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“効かない”健康食品 ~ “個人の感想” は信じられるか?

テレビショッピングなどで、盛んに宣伝されている「健康食品」。実は、法律上は単なる食品として分類されるもので、その効果は科学的な根拠がないものが多いことをご存知でしたか?

更新日: 2012年06月29日

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CmH2nOnさん

■「健康に効果」と宣伝されれば「健康食品」?

○「健康食品」という定義は法律上存在しない

「健康食品」という言葉は、法令などにより定められているものでなく、一般に、「健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの」を総称するものです。

日本の法律では、口に入れるものを規定するのは、薬に関連する法律(薬事法)、食品に関連する及び食品衛生法)しかない。

○食品の一部は「特定保健用食品」「栄養機能食品」と表示ができる

食品の一部は、健康増進法・食品衛生法によって、科学的根拠を提出し表示の許可を得た「特定保健用食品」、特定の栄養素を含み基準を満たしていれば表示が可能となる「栄養機能食品」がある。

○それ以外の食品は、本来効果を言えないはずが・・・

特定保健用食品・栄養機能食品以外の食品は、本来効果の表示できないが、現状は科学的・学術的な認識とは関係なく、健康への効果が宣伝されることで、一般的に他の食品と区別されているのが「健康食品」というのが実態である。

→ 薬事法に違反した宣伝が多すぎるため、取り締まれないのが実態

■グルコサミン/コンドロイチン

○膝の痛みへの効果が宣伝されているが、効果があるのは一部の症状に限定

俗に「関節の動きをなめらかにする」、「関節の痛みを改善する」などといわれ、ヒトでの有効性については、硫酸グルコサミンの摂取が骨関節炎におそらく有効と思われている。ただし、重篤で慢性的な骨関節炎の痛みの緩和に対しては、その効果がないことが示唆されている。

厚生労働省の健康食品情報でのグルコサミンに対する記述

俗に、「骨の形成を助ける」、「動脈硬化や高血圧を予防する」などといわれている。ヒトでの有効性については、骨関節炎の緩和に対する検討が行われているが、見解が一致しておらず、

厚生労働省の健康食品情報でのコンドロイチンに対する記述

→ 「軟骨が再生する」といった効果は検証されていない!

○甲殻類へのアレルギー反応を誘発する懸念がある

硫酸グルコサミンのうち、甲殻類海洋生物由来の原料を使用しているものに要注意!

■コラーゲン

口から摂取したコラーゲンは、胃や腸でアミノ酸に分解されなければ、吸収されません。なので、吸収される段階ではコラーゲンを作っているパーツへ分解されてしまう。

コラーゲンを多く含む食品:豚足

→ 吸収される段階では、他のタンパク質を含む食品と同じ

○ただし、低分子コラーゲンペプチドを使用した製品は効果あり

アミノ酸が、体内でコラーゲンになる場合、ヒドロキシプロリンが必要で、それを多く含む製品は効果があると最近の研究では言われている(画像の製品は直接関係ありません)

■クロレラ

○栄養価は高いものの・・・

たんぱく質含量が高いため、未来の食料資源のひとつとして培養や研究が行われた時期もあった。大量培養のできるようになった1960年代以降は、健康食品として販売されている。

→ 「細胞壁が強固なために消化吸収率が悪い」との指摘もある

○栄養以外の効果は・・・

多量の葉緑素や種々の栄養素を含む。俗に「免疫能を向上させる」、「コレステロールや糖質の吸収を抑制する」などといわれているが、ヒトでの有効性については信頼できるデータが見当たらない。

→ 細胞壁を破壊して吸収しやすくした製品は、栄養補助の効果はある

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