1. まとめトップ

介護に疲れた…介護家族の悲劇と苦悩

老老介護やシングル介護などで家族が共倒れする危険性や、介護疲れによる心中事件や殺人事件が増加し大きな社会問題となっています。また認知症など介護者が老化による衰えから、適切な介護が出来なくなる認認介護も増加。家族が共倒れする危険性が日本では増えているのです。

更新日: 2017年01月27日

egawomsieteさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
31 お気に入り 190263 view
お気に入り追加

■「心中しようと…」74歳妻にブロックくくりつけ川に沈めた75歳夫の懊悩 また「老老介護」の悲劇が

「妻が苦しんでいるのを見ていられなかった。楽にさせてやりたかった」。

 大津市内の自宅で病気に苦しむ妻=当時(74)=の介護を続けてきた男性(75)は、妻の求めに応じて2人で川に入り心中を図った。しかし自分だけは死にきれず、嘱託殺人の罪に問われた。昨年12月の大津地裁での公判で、男性は涙を流しながら愛する妻を死に至らせた苦渋の胸の内を語った。判決は懲役2年6月、執行猶予4年。仕事を辞めて約8年間一人で介護を続けてきた事情などから「同情の余地がある」とされた。繰り返される「老老介護」の末の悲劇。夫婦が助かる手立てはなかったのか。

昨年10月4日の昼下がり。大津市南部の瀬田川沿いの県道で、通行人が路肩にうずくまっている男性を見つけ声を掛けた。

 「どうしましたか。大丈夫ですか」

 「お母さん(妻)を殺してしまった。警察を呼んでほしい」。男性は錯乱状態だったという。

 大津署員が駆けつけると、川に浮かぶ女性を発見。すでに心肺停止状態で、まもなく死亡が確認された。

 夫婦は一緒に体にコンクリートブロックをくくりつけて入水。いったんは妻を川から引き上げ心中をやめようとしたが、妻が決行を求め、再び妻を水中に沈めた。

 判決などによると、妻は精神疾患に起因する頭痛や鬱症状に悩まされ、入退院を繰り返していた。男性は「次の受け入れ先がなく、妻が前途を悲観し、心中しようと話し合った。自分は死にきれなかった」という。

2人は昭和43年に結婚、1男1女を授かった。証人で出廷した長男(47)は「(父は)いつでも母を一番に考える人だった」と話した。

 そんな夫婦の生活に、妻の病気が影を落とし始める。昭和55年ごろから頭痛などの症状が現れ始めた。しかし、病院で診察を受けても「異常なし」。症状は次第に悪化し、平成20年ごろから手足のしびれや猛烈な頭痛に悩まされた。

子供たちは独立し、男性が一人で妻の世話をするようになった。仕事を辞め、食事づくりや掃除など家事を行い、回復を待った。だが、妻は慢性的な体のしびれや頭痛に苦しみ、さらに鬱症状も発症。「頭がハンマーで殴られたように痛い」と訴えた。

 26年ごろ、ようやく病気は「てんかん性障害」と判明、病院で投薬を中心に治療を続けた。しかし症状に改善はみられず、妻は自殺をほのめかし始めた。被害妄想も強くなり、夫が知人と話をしていると「あんた、私のことを悪く言っただろう」と激しく詰め寄られることもあったという。

 一人での介護は限界にきていた。ただ、男性は「迷惑をかけたくない」と誰にも相談せず、一人で苦悩を抱え込んだ。

男性は近所でも評判がよかった。自宅近くの男性(72)は「男性が一歩引いて妻を気にしながら歩いている姿をよく見た。すごい絆だなと感じた」といい、「殺人は許されないが、彼が帰ってこれるなら最善の状況で迎えてやりたい」と話した。公判前には、地域住民から75人の署名が入った減刑の嘆願書が裁判所に提出された。

 長男によると、心中を図る前にしたためた2人の遺書には「こんなあほうなおやじでごめん」などと書かれていた。葬儀場のチラシや葬儀をあげるためのお金も用意してあったといい、最後まで周囲への配慮を忘れなかった。

 判決ではこうした点が考慮され、猶予刑に。小野裕信裁判官は「周囲から見てもよくやっているとの評価を受けていた。最後の2年間は妻からなじられ、視野狭窄(しやきょうさく)に陥ったのは同情の余地がある」と話した。

2人を救う手立てはなかったのか。公判で男性は「介護サービスを受けるのは多額の費用がかかると思った」と話した。2人は、悩みを夫婦の間だけに閉じ込め、どこにも相談しなかった。

 「冗談まじりに『今年の冬は越せないから』と母が言っていたが、本気だったとは…。気付いてあげられなかった」。長男は肩を落とす。

 介護サービスを受けたい場合はどうしたらいいか。県医療福祉推進課の飯田朋子室長補佐は「まずは、各市町の地域包括支援センターに相談を」と話す。

自治体が運営し、介護保険の利用などの総合的な相談窓口となる同センターでは、必要に応じて要介護の認定を受け、所得や要介護者の状況に応じてケアマネジャーと介護プランを立てることもできる。介護保険の適用で1~2割の自己負担で済む場合もある。

 介護問題などに詳しい立命館大産業社会学部の唐鎌直義教授は「ここ10年ほどで介護保険制度は充実しており、ある程度知識を得ておくことが必要」と話す。一方で「老夫婦同士での介護には限界がある。2人きりにしないよう、家族や行政が介入する機会が増えなければ、同じような事件は減らないだろう」と指摘。行政も含め周囲が積極的に関わる必要性を訴える。

■72歳夫殺害疑いで逮捕 介護疲れか、広島

広島東署は25日、首を絞めて72歳の夫を殺害したとして、殺人の疑いで、広島市東区の女(65)を逮捕した。県警は介護疲れが原因とみている。

 逮捕容疑は25日未明、自宅で夫の首をジャージーの腰ひもで絞め殺害した疑い。

 広島東署によると、女は同日午前に自分で110番した。「間違いないです」と容疑を認めている。

■<殺人>息子絞殺の母逮捕「目に障害、将来悲観」 東大阪

27日午後6時半ごろ、東大阪市吉松2の民家で、「新聞が5日分くらいたまっている」と近くに住む女性から交番に連絡があった。大阪府警布施署員が駆け付けると、この家に住む無職、山尾大輔さん(33)が1階和室の布団でネクタイが首に巻かれた状態であおむけに倒れており、既に死亡していた。2階にいた母親の無職、美保子容疑者(67)が首を絞めたことを認めたため、府警が殺人容疑で緊急逮捕した。

 布施署によると、美保子容疑者は長男大輔さんと2人暮らし。「息子は目が見えなくなる病気で、将来を悲観した」などと供述しているという。死後数日が経過しており、同署が詳しい経緯を調べる。

 近所に住む女性は「普通の親子で、まさかこんな事件が起きるなんて」とショックを受けた様子で話した。

 現場は近鉄大阪線長瀬駅の南約500メートルの住宅が建ち並ぶ地域。

■老老介護殺人「介護に疲れた」87歳夫が85歳妻を…

25日午前0時45分ごろ、埼玉県坂戸市浅羽の住宅から「首を絞めて妻を殺した」と110番があり、駆け付けた埼玉県警西入間署員が、この家に住む川島ユキさん(85)が布団の上で倒れているのを発見、ユキさんは病院で死亡が確認された。同署は殺人未遂容疑で夫の太郎容疑者(87)を逮捕した。殺人容疑に切り替えて調べる。

 夫婦は2人暮らしで、認知症で歩くことができないユキさんを、10年ほど前から太郎容疑者が介護していたという。逮捕容疑は25日午前0時40分ごろ、坂戸市の自宅でユキさんの鼻や口を手で強く押さえつけるなどし、殺害しようとした疑い。

 同署によると「介護に疲れた」と話し、容疑を認めている。ユキさんは「要介護4」だった。

■「介護に疲れた」 殺人未遂容疑で81歳妻逮捕 夫、ネクタイで首を絞められ死亡 大阪

4日午後0時10分ごろ、大阪市旭区高殿のマンションの一室で「母が父の首を絞めた」と、110番があった。

 駆けつけた大阪府警旭署員が、住人の無職、大槻祐二さん(85)が布団の中で倒れているのを発見。大槻さんは病院に運ばれたが、死亡が確認された。部屋にいた妻の美知子容疑者(81)が首を絞めたことを認めたため、同署は殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。

 旭署によると、美知子容疑者は「主人の介護に疲れ、寝ているときに首にネクタイを巻き付けて殺そうとした。早く楽になりたかった」と供述している。容疑を殺人に切り替え、詳しい経緯を調べる。

 夫婦は2人暮らし。前日に離れて暮らす長男(55)のもとに、美知子容疑者から「もう死にたい」と連絡があった。長男は心配して2人の自宅を訪れていたが、外出先から戻って大槻さんが倒れているのを見つけ、通報した。

■「妻は認知症」夫婦で入居の介護施設で高齢女性死亡 首に絞められた跡 夫は手首など切り傷 心中図る? 神奈川・藤沢

14日午前5時10分ごろ、神奈川県藤沢市円行1丁目の介護付き有料老人ホームの一室で、80歳ぐらいの女性が倒れているのを巡回中の介護士が発見、119番した。女性は首に絞められた痕があり、間もなく死亡が確認された。同じ部屋に夫とみられる同年代の男性もおり、手首や額に切り傷があった。命に別条はないとみられる。

 藤沢北署は、この部屋に同居する夫婦が心中を図ったとみている。

 署によると、発見時、女性はベッドにあおむけの状態で、室内からはひもや刃物のようなものが見つかった。男性は床にうずくまっていた。「妻は認知症で、車いすで生活しており身の回りの世話は自分がしていた」と話しているという。

■「介護に疲れ生きる自信なくした」 70歳妻首絞められ死亡、容疑の74歳夫逮捕 大阪・寝屋川

3日午前6時半ごろ、大阪府寝屋川市池田の民家で、「妻の首を絞めた」と男から110番があった。大阪府警寝屋川署員が駆けつけたところ、1階の寝室で住人の無職、女性(70)が倒れているのを発見。病院に搬送されたが約1時間半後に死亡が確認された。同署は殺人未遂の疑いで夫の警備員アルバイトの男(74)を現行犯逮捕。容疑を殺人に切り替えて調べる。

同署によると、男は同日午前6時ごろ、妻の首を電気コードで絞めたとみられ、「介護に疲れ、生きていく自信がなくなった」と供述しているという。男は妻と2人暮らし。妻は下半身が不自由で寝たきりだったという。

 男は「前日も(介護をめぐり)妻と言い争いになった」と話しているといい、同署は詳しい状況を調べている。

●69歳男、内縁の妻殺害「介護に疲れ」…大阪

29日午前0時20分頃、大阪市此花区伝法の路上で、通行人の男性から「電柱で男が首つりしようとしているのを止めた」と110番があった。

府警此花署員が駆けつけたところ、男は「介護に疲れて妻を殺し、自分も死のうと思った」と説明。同署員が近くの市営住宅にある男の自宅を確認すると、ベッドの上で女性が死亡しており、同署は男を殺人容疑で緊急逮捕した。

 発表では、男は自称韓国籍の無職孫晋慶容疑者(69)。女性は2人暮らしの内縁の妻(74)とみられる。孫容疑者は「27日夕方、電気コードで妻の首を絞めた。妻は足が不自由だった」などと供述しているといい、同署は孫容疑者が無理心中を図ったとみて調べる。

■ビートたけしが父親の過酷な介護体験を告白「こんな悲しみのない葬式はない」

17日放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)で、ビートたけしが、父親の介護体験を明かす場面があった。

番組では「5人に1人!? 『認知症大時代』を乗り切れSP」と題して、認知症の高齢者が引き起こす問題について出演者が意見を交わしていた。そんな中、たけしがおもむろに自身の介護体験を披露し始める。

たけしが若手芸人だった頃、父親が脳梗塞で倒れ、介護生活が始まったという。たけしら家族は父がいる病室の床にゴザを敷いて、布団を持ち込み、そこで寝起きしていたらしい。

たけしの場合、番をしていた母親と夜9時に交代し、消灯した病室の中で懐中電灯の光を頼りに読書したそうだ。朝6時に排泄物の世話をして、食事を出した後、7時半には浅草演芸場を訪れていた。そんな生活を毎日続けていたため、家族は次々と倒れてしまったという。

父親は結局8年後に亡くなったが、たけしは「まぁ、こんなに悲しみのない葬式はなかった」「身内の父親が死んでるのに、悲しんでるんじゃなくて全員がホッとしてるんだよな」と、家族が一様に安堵していたことを明かした。たけしの実感を伴った言葉に、出演者たちはうなり声を上げながら、大きくうなずいていた。

■寝たきり…「死にたい」と漏らす60歳妻の首を絞め殺害 同い年の夫を逮捕 神奈川・大和

大和署は14日、嘱託殺人の疑いで、大和市代官、タクシー運転手、伊藤孝男容疑者(60)を逮捕した。

逮捕容疑は13日午前、自宅マンション寝室で妻、美津枝さん(60)に頼まれ、ぶら下がり健康器にロープをかけて首をつった状態にして美津枝さんを殺害したとしている。

 同署によると、伊藤容疑者は美津枝さんと次男(25)の3人暮らし。美津枝さんは3月中旬から体調を崩してほぼ寝たきりで、たびたび「死にたい」と漏らしていた。

 13日午後、伊藤容疑者が「妻が首をつった」と110番通報した。病弱なのに1人で自殺できるか不審だったため同署が14日に家宅捜索。立ち会った伊藤容疑者が「首をつろうとして乗っていた椅子を外した」と認めた。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10





時事系のメルマガを08年から配信しています(平日刊)。他に競馬(週3回)とマーケティング(サービス、お客)関連(週1)のメルマガも。他では自閉症の息子関連ブログなど



  • 話題の動画をまとめよう