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介護に疲れた…介護家族の悲劇と苦悩

老老介護やシングル介護などで家族が共倒れする危険性や、介護疲れによる心中事件や殺人事件が増加し大きな社会問題となっています。また認知症など介護者が老化による衰えから、適切な介護が出来なくなる認認介護も増加。家族が共倒れする危険性が日本では増えているのです。

更新日: 2017年05月14日

egawomsieteさん

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■広島県の80歳男、妻の首を絞め殺害 1カ月前に警察に相談も -

広島県廿日市市の住宅で、男(80)が妻(80)の首を絞め殺害したとして逮捕された。

 殺人の疑いで逮捕されたのは、廿日市市佐方の無職・小林道則容疑者。警察によると、小林容疑者は13日午前8時頃、自宅の1階で妻・三恵子さんの首をビニールひもで絞めて殺害した疑いが持たれている。約2時間後、小林容疑者が「妻を殺した」と警察に通報し、明らかになった。

 小林容疑者は三恵子さんと2人暮らしで、「殺そうと思い首を絞めた」と容疑を認めているという。小林容疑者は1か月ほど前、警察を訪れ、「妻が認知症で、夫婦関係がうまくいっていない」と相談していたという。警察は詳しい動機などを調べている。

■介護中の母を絞殺か 「大量に服薬、苦しむの見かね」

介護中の母親を殺害しようとしたとして、静岡県警は12日、静岡市葵区四番町、会社員鈴木悟容疑者(31)を殺人未遂の疑いで緊急逮捕し、発表した。鈴木容疑者は「母が薬を大量に飲み、苦しむ姿を見かねてやってしまった」と容疑を認めているという。母の信子さん(67)は搬送先の病院で間もなく死亡が確認された。県警は容疑を殺人に切り替えて捜査している。

静岡中央署によると、鈴木容疑者は同日午前1時50分ごろ、自宅で信子さんの首を手で絞め、殺害しようとした疑いがある。鈴木容疑者は信子さんと2人暮らしで、約6年間信子さんを介護していたという。

 同日午前2時ごろ、鈴木容疑者が「母親を殺した」と110番通報し、駆けつけた署員が2階寝室の布団で倒れている信子さんを見つけた。そばには薬が入っていたとみられる袋が落ちていた。署は、薬の種類や信子さんが服薬した経緯を調べている。

 近所の女性によると、信子さんは2年ほど前から週1回の頻度でデイサービスに通っていたが、ここ2週間は車が迎えに来ても家から出てこない様子だったという。「(信子さんは)最近までゴミ出しをしていたし、息子と2人で買い物にも行っていた」と驚いた様子で話した。

■寝たきりの夫に食事与えず…認知症介護に疲れ、73歳妻を逮捕

寝たきりの夫に食事を与えず死亡させたとして大阪府警高槻署は6日、殺人の疑いで大阪府高槻市城南町のアルバイトの女(73)を逮捕した。

 高槻署によると、女は「死んでもいいと思って食事を与えなかった」と容疑を認めている。「夫は去年からほぼ寝たきりで認知症を患っていた。介護に疲れていた」と供述。2人暮らしだったといい、同署が詳しい動機を調べる。

 逮捕容疑は4月下旬ごろから、自宅で夫(76)に食事を与えず殺害した疑い。

 女が6日朝、高槻署に「4、5日主人の面倒を見ていない。おそらく自宅で亡くなっていると思います」と自首して発覚。夫は1階南側にある自身の寝室のベッド近くの床に仰向けで倒れ、亡くなっていた。目立った外傷はなく、同署は8日に司法解剖を行い死因を調べる方針。

■認知症の90歳母を暴行し死なせる 介護の63歳息子を逮捕

認知症の母親に馬乗りになるなどの暴行をして死なせたとして、京都府警下鴨署は6日、傷害致死容疑で京都市左京区一乗寺払殿町、無職、鷺坂(さぎさか)利重容疑者(63)を逮捕した。

 同署によると、容疑を認め、「母親がつえでたたいてきたので、やめさせようとした」などと供述している。

 逮捕容疑は3日午前8時ごろ、自宅で母、よしさん(90)を押し倒して馬乗りになって頬や尻をたたき、腰や骨盤の骨を折るけがを負わせて4日未明に死なせたとしている。

同日午前6時半ごろ、鷺坂容疑者が「母が冷たくなっていて、意識も呼吸もない」と119番した。

 同署によると、鷺坂容疑者はよしさんと2人暮らしで、約10年前から自宅で介護をしていた。近所の住人によると、以前は町内会長を務めていたが、母の介護のために副会長に退いた。

 近所に住む男性(65)は、「(鷺坂容疑者から)母親の認知症のことで相談を受けたことがある。仕事を辞めて介護に専念するなど熱心にやっていたようだったので、こんなことになるなんて考えられない」と話していた。

■介護疲れ心中か 自宅に80歳父と50代息子の遺体 三重・川越

11日午前9時ごろ、三重県川越町豊田、無職、寺尾和八郎さん(80)方で、息子の秀樹さん(52)とみられる男性が首をつって死亡しているのを、訪問したデイサービスの女性スタッフが発見し、110番した。室内のベッドで和八郎さんとみられる男性も死亡しており、県警は、秀樹さんが和八郎さんを殺害し無理心中を図ったとみて調べている。

 県警によると、ベッドの男性には首に絞められたような痕があり、あおむけの状態で布団を掛けられていた。台所から、秀樹さんの名前が記された「葬儀は無用」とのメモが見つかった。和八郎さんらは2人暮らし。

 近所に住む60代の主婦は「秀樹さんが和八郎さんを介護していると聞いたことがある」と話した。

■74歳の妻の首を絞めて殺害、夫を逮捕「介護の疲れから殺そうとした」

熊本市で8日、74歳の妻の首を絞めて殺害したとして夫が逮捕された。

 逮捕されたのは、熊本市東区の無職・岩下洋見容疑者(73)。8日午前11時ごろ、岩下容疑者本人から「妻の首を絞めた」と119番通報があり、警察と救急隊が駆け付けたところ、妻のヤエさん(74)がぐったりとしていたため、岩下容疑者を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。ヤエさんは病院に運ばれたが約1時間半後に死亡が確認された。

 警察の調べによると岩下容疑者は、夫婦2人暮らしで「介護の疲れから殺そうとした」と容疑を認めていて、「タオルで首を絞めた」と話している。

 警察は容疑を殺人に切り替えて、さらに詳しく調べることにしている。

■娘殺害容疑で61歳母親逮捕 「介護に悩んでいた」

20日、福岡県北九州市で、36歳の娘の首を絞めて殺害したとして、61歳の母親が逮捕されました。母親は、「娘の介護に悩んでいた」と話しているということです。

 殺人の疑いで逮捕されたのは、北九州市八幡西区の無職・木野惠子容疑者(61)です。木野容疑者は20日午前2時半ごろ、自宅アパートで同居する娘の千秋さん(36)を首を絞めて殺害した疑いが持たれています。

 取り調べに対し、木野容疑者は「首を絞めて殺害した」と容疑を認めたうえで、「娘には重度の知的障害があり、介護に悩んでいた」と供述しているということです。

 このアパートでは、母と娘の2人で暮らしていて、事件の後、木野容疑者は「娘をあやめた」と自ら110番通報していました

■「心中しようと…」74歳妻にブロックくくりつけ川に沈めた75歳夫の懊悩 また「老老介護」の悲劇が

「妻が苦しんでいるのを見ていられなかった。楽にさせてやりたかった」。

 大津市内の自宅で病気に苦しむ妻=当時(74)=の介護を続けてきた男性(75)は、妻の求めに応じて2人で川に入り心中を図った。しかし自分だけは死にきれず、嘱託殺人の罪に問われた。昨年12月の大津地裁での公判で、男性は涙を流しながら愛する妻を死に至らせた苦渋の胸の内を語った。判決は懲役2年6月、執行猶予4年。仕事を辞めて約8年間一人で介護を続けてきた事情などから「同情の余地がある」とされた。繰り返される「老老介護」の末の悲劇。夫婦が助かる手立てはなかったのか。

昨年10月4日の昼下がり。大津市南部の瀬田川沿いの県道で、通行人が路肩にうずくまっている男性を見つけ声を掛けた。

 「どうしましたか。大丈夫ですか」

 「お母さん(妻)を殺してしまった。警察を呼んでほしい」。男性は錯乱状態だったという。

 大津署員が駆けつけると、川に浮かぶ女性を発見。すでに心肺停止状態で、まもなく死亡が確認された。

 夫婦は一緒に体にコンクリートブロックをくくりつけて入水。いったんは妻を川から引き上げ心中をやめようとしたが、妻が決行を求め、再び妻を水中に沈めた。

 判決などによると、妻は精神疾患に起因する頭痛や鬱症状に悩まされ、入退院を繰り返していた。男性は「次の受け入れ先がなく、妻が前途を悲観し、心中しようと話し合った。自分は死にきれなかった」という。

2人は昭和43年に結婚、1男1女を授かった。証人で出廷した長男(47)は「(父は)いつでも母を一番に考える人だった」と話した。

 そんな夫婦の生活に、妻の病気が影を落とし始める。昭和55年ごろから頭痛などの症状が現れ始めた。しかし、病院で診察を受けても「異常なし」。症状は次第に悪化し、平成20年ごろから手足のしびれや猛烈な頭痛に悩まされた。

子供たちは独立し、男性が一人で妻の世話をするようになった。仕事を辞め、食事づくりや掃除など家事を行い、回復を待った。だが、妻は慢性的な体のしびれや頭痛に苦しみ、さらに鬱症状も発症。「頭がハンマーで殴られたように痛い」と訴えた。

 26年ごろ、ようやく病気は「てんかん性障害」と判明、病院で投薬を中心に治療を続けた。しかし症状に改善はみられず、妻は自殺をほのめかし始めた。被害妄想も強くなり、夫が知人と話をしていると「あんた、私のことを悪く言っただろう」と激しく詰め寄られることもあったという。

 一人での介護は限界にきていた。ただ、男性は「迷惑をかけたくない」と誰にも相談せず、一人で苦悩を抱え込んだ。

男性は近所でも評判がよかった。自宅近くの男性(72)は「男性が一歩引いて妻を気にしながら歩いている姿をよく見た。すごい絆だなと感じた」といい、「殺人は許されないが、彼が帰ってこれるなら最善の状況で迎えてやりたい」と話した。公判前には、地域住民から75人の署名が入った減刑の嘆願書が裁判所に提出された。

 長男によると、心中を図る前にしたためた2人の遺書には「こんなあほうなおやじでごめん」などと書かれていた。葬儀場のチラシや葬儀をあげるためのお金も用意してあったといい、最後まで周囲への配慮を忘れなかった。

 判決ではこうした点が考慮され、猶予刑に。小野裕信裁判官は「周囲から見てもよくやっているとの評価を受けていた。最後の2年間は妻からなじられ、視野狭窄(しやきょうさく)に陥ったのは同情の余地がある」と話した。

2人を救う手立てはなかったのか。公判で男性は「介護サービスを受けるのは多額の費用がかかると思った」と話した。2人は、悩みを夫婦の間だけに閉じ込め、どこにも相談しなかった。

 「冗談まじりに『今年の冬は越せないから』と母が言っていたが、本気だったとは…。気付いてあげられなかった」。長男は肩を落とす。

 介護サービスを受けたい場合はどうしたらいいか。県医療福祉推進課の飯田朋子室長補佐は「まずは、各市町の地域包括支援センターに相談を」と話す。

自治体が運営し、介護保険の利用などの総合的な相談窓口となる同センターでは、必要に応じて要介護の認定を受け、所得や要介護者の状況に応じてケアマネジャーと介護プランを立てることもできる。介護保険の適用で1~2割の自己負担で済む場合もある。

 介護問題などに詳しい立命館大産業社会学部の唐鎌直義教授は「ここ10年ほどで介護保険制度は充実しており、ある程度知識を得ておくことが必要」と話す。一方で「老夫婦同士での介護には限界がある。2人きりにしないよう、家族や行政が介入する機会が増えなければ、同じような事件は減らないだろう」と指摘。行政も含め周囲が積極的に関わる必要性を訴える。

■72歳夫殺害疑いで逮捕 介護疲れか、広島

広島東署は25日、首を絞めて72歳の夫を殺害したとして、殺人の疑いで、広島市東区の女(65)を逮捕した。県警は介護疲れが原因とみている。

 逮捕容疑は25日未明、自宅で夫の首をジャージーの腰ひもで絞め殺害した疑い。

 広島東署によると、女は同日午前に自分で110番した。「間違いないです」と容疑を認めている。

■<殺人>息子絞殺の母逮捕「目に障害、将来悲観」 東大阪

27日午後6時半ごろ、東大阪市吉松2の民家で、「新聞が5日分くらいたまっている」と近くに住む女性から交番に連絡があった。大阪府警布施署員が駆け付けると、この家に住む無職、山尾大輔さん(33)が1階和室の布団でネクタイが首に巻かれた状態であおむけに倒れており、既に死亡していた。2階にいた母親の無職、美保子容疑者(67)が首を絞めたことを認めたため、府警が殺人容疑で緊急逮捕した。

 布施署によると、美保子容疑者は長男大輔さんと2人暮らし。「息子は目が見えなくなる病気で、将来を悲観した」などと供述しているという。死後数日が経過しており、同署が詳しい経緯を調べる。

 近所に住む女性は「普通の親子で、まさかこんな事件が起きるなんて」とショックを受けた様子で話した。

 現場は近鉄大阪線長瀬駅の南約500メートルの住宅が建ち並ぶ地域。

■老老介護殺人「介護に疲れた」87歳夫が85歳妻を…

25日午前0時45分ごろ、埼玉県坂戸市浅羽の住宅から「首を絞めて妻を殺した」と110番があり、駆け付けた埼玉県警西入間署員が、この家に住む川島ユキさん(85)が布団の上で倒れているのを発見、ユキさんは病院で死亡が確認された。同署は殺人未遂容疑で夫の太郎容疑者(87)を逮捕した。殺人容疑に切り替えて調べる。

 夫婦は2人暮らしで、認知症で歩くことができないユキさんを、10年ほど前から太郎容疑者が介護していたという。逮捕容疑は25日午前0時40分ごろ、坂戸市の自宅でユキさんの鼻や口を手で強く押さえつけるなどし、殺害しようとした疑い。

 同署によると「介護に疲れた」と話し、容疑を認めている。ユキさんは「要介護4」だった。

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