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新聞記事を村上春樹風に

★「服なかった」と全裸で買い物 23歳男を逮捕

・豊川署は22日までに、豊川市御油町美世賜の山口組系組事務所に住む組員で
 無職長屋伸二容疑者(23)を公然わいせつの疑いで逮捕した。

 調べでは長屋容疑者は21日午後5時ごろ、組事務所から3軒離れた雑貨店を
 全裸で徘徊(はいかい)した疑い。その際、同店で100円のチョコレートを購入した。
 店主や近所の住民らによる110番通報で駆け付けた署員が組事務所内に
 戻っていた容疑者を取り押さえた。

 調べに対して長屋容疑者は「着ていた服を洗濯したので服がなかったけど、
 チョコレートが食べたくなった」と供述している。雑貨店の女性店員は「(全裸に)
 びっくりしたけど、チョコレートを売ってしまった」と話しているという。

 ttp://meitai.net/archives/20080222/2008022203.html

こちらが元ネタ

澄んだ空の下で、そろそろ日が暮れかかっていたころ、男がやってきた。男は服を着ていなかった。
「僕はチョコを食べなければいけないんだ。そしてそれは今じゃなくちゃいけない。
こんな格好で来るのが無作法なことは知ってる。けど今じゃなくちゃいけないんだ。」
そう男はいった。男の人って裸が好きなのかしら。そう私は思った。

「いいのよ。ここにおいてあるチョコはみんな売られるためにあるんだから。
服を着ないで来るお客さんは初めてで、少し驚いてしまったけれど。」
できるだけゆっくりと、私はそういった。男ははにかみながら100円硬貨を出し、私は微笑みながらチョコを手渡した。

「踊るんだ。みんなが感心するほどうまく、踊るんだ。」
そう。みんな踊っている。終わりまで、踊り続けなければいけない。それは決まっていることなんだ。

そして警察官が来た。背は低いが屈強そうな男だ。彼は言った。
「外の世界は服を着ないで出歩いちゃダメなんだ。誰かがそう決めたんだと思う。窮屈だけれどね。」
そう。彼には彼の踊り方があるのだ。みんなが違う踊り方をして、肩をぶつけ合い、足を踏んづけあう。
やれやれ。私はそう思ったし、二人の顔もそう語っていた。みな等しく、疲れている。

そして村上春樹風

村上春樹風にサッカー

「何故マスコミが嫌いだと思う?」
その夜、岡田監督はそう続けた。そこまで話が進んだのは初めてだった。
わからない、といった風に僕は首を振った。
「はっきり言ってね、マスコミなんて何も考えないからさ。
「日本人は一対一に弱い」と
「ストライカーがいない」の二言が無きゃ
ベタ記事での批判記事も書けやしない。」
はっきり言って、というのが岡ちゃんの口癖だった。
「そう?」
「うん。奴らは大事なことは何も考えない。
考えてるフリをしてるだけさ。‥‥何故だと思う?」
「さあね」

人間というのは大別するとだいたい二つのタイプにわかれる。
つまり代表サッカーの好きな人間と嫌いな人間である。
べつに前者が保守的で愛国の気持ちに富んでいて、ちょっと右翼的で
後者がその逆で、というわけでもなく、
ただ自国の代表が好きか嫌いかという極めて単純な次元での話である。

その時僕は三十一歳で、あと何週間かのうちに三十二になろうとしていた。
当分のあいだ代表になれる見込みはなく、
かといってサッカーをやめるだけの確たる理由もなかった。
奇妙に絡みあった絶望的な状況の中で、
何ヶ月ものあいだ僕は新しい一歩を踏み出せずにいた。

「完璧なサッカーなどといったものは存在しない。
完璧な選手が存在しないようにね。」
僕が最初に代表の監督だったころ
イタリアで知り合った有名監督は僕に向ってそう言った。
・・・僕がその本当の意味を理解できたのは
解説者になってからのことだったが、
少くともそれをある種の慰めとしてとることも可能であった。
完璧なサッカーなんて存在しない、と。

シュートが無人のゴールを外れて、
気がつくともう相手のゴールキックになっていた。
やれやれ。
僕は頭を振った。まずは次のチャンスメイクの事を考えよう。
ゴールを決めるのはそれからでも遅くはない。
そのときメディアからの批判の気配を感じたが、
振り返るのはやめておいた。
たぶん、今はその時期じゃない。
そう、物事のタイミングを間違えるとろくなことにならないと、
僕はうすうす気がつきはじめていた。

「日本のFWはどうして決定力がないの。」
「さあ、考え方次第かな。ボールをゴールに蹴り込むことは誰にでもできる。
ただ、現代サッカーにおけるFWに求められていることは
それだけじゃないんだ。
前線からのチェイシングに、サイドに流れてスペースを作ること。
要するに僕らが想像する以上のタスクやプレッシャーの中で、
彼らはゴールが求められるんだ。わかるかい。」

「あなた『オシム語録』って読んだことある?」と巻が訊いた。
「あるよ。もちろん全部は読んでないけど。他の大抵の人と同じように」
「理解できた?」
「理解できるところもあったし、できないところもあった。
『オシム語録』を正確に読むにはそうするための
思考システムの習得が必要なんだよ。
もちろん総体としてのやりたいサッカーは
だいたい理解できていると思うけど」
「その手の本をあまり読んだことのない新人選手が
『オシム語録』読んですっと理解できると思う?」
「まず無理じゃないかな、そりゃ」と僕が言った。

「じゃあ私たちわかりあえるわね?」と
中国代表サポーターは静かに言った。
彼女が電話の向こうで椅子にゆったりと座りなおし、
脚を組んだような雰囲気が感じられた。
「それはどうかな」と僕は言った。
「君らはなにしろ反日がアイデンティティーだからね」
「中国というのはあなたが考えているよりも懐が深いかもしれないわよ」
「君は本当に日本のことを知っているの?」僕は訊いてみた。
「もちろんよ、歴史の授業で習ったわ」
「いつ、どこで?」
「いつか、どこかでよ」と彼女は言った。
「そんなことここでいちいちあなたに
説明していたらとても時間が足らないわ。
大事なのは今よ。そうでしょ?」
「でも何か証拠を見せてくれないかな。
君が日本のことを知ってるって証拠を」
「例えば?」
「日中戦争の被害者は?」
「3000万人の中国人よ」と女は即座に答えた。
「南京大虐殺で30万人。それでいいかしら?」

「大丈夫、心配することはないよ。
内田君は谷底の世代、北京五輪代表に含まれているんだよ。」
と香川は静かに言った。

「これまでもずっと含まれていたし、これからもずっと含まれている。
ここからすべてが始まるし、ここですべてが終わるんだ。
ここが内田君の場所なんだよ。それは変わらない。
君はここに繋がっている。
ここがみんなに繋がっている。ここが君の結び目なんだよ。」

「みんな?」

「枠にシュートが飛ばない若手FW。名ばかりのドリブラー。
似つかわしくない10番。そういうものみんなだよ。
それがこのチームを中心にしてみんな繋がっているんだ」

村上春樹風に非リア

「ねえ喪さん、あなたもうちょっと外に出てみれば女の子にだってモテると思うの
ルックスだってそんなに悪くないわよ」
笠原メイはそう言うと、サイドテーブルの上にあるレモネードのグラスを手に取り一口飲んだ
「モテるかも知れないしあるいはモテないかも知れない
でもそんなことは正直どうだっていいんだ
世界には飢えた子供達が大勢いるし、何処かの国の戦争では、沢山の兵士や民間人が今この瞬間にも死んでいっている
それにうちの猫も帰って来ない
僕がモテないことなんて、いったい誰が気にする?」僕がそう言うと、笠原メイは椅子から立ち上がり、薄手のハンカチみたいなビキニを着けた小さな尻を振りながら、暗い家の中へ引っ込んだ

「リア充なんて・みんな・糞くらえさ。」
鼠は僕に向かって憂鬱そうに怒鳴った。
あるいは鼠の怒鳴った相手は僕の後ろにあるオナニーホールなのかもしれなかった。
わざわざ喪男である僕に怒鳴る必要なんて何もなかったからだ。

「なんでこんな人生になってしまったんだ・・・」
俯き加減に僕はそう嘆いた。

しかし、本当はこうなることを望んでいたんではなかったか。
僕はなぜかそんな気がした。

希望はなんて安っぽい代物はいらない。
僕が欲しいのは『絶望』なんだ。

30歳の春に喪男は生まれて初めて恋に落ちた。
広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のように激しい恋だった。
それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し、
片端から空に巻き上げ、理不尽にひきちぎり完膚なきまでに叩きつぶした。

恋に落ちた相手は二次元で、エロゲーのキャラだった。
更につけ加えるなら、攻略できないサブキャラだった。

僕は20歳になり、冬は春へと変化していったが、僕の生活には変化らしい変化はなかった。
僕は何の感興もなく大学へ通い、週に3日アルバイトをし、時折「涼宮ハルヒの憂鬱」を読み返し、日曜日が来ると早起きをして、早朝アニメを観た。

村上春樹っぽくAKB握手会

「我々は何処に向っているんだろう、ところで?」
と僕は訊いてみた。
「幕張メッセよ。」

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