でエントリー数は平均56.9社となり、前年より3.7社増加しています。

(ニュース記事より引用)

職種には、金融・小売・物流などそれぞれ存在しますが、これらの選考期間はバラバラ。

つまり、小売希望であったとしても、それを逃したら終わり。
よって、学生は、例え志望度が低い企業だったとしても、目ぼしい企業にはとにかくエントリー(応募)し、筆記試験を受けまくるという状態になっています。

「やりたくない仕事だとしても、とにかく内定を取る」

もはや、職業を選ぶ概念が変化していると言えます。

③合同企業説明会に参加すら出来ない?

今、そんな「あり得ない」自体が起きている。

合同説明会とは、言わば、「この企業はどんなことをしているのか?」ということを調べるためのもの。通常、採用とは全く関係がない。

だが、有名企業となるとそうはいかない。

現代はネット社会。会社側は、定員数に制限をかける。
いわゆる、「ネット予約」だ。

普通は、ライブチケットや航空券のチケットの予約が主だとは思うが、現代の学生は、予約開始時刻の5分前には、電話の前で時計を見つめ、開始時刻になるのを待つ「ネット予約」

こんな状況が何十社も続いていくのだ。

さらに、悲惨なのが、採用試験のノルマとして会社説明会への強制参加を課している企業もある。

つまり、どれだけ入りたい企業であっても、説明会への参加切符が手に入らなければ、すぐに空いている他の企業へと行かなければならない。

希望は関係ない。とにかく空いているところ。

「職業選択の自由」という時代は、とっくに終わりを告げているのである。

④無事説明会をクリア…いざ筆記試験!試験方式がバラバラ?

試験と言えば、国語・数学・理科・社会・英語の5教科だと思っている方はいないだろうか?
20年前までは存在したのかすら疑わしいほど、現代の採用試験のスタイルは複雑化している。

これが、現在判明している「採用試験」の種類だ!

<就職筆記試験の種類>

・SPI
・SPI2
・Webテスティングサービス
・テストセンター
・玉手箱
・リクルーティングウィザード
・CAB
・GAB
・TG-WEB
・TAL

ざっと見ただけでも10種類。もうお分かりだろう。

学生が躍起になって説明会へと参加する大きな理由のひとつとして、これらの試験内容がある。

つまり、説明会へ参加しなければ、自分の受験する企業が一体どの試験方式なのかが分からないのだ!
もちろん、説明会へ参加したとしても、試験方式を教えてくれない企業だって普通に存在する。

現代の学生は、学業・バイト・そして就職活動の3つを学生時代に平行してこなさなければならない状況を強いられており、これに筆記試験対策が加われば、膨大な時間と労力が失われる。

上記の試験スタイルも複雑で、出題範囲・Web試験など、試験毎に対策が求められる。

ここで注意して頂きたい。

この過程に到達して、ようやく第一段階である。

「よし。試験が終われば後は面接だ!」と思っている大人もいるだろう。

冗談じゃない。自殺をする学生が増加する理由がさらに待ちうけている…

筆記試験対策本の一部。酷いときでは、これらを何十冊もこなすことになる。

⑤一度では終わらない…何度も繰り返される面接。最大で10次面接も!

一般的には、「履歴書提出→採用試験→個人面接→内定」という流れを想像する方も多いでしょう。

しかし、現在の学生の内定までの道のりは…

「書類選考→筆記試験→グループディスカッション(GD)→GD回→GD→個人面接→内定」

「書類選考→筆記試験→グループディスカッション(GD)→GD回→GD→GD→GD→個人面接→個人面接→個人面接→内定」

このような流れが、現代で言う一般的。

長いときには、書類選考から内定獲得まで3、4ヶ月以上もの期間を費やします。
たった「1社」だけです。

この間にも、他の企業の選考はどんどん押し寄せて来ます。

「筆記試験対策→グループディスカッション対策→髪型・服装・立ち振る舞い・話し方→質問内容の精査→個人面接対策→ようやく内定」

この対策を何十社も平行して行わなければなりません。しかも対策方法はバラバラ。

これだけ長い時間をかけて、ようやく内定を手に入れたのであればまだよいが、この長い選考期間の中で落とされる学生も普通に存在する。

今までは大学受験という壁を乗り越え、勉学に励み、ようやく自分のやりたいことを見つけ出した学生に待ち受けているのは、この激化する「就職氷河期」なのだ。

この状況を、「今どきの若者は…」という安易な言葉で片付けられるだろうか?

こんなことを何十社もこなしながら落とされる状況が続けば、精神的に参るのも当然だ。

この過酷な競争が21.22歳になった途端、急に目の前に現れるのだ。

右が面接官。
彼らが学生の頃には、こんな採用スタイルが存在していたのか疑問だ。

⑥「7人に1人」が「就活うつ」状態 金、時間、労力が 学生の「心」を蝕む…

「就活生ですが、自殺することにしました」――。インターネットに、自殺を示唆する書き込みが止まらない。

上記でも触れたが、2012年6月8日に政府が発表した「自殺対策白書 2012年版」によると、2011年の学生・生徒の自殺者数は1029人で、初めて1000人を超えた。

自殺者数が急増した1998年を起点とした推移をみても、最近は20歳代の自殺率が高まっており、若年層の雇用情勢が悪化していることが影響していると指摘。何十社と企業を訪問して面接を受けても内定がもらえないことで「就活4生」がうつ状態になってくる「就活うつ」になりやすい可能性もある。

~ある女子就活生の状況~

・将来の就職を見据えて就職率のいい大学に入り、サークル活動やアルバイトやボランティア活動でネタ作り
・30人以上にOB訪問を行い、長期のインターンシップに参加し、模擬面接を繰り返している
・その後、睡眠不足や虚脱感に襲われ、心療内科で薬を処方してもらうようになってしまう。医者からは就活を止められ休養するようにいわれるが、「それでも就活はやめられない」
・ 奨学金をもらいながら大学に通っていたことや、家庭環境から自分が働いて家族を支えていきたいという思いが強いようだ。それらがプレッシャーとしてあったのかもしれない

彼女のような、真面目で責任感のある学生ほど、プレッシャーに押しつぶされ、自ら「死」というものを選んでしまうのだ。

さらに、驚くべきことに就活生にメンタルヘルスの影響を調べたところ98人のうち、14.4%、じつに7人に1人が「就活うつ」状態に陥っていることがわかったのだ。

このデータは、単に国内の医師のみが診断を下したものではなく、WHO「世界保健機関」という、世界規模の診断テストの結果判明したうつ病の診断なのだ。

これでもまだ、「ゆとり世代」のせいに出来るのだろうか?

⑧就活生に「頑張れ」と声をかけるのはやめなさい。

1 2