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「いじめはなかった」

「中学1年の娘が自殺したのは学校でのいじめが原因だ」として、埼玉・北本市の両親が市や国に約7600万円の損害賠償を求めていた裁判で、東京地裁は9日、「いじめがあったと認めることはできない」として両親の訴えを退けた。

両親は「学校側はいじめを防止する義務を怠り、自殺した後も原因の調査を十分に行わず、いじめを隠蔽(いんぺい)した」と主張していた。

※画像は関係ありません

9日の判決で東京地裁は「いじめがあったと認めることはできない」とした上で、「あえていじめを隠す意図で調査報告を行わなかったという事実は認められない」として、両親の訴えを退けた。

判決は、クラスの女子生徒らからの悪口など、原告側がいじめと主張した点について、「自殺の原因となるようないじめがあったとは認められない」と指摘。市の調査が不十分だったとの主張も退けた。

遺族の訴え「真実を知りたい」

机には「お母さんへ」と題した遺書があった。気持ちをつづった中に、「クラスの一部に」という言葉があった。父親の紳二さん(62)と母親の節子さんはいじめを受けていたのではないかと考え、学校に調査を求めた。

いじめは「あった」

2カ月後、学校側が報告に訪れた。「いじめがあったという情報はない」
しかし、同級生たちの証言は違った。何度も靴を隠され、所属していた美術部では「タメ(同級生)にも丁寧な言葉を使ってウザイ」と言われていた。いじめはあった、というのだ。

学校側はいじめについて調査しなかった

両親は、学校の調査に疑問を抱いていた。アンケートでは「学校に来るのが楽しいか」「心配なことはあるか」など生徒自身のことだけをたずね、佑美さんへの「いじめの有無」は聞いていない。両親の目には、学校が真相を解明しようとしていないように見えた。

「いじめはない」「遺書もない」

法廷でも、市や学校の対応に誠実さは感じられなかったという。遺書は「母親への手紙」だとして「遺書なし」と県に報告していたことが明らかになった。

担任教師は指導要録に「(本来は複数で担当する)清掃では、1人でも黙々と取り組む姿がある」と書いていたが、法廷で「いじめはない」と証言した。

調査を拒否する教育委員会

「調べてほしいと要請すると、市教委は『警察じゃないですからね』と言って逃げる。生徒を預かる教育者として、調査する権利も義務もあるでしょう」

節子さんは「判決まで長かった。でも、真実は何も分からなかった」。

そして判決では完全敗訴。真実は闇に葬られたままだ。

市教委は「両親には誠意を持って対応した。隠していることは何もない」

調査を「していない」のなら、「隠していることは何もない」でしょうね。

いじめの実態

訴状によると、佑美さんは小学生のころからいじめにあっていた。小学校6年生のとき、「キモイ」「うざい」「死ね」などと悪口を言われていたため、母親は担任教師に注意をするよう要請。担任は佑美さんと同級生2名を交えた話し合いの場を設けた。

しかし、その後、佑美さんは同級生2名らにトイレへ連れ込まれ「便器に顔を突っ込め」と言われるなど、いじめは深刻化した。

中学校へ進学すると、さらに深刻化し、悪口や無視、靴を隠されるなどのいじめを受けていた。

佑美さん自殺後、佑美さんの仏前で謝罪をする生徒もいたが、「いなくなってせいせいした」と話す生徒がいたり、佑美さんの机に「see you,the end」と書かれていたりするなどの状況があった。

いじめを認めると評価が下がる

国については、いじめ半減を目標に掲げ、教員らに強制してきたため、評価の低下を恐れた学校側が調査や報告に消極的になり、いじめが起きても隠ぺいする結果を招いたとした。

元は時事通信の記事です。

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モミアゲくんさん

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