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コンビニのおにぎり包装フィルム発明の歴史

手を汚さずに、いつでもパリパリの海苔が食べられる「おにぎり包装フィルム」を取り巻く発明の歴史についてのまとめ。

更新日: 2013年03月03日

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▼ 発明

三角おにぎりを考えた人は長野県・飯田市のお惣菜やさん

飯田市のお惣菜屋のMさんは、はじめ三角形のポリ袋を作って売り出した。

そのうち三角袋を二重にして、外袋の角を切って口を開け、中袋の三角の角を外袋口から尻尾のようにチョロっと出し、中袋の中へおにぎりを入れ、二重の袋の間に海苔を挿み、中袋の尻尾をキューっと引っ張ると、海苔がおにぎりに張り付くものを考案した。

大阪の海苔の問屋が目に付けた。

関西の海苔の問屋さんがその包装袋を一個につき0.5円のロイヤルティーとし、一手に販売する専用実施権契約を結んだ。1個に付き0.5円のロイヤリティーとし、コンビニに寿司を納めているベンダーにその包装袋を納め、三角おにぎりを売り出した。

▼ 製品化

1979年7月 -シノブフーズが 「引っ張るだけのおにぎりQ」を発売。

1980年代に関西地区限定で、同社が開発した「引っ張るだけのおにぎりQ」のCMが放送され、出演者が♪電子レンジで、チーン…と何度も繰り返すシュールなCMが放送されて話題になった。

フィルムを外す手順が複雑だったため、もっと簡単な方法を探していたところ、ある業者から2重袋に入ったおにぎりの内袋を引っ張り出して海苔を巻く仕掛けの包装袋を紹介されました。

その仕掛けの奇抜さ、海苔の食感、利便性から「これだ!」と直感した創業者が、即採用して製品化されました。

▼ 事件

あまりにも売れすぎたため、当初設定したロイヤリティ(0.5円/1個)が妥当ではなくなった。
海苔問屋とおにぎりを作っているベンダーが発案者に対し、ロイヤリティーを下げるように要請した「おにぎり包装用フイルム事件」。

本件考案(考案の名称:おにぎり包装用フイルム 登録番号:第1775835号)ではミシン目としたのに対し、イ号物件ではこのミシン目に相当する箇所をカットテープにしている。

東京地裁の判決文では、「カットテープ」は「ミシン目」に相応する構造を具備するものではないと、判示した

一個につき0.5円のロイヤリティは、裁判を通じ定額で月に200万円に。5年間ほど定額で月200万円がMさんの通帳に振り込まれることになった。

▼ その後

Mさんも十分なアイデア料を得たし、海苔問屋さんは大阪で5階建て5億円のビルを建てたし、ベンダーさんも関東に工場を進出させた。

本来、おにぎりの店頭販売のために開発された個別包装のための「おにぎりフィルム」は、現在では一般家庭向けにも市販されている。

一般家庭でもあのフィルムが入手できるようです。

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