大震災でも目撃!?災厄の前兆と言われる半人半牛の予言獣「件(くだん)」とは
半人半牛の姿をしており、ぜったいに外れることのない不吉な予言を残して死ぬという妖怪「件」に関してのまとめです。江戸時代から現代まで、人々が伝承し続けてきた「件」とは何モノなのか?
更新日: 2014年04月03日
半人半牛の姿をしており、ぜったいに外れることのない不吉な予言を残して死ぬという妖怪「件」に関してのまとめです。江戸時代から現代まで、人々が伝承し続けてきた「件」とは何モノなのか?
更新日: 2014年04月03日
★★ 「件(くだん)」とは
① 「件」の文字通り、半人半牛の姿をした妖怪。(件=人+牛)
② 古くは牛の体と人間の顔の怪物であるとするが、人間の体と牛の頭部を持つとする説もある。
③ 牛から生まれ、人語にて不吉な予言を残して死ぬ。
④ 証文の末尾の「件の如し」という慣用句は「件の予言が外れない様に、嘘偽りがないと言う意味」と伝わる。
④ 件の絵姿は厄除招福の護符になる。
⑤ 江戸時代から昭和まで、西日本を中心に日本各地で様々な目撃談がある。
52 :名無しさん@涙目です。(生田神社):2011/12/24(土) 10:05:32.94 ID:lp6Zur2X0
阪神大震災のとき件(くだん)という牛の化け物が現れたことが
警備会社の報告日誌に残っていという怪談はある
447 :名無しさん@涙目です。(餡泥井戸神宮):2011/12/24(土) 12:20:45.08 ID:I+fWH2/+0
>>52
自衛隊員も見てるらしい
音楽が流れる方を見ると
赤い着物をはだけさせて踊ってる女がいて、
地震で気がふれた人だと思って
よく見たら頭が牛だったとか
阪神大震災時に件が目撃されたという話。牛女タイプのようです。
東日本大地震でも目撃の噂があるようなんですが、未確認です。
★★ 予言をする妖怪「予言獣」
妖怪が病気の流行を予言して自分の写し絵を呪符とするよう告げる伝承の事例は少なくなく、科学的な治療法の確立していなかった江戸時代の人々にとって流行病が怖ろしい存在であったことと、そうした災いに対して関心が強かったことを裏付けるものと見られており、『我衣』にも実際に多くの家で「神社姫」の写し絵が重宝されていたという記述がある。そうした人々の心理につけ込み、異形の妖怪の絵を流行病よけの呪符と称して宣伝して売り歩く商売人もいたようである。
件も含めて、予言獣というものは不吉な予言をするのと同時に、絵姿が厄除けの呪符となっていたようです。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5a/Wagakoromo_Jinjahime.jpg/220px-Wagakoromo_Jinjahime.jpg
「文政2年(1819年)4月18日、肥前国のある浜辺に、全長2丈(約6メートル)の、2本角と人の顔を持つ魚のようなものが現れた。それを目撃した者に向かい「我は龍宮よりの使者・神社姫である。向こう7年は豊作だが、その後にコロリという病(コレラのこと)が流行る。しかし我の写し絵を見ればその難を逃れることができ、さらに長寿を得るだろう」と語ったという。」
江戸時代後期の随筆『道徳塗説』では、「くだべ(件)」は当時流行の「神社姫」に似せて創作されたと指摘しているそうです。
「江戸時代に肥後国(熊本県)に現れたと伝えられている。
弘化三年(1846年)の4月の中旬頃。毎晩のように海中に光る物体が出現していたため、ある夜に町の役人が海へ赴いたところ、このアマビエが現れていた。その姿は人魚に似ているが、口はくちばし状で、首から下は鱗に覆われていた。
役人に対して自らを「海中に住むアマビエである」と名乗り、「この先6年間は豊作が続くが、もし疫病が流行することがあれば、私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ」と予言めいたことを告げ、海の中へと帰って行った。
この話は当時の瓦版で人々に伝わり、アマビエの姿も瓦版に描かれて人々に伝えられた。」
歴史系総合誌「歴博」 170号 連載「歴史の証人-写真による収蔵品紹介-」
国立歴史民俗博物館所蔵の数々の予言獣の絵と解説です。
幕末から明治にかけて多くの予言獣が現れたことがわかります
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1e/Mothman_statue_2005.jpg/250px-Mothman_statue_2005.jpg
アメリカで目撃例のある未確認生物モスマンは、大事故が発生する前に姿をあらわすと言われています。
海外の例ですが、不吉な出来事の前兆として現れる、異形の生物という点が「件」との共通点かもしれません。
1966年末からウエスト・バージニア州・ポイントプレザント周辺でモスマンが多数目撃されマスコミも取り上げた。そして翌67年の12月15日渋滞中のシルバー橋が崩壊し数十台の車もろともオハイオ川に沈んだ。
シルバーブリッジの事故は43人が犠牲となる大惨事となりました。メキシコ大地震、チェルノブイリ原発事故の時にもモスマンが目撃されたといいます。
★★ 牛面人身の件? 「牛女」
「第二次世界大戦末期から戦後復興期にかけては、それまでの人面牛身の件に代わって、牛面人身で和服を着た女の噂も流れ始めた。」
「牛女の伝承は、ほぼ西宮市、甲山近辺に集中している。例えば空襲の焼け跡で牛女が動物の死骸を貪っていたとする噂があった。また、芦屋市・西宮市間が空襲で壊滅した時、ある肉牛商の家の焼け跡に牛女がいた、おそらくその家の娘で生まれてから座敷牢に閉じ込められていたのだろうという噂などが残されている。」
SF作家の小松左京はこの噂に取材して短編『くだんのはは』を執筆しました。
西宮市の甲山には、道路の真ん中だと言うのに岩のある箇所がある。昔から、この岩をどかそうとすると工事関係者に不幸があるので、結局岩は残ったままになっているのだが、道が完成した後も妙なことが起こるようになった。その岩のあたりに牛女が出るのだと言う。
あるとき、バイクでやってきた人たちが、その岩を蹴ったりして騒がしく通り過ぎると、はるか遠くのほうから獣のように四つんばいになった女が追いかけてきた。彼らは全速力で逃げたのだが、次々に事故を起こし、皆亡くなったのだという。
猛スピードでバイクなどを追っかけてくるタイプの「牛女」の噂。
鷲林寺ホームページ
マスコミが立てた牛女が出るという噂により、多大な迷惑を被ってきた鷲林寺からの経緯の説明です。心霊スポットと言われるような場所を訪問するときには、不法侵入になってはいないか、だれかの迷惑になってないのか、ちゃんとわきまえるべきだと反省しました。
★★ 件の剥製
「先週の美保関の突風、ありゃ神さまがお怒りになったって、みんな言ってます」
「卵でも持ち込んだのかい?」と私は訊ねた。
「いえね。くだんですよ。」
「くだん?」
「あれ、くだんをご存知ないとは。
人面牛身の生き物で、たまさかに牛から生まれるんです。
何かが起きる前兆なんだとか申します。
件ってやつは、ほんとのことしか喋らない。
日本じゃ、書面の終わりに、『よって件の如し』なんてくくりを入れるんですが、
これが件の言葉みたいに全部真実だって意味なんです」
小泉八雲『日本瞥見記』より
木原浩勝氏蔵
「木原氏は別の動物の体同士を縫合した痕跡がないことから、子牛の未熟児ではないかと推測する。」
「子牛の未熟児はときとして顔が崩れて人の顔に見えるとしている。」
「生後31日目に明治37年に起きるロシア戦争を予言し息絶えたと言われる。この剥製は長崎県にあった八尋博物館に展示してあったそうで、大正の末から昭和初期に閉館された際に他の展示物と共に各地に散ってしまい今は見られないそうである。」
★★ 実際に牛から生まれた異形の生物
「タイで発見された、牛から生まれたという奇妙な生物の死骸。
牛の奇形とされているようだが、見た目はまるでエイリアンそのものである。
牛などの生き物から生まれてくる妖怪として件(くだん)というものがあるが、昔はこのような生物を見て妖怪と思ったのかもしれない。」
「顔の構造がどのようになっているのか分からない、奇妙な子牛がアメリカのユタ州で生まれて話題となっています。ゆらゆら揺れているので一つ目のサメのように、脳に障害があるのかもしれません。」
畸形牛の出現を凶兆とみる風習がまずあって、これが民間のうちでだんだんと変化していき、(おそらく牛鬼や地獄の獄卒「牛頭馬頭」の印象などを介在しつつ、)「畸形牛」と「未来の出来事」の間に立って解釈する「占い師」がなくなって、牛が直接、自分の口から予言を語るようになったものが、「件」ではないか。
以上のような考察もあります。
▼ 関連まとめ
空から降るはずのないものが降ってくる超常現象「ファフロツキーズ」の事例と、現象を説明する仮説についてのまとめ。
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