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宮崎駿も細田守もフード理論で解く!福田里香さんのフード理論とは何か!?

七人の侍からサマーウォーズまで!物語の中におけるフード(食べ物)とは何を表し、何を演出するのか?お菓子研究家の福田理香先生がフードからの目線で映画、ドラマ、アニメの構造を露わにする!

更新日: 2012年07月12日

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mzd216さん

フード理論とは?

福田里香先生はこのサイトでフード理論について連載をしてらっしゃいました。

そう、フードは人間の機微を伝えるための優秀な装置として機能を発揮し、また、物語において、キャラクターの特性を一目で表すためのアイコン的な役割をも果たしている、というある種の法則のようなものがおぼろげに浮かび上がってきました。
それらを総称して「フード理論」と呼んでいます。

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フード三原則
1 善人は、フードをうまそうに食べる
2 正体不明者は、フードを食べない
3 悪人は、フードを祖末に扱う
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『ナウシカ』以降、「小動物を肩に乗せたヒロイン」というキャラクターが爆発的に増えた。だが、その小動物に餌をあげるシーンをさりげなく挟むのは、宮崎アニメだけだと著者は指摘する。これだけでヒロインが善人にみえる、と。

また、腐海に落ちて気絶したナウシカは、目覚めた途端、自分の肩に乗った小動物――テトにチコの実を食べさせる。自分が食べるよりも早く。同様に、ユパ様やアシタカは愛馬から降りると自分が水を飲む前に馬に水をやるし、バズーとシータに至っては、自分たちの朝食を食べる前に小鳥に餌をあげる。こんなキャラ、もはや善人を超えて聖人ではないか! というのが趣旨だ。確かにそう思う。

「家族で食事している最中、土足で上がり込んできたゴロツキに食卓をひっくり返され、食事を台無しにされる」
「少女マンガの世界では、暖かいココアには傷ついた心を癒す効力があると信じられている」
「マグカップを真顔でかかえたら心に不安があるか打ち明け話がはじまる」
「お菓子と果実はエロスのメタファーとして食べられる」
「レストランのテーブルで男女が向かいあって食事をしたらセックスの暗喩」
「絶世の美女は何も食べない」
「孤独なひとはひとりでごはんを食べる」
「煙草を手放さないひとは心に秘密を抱える傍観者」

そう、食べ物は、物語の演出上、感情の機微を伝えるための優秀な装置として機能し、キャラクターの特性をひと目で表すためのアイコン的な役割をも果たしているのだ。

目次から、「うわー、あるあるある!!」と叫びたくなるタイトルが並びます。

・鼻持ちならない金持ちの子供は、食い意地がはっていて太っている
・絶世の美女は、何も食べない
・カーチェイスで、はね飛ばされるのは、いつも果物屋

福田「まぁ、一番感心したのは『七人の侍』ですね」
岡田「『七人の侍』で食事シーン…」
福田「もうあれはね、最高の食育映画ですね!」
(略)
福田「あの…ずーっとお米の話なんですよ、あれ、実際」

福田里香先生のフード理論が有名になったのはやはりタマフルからだったようです。

タマフルではラジオネーム素甘の名で2009年7月25日放送細田守監督映画『サマーウォーズ』特集の際に
細田作品におけるフード理論のあり方を指摘するメールが取り上げられ、
それが縁で2009年10月31日放送では「福田里香のフード理論」特集として本人出演の下、
映画におけるフードの扱われ方と表現との関係を解説し、大好評を博した。

↓ウィークエンドシャッフル2009年10月31日放送より

↓ウィークエンドシャッフル2012年4月21日放送より

以下はフード理論とは関係ない福田理香さん出演時のタマフル。

ウィークエンドシャッフル、細田守監督関連

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