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成田発着LCC国内線 ジェットスター・ピーチ・バニラエア・Spring Japan 注意点と利用法

最近話題のLCC(格安航空会社)の国内線就航。既存の航空会社とは違って、気を付けなければならないことも多いようです。ジェットスター ・ ピーチ・バニラエア(旧エアアジア)・Spring Japan(春秋航空日本)の成田発着国内線の情報を中心にまとめてみました。

更新日: 2014年11月05日

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hounaviさん

最近話題のLCC(格安航空会社)の国内線就航。既存の航空会社とは違って、気を付けなければならないことも多いようです。成田空港に発着しているジェットスター・ジャパン、ピーチアビエーション、バニラエア(旧エアアジア・ジャパン)の情報を中心にをまとめてみました。なお、6月下旬に就航するSpring Japan(春秋航空日本)の情報は順次加筆中です。

成田空港に就航している国内線LCC

那覇空港LCCターミナルにあるエアバス社(ジェットスター・ピーチ・バニラエアなどのLCCで多く使われている機体A320の製造メーカー)の広告。

手厚いサービスを受けられるちょっと贅沢な乗り物から、バスや電車のように目的地へ移動する手段として気軽に使える乗り物へ。飛行機の旅が特別なものであった時代は終わりつつあります。

成田空港LCC国内線の最近の動向は、
・2013年10月下旬、ピーチ・アビエーションが関空ー成田線を就航。
・2013年10月末、エアアジア・ジャパンが運航終了。
・2013年12月下旬、バニラ・エア(エアアジア・ジャパンがブランド変更)が沖縄線就航。翌1月下旬より札幌線就航。
・2014年8月、Spring Japan(春秋航空日本)が成田を拠点に国内線(広島・高松・佐賀)就航。
・2014年7月1日、バニラ・エアが奄美大島線を就航。
・2015年4月、成田空港第3ターミナル(LCC専用ターミナル)が供用開始予定。ジェットスター・バニラ・スプリングが使用。(※ ちなみに、現在のジェットスターのカウンターのある場所[南側]、バニラ・スプリングが使用している施設[北側]は、「暫定施設」です。ちなみに、エアアジア・ジャパンが開業当初使用していたテントの待合室は「仮設施設」。)

LCCを使う上で何に気をつければいいの?

LCCのことを日本語では「格安航空会社」と訳していますが、本来はローコストキャリア(低経費航空会社)。格安な理由ができるだけ経費がかからないようにする運営手法にあることから、いままでの航空会社とは様々な違いがあります。

飛行機に乗りなれた人ほど注意してください。チェックインの締め切り時間や手荷物のルールや料金など、従来の航空会社と同じ感覚でいると痛い目にあいます。

従来の航空会社(フルサービスエアライン、レガシーキャリア)とは航空券の購入・キャンセルについての考え方が異なりますし、搭乗手続きもシステムが異なります。また、従来は使っても使わなくても航空券に含まれていたサービスの料金は、使う人だけが別料金で支払うという、ある意味合理的なシステムとなっています。さらに、過剰なサービスはありません(ノンフリルサービス)。


従来の航空会社の航空券価格 = LCCの航空券の価格 + 座席指定料 + 預託手荷物 + 機内サービス + ちょっと足元が広い座席 + ちょっと使いやすい空港設備 + ちょっとわかりやすい航空券購入方法 + つながりやすいコールセンター + 欠航・トラブル時の対応 + マイレージ + ブランド料

といった感じでしょうか。

効率化・ルールの厳格化・サービスの簡素化等でスタッフの手間を省き人件費を抑えることも低価格を実現できる要因のひとつです。ちょっとぐらい融通を効かせてもらえるだろう等の甘い考えは捨ててください。
(※ 例えば、「出発時刻」は飛行機がスポットを離れる予定時刻のことですので、成田空港など飛行機が沖止めでバス移動になる場合、出発時刻に間に合わせるためにその15~25分前ぐらいには搭乗ゲートから最終のバスが出てしまいます。「搭乗時刻」にゲート付近にいない場合は、容赦なく置いていかれます。従来の航空会社の感覚で15分前に検査場通過・10分前に搭乗口、などということはまず無理です。)

航空券の購入に関する注意

搭乗券と言うと厚手の紙のものを想像しがちですが、ジェットスターやバニラエアでは、自宅でウェブチェックインした場合にはプリンターで自分でA4の紙に印刷します。

空港のチェックイン機を利用した場合(ピーチやスプリングは空港でしかチェックインできません)、スーパーのレシートのような感熱ロール紙に印刷されたものが搭乗券になることも多いです。

○ 航空券の価格は変動制です。
 → 予め設定された範囲内で、販売時期・空席数・売れ行き・時間帯・曜日などにより各社異なったアルゴリズムでリアルタイムに販売価格が決定されています。

運賃は何段階かに設定されており、空席数などに連動して運賃が変動します。「空席連動型運賃」などと呼ぶこともあります。

・基本的には早めの予約の方が安いのですが、安く設定された席数が完売すれば価格はその段階で上昇します。逆に、例えば、予約された座席がコンビニ決済等で期限までに支払いがなされない場合などキャンセルで空席が増え、値下げがされることもあります。
・人気のない(早朝など使いづらい時間帯や平日[特に火・水・木])は安く、セールにもなりやすいです。一方で、土休日は高い価格で設定されることが多いです。
・突然セールが始まり、安い価格での販売が開始されることもあります。
・需要が高いと見込まれる時期(お盆・年末年始)は、まずは高めに設定して、売れなければ価格を下げるといったこともあります。

今見た価格で一時間後に販売されている保証はありません(上がるかもしれないし、下がるかもしれない)。従来の航空会社の航空券のように、何日前までの購入で何円という価格設定ではありません。

○ 数ヶ月先の日付の航空券も買えます。
 → 夏に年末年始・春先の航空券が買えるなど、かなり先のチケットも販売されることがあります。

※ 日付が先の便はダイヤ改正等による時間の変更や運休となるリスクが存在します。まだ各社とも就航して日が浅く、実際に運用した結果に基づく運行ダイヤの最適化、路線の拡大、購入した飛行機の引渡し遅れ、などダイヤ改正の原因となる要素を多く抱えている状態です。

LCCの場合はスケジュールの発表とほほ同時に予約が可能になります(国内線の場合、7・8月前後に冬スケジュール(11月~3月)、1・2月前後に夏スケジュール(4月~10月)が発表されることが多いが、遅れることもままある)。
つまり、夏に年末年始・春休み、冬に夏休み(お盆)時期の航空券を売り出し始めているので、直前期にはLCCでも高い価格設定の航空券しか残っていないということになります。

ちなみに、エアアジアの国際線などでは、1年先の航空券が買えることもあります。春先に次の年の正月の旅行はどうですか?といった案内がくることも。

○ 手数料やオプションを考慮した価格での比較や、自己責任での必要なオプションの判断が必要です。 
 → 設定されている上限に近い価格の航空券に預託手荷物や座席指定などのオプションをつけていくと、従来の航空会社の航空券の価格と同等か高くなる場合もあります。

まず、選んだ料金プランに何が含まれ何が含まれていないかを把握する必要があります。
 例えば、
 ・ジェットスター「Starterプラス」は座席指定料は含まれますが預け荷物料金は含まれません
 ・ピーチ「ハッピーピーチプラス」やバニラエア「コミコミバニラ」は預け荷物料金も座席指定料金も含まれます
 ・Spring Japan「スプリング」は預け荷物料金は含まれますが、座席指定料金は含まれません

購入の際には必要・不要なオプションの選択を自分で判断しなければなりません。間違って不要なオプションを申し込んでも返金はありませんし、手荷物の重さの判断を誤って当日追加料金を請求されても自己責任です。

○ キャンセルや便の変更には制限が多くあります。
 → 航空券を購入する際の条件やオプションによって条件は異なりますが、基本的に自己都合でのキャンセル(払戻し)が出来なかったり、便や搭乗者名の変更には高めの手数料がかかったりします。

選んだ料金プランによって、キャンセル不可/手数料を払えばキャンセル可、名義変更手数料無料/有料、便の変更手数料無料/有料(※料金の差額は必要)、の違いが出てきます。

なお、他人名義の搭乗券利用は当然できません(身分証明書の確認が行われることがあります。なお、名義人にしか有効でない航空券を他人が使うことは、民事的には損害賠償請求の対象、刑事的には詐欺罪などの犯罪にあたる可能性があります。)

○ 決済方法(支払い手段)に注意
 → どの方法で決済しても決済手数料(支払手数料)がかかります(区間あたり手数料2~600円程度。航空会社のカード等一部例外あり)。

国内のLCCの場合、クレジットカード以外にも、コンビニ・ATM・ゆうちょ銀行・ネットバンキングなどでも支払えるウェルネット決済などが使われている会社が多いですが、この場合、直近の便の予約の支払いはできず(会社によるが1~2週間前まで)、また、定められた期間内に決済を終えないと自動的にキャンセルになります(一番期間が短いSpringJapanの場合、コンビニ決済は8時間以内)。

価格比較の際に忘れがちなのがこの支払手数料です。例えば、一番安いバニラやスプリングは400円ですが、一番高いピーチのコンビニ決済(モバイル利用で予約)は550円、と金額に差があります。

ところで、そもそも支払手数料って何?と言う話ですが、文字通り決済システムの利用にかかる手数料です。
航空会社は、ネット決済システムの提供会社(ネット決済代行会社)を利用していますので、代金決済の際に数パーセント(5%前後?)、カード払いであれば[カード会社の手数料+ネット決済システムの利用料]、コンビニ決済であれば[コンビニ会社等の手数料+ネット決済システムの利用料]を代行会社に支払うことになります。利用者からは、平均的な手数料額を定額徴収している感じでしょうか。
「カード手数料ってカード会社との契約で上乗せしちゃいけないのでは?」という言い方をされることもあるますが、加盟店契約では「カード払いを現金に比べて不利な取扱をしない」という内容が通常ですので、LCCのケースでは問題にならないようです。

○ 欠航した場合、他社便・他交通機関への振り替えは基本的にありません。
 → 「払戻し」か「後続の自社便への振り替え」になり、その他の費用の補償はありません。これは天候が理由の欠航でも、航空会社理由の欠航でも同じ扱いです。

従来の航空会社の運送約款には他社便・他交通機関への振替が規定されていますが、LCCの運送約款には他社便振替規定はありません。振替は自社便のみですので、翌日や翌々日になることも可能性としてはあります。

航空会社都合での欠航の場合、会社によっては別の対応がなされることも稀にあるようですが、あくまで例外です。航空会社の理由で欠航した場合や遅延した場合でも、自社便振替または返金以外の、ホテル代・タクシー代その他の費用の補償はないと考えてください。欠航した場合に代替手段をどうするか等はすべて自己責任です。補償費用を見込まないで済むので航空券の価格が安いという面もあるのです。

有料のオプション等に注意

たかが数百円の出費だけど本当に必要なのか悩んでしまう。されど数百円なのです。

なお、このまとめに記載しているオプション料金は、特に記載のない限りネット上で予約・支払を行った場合の料金です。また、手数料は最新のものを航空会社のサイトで確認してください(ジェットスターなどでは、決済手数料や座席指定料が就航当初より数回値上げされ、倍額以上になっています。)

○ 座席指定は基本的に有料です。
 → 指定しない場合、チェックインの際も自分で選べず、自動的に座席が指定されてしまう会社が多いです(ピーチ・バニラエア・Spring Japan(春秋航空日本))

ジェットスターは48時間前からのウェブチェックイン時には空いている席から選択できます。
ピーチやバニラエア・Spring Japan(春秋航空日本)ではチェックイン時に自動的に指定されます。

有料で座席が指定されなかった残りの席(※3人掛けの真ん中の席が残りがちです)からチェックイン順での割当になるので、複数人の航空券を同時に買った場合でも隣り合った席になるとは限りません。

○ 座席の前後幅(前の座席との間隔)が狭いです。
 → 予約の際、追加料金を支払えば足元の広い座席(最前列や中央の非常口付近。非常口付近の席は脱出の際の補助者となるため、一定の条件がある)を選ぶこともできます。

前後幅(シートピッチ)は狭いですが、横幅は通常と変わりません(国内線LCCの多くが使用しているエアバスA320の場合、レガシーキャリアのB737のエコノミーより横幅は若干広いとされています)。

前後幅が狭いといっても、座ってしまえばそれ程でもないじゃん、という程度です。まあ、足は組めませんし、物を落とすと拾うのがちょっと大変ですが。個人的には、「前の座席に膝がついて困る」と言えるくらいの長い足が欲しいです(苦笑)

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このまとめへのコメント1

  • homaresapoさん|2012.10.31

    ジェットスター公式HPには記載がありませんが、非常口座席はカウンターチェックインしかできないとのことです。

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