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後手後手の学校や教育委員会を尻目に凶悪化するいじめ

感情がある限り集団生活ではどうしても起きてしまう「いじめ」。しかし発覚しても多くの学校や教育委員会は、いじめが存在しても無視し表ざたにはしたくないケースが多く見られます。

更新日: 2017年04月27日

egawomsieteさん

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■男子生徒飛び降り いじめ認定しなかったさいたま地裁判決に原告側「いじめの実態理解していない」

埼玉県草加市の市立中学校で平成24年、当時2年生の男子生徒が同級生4人に強要され校舎から飛び降りて大けがをしたとして同級生らに損害賠償を求め、さいたま地裁が同級生2人に約614万円の支払いを命じた判決で、原告側代理人は判決がいじめを明確に認定しなかったとして「いじめの実態を理解していない」と不満をあらわした。

 原告側は一連の問題について、「いじめによって形成された力関係を背景にしている」と主張。それに対して判決では、男子生徒が断続的に飛び降りるよう求められ、最初は受け流していたのができなくなって飛び降りたと認定した。

また、男子生徒が「俺も飛べるよ」と言ったことを契機に、飛び降りを同級生らが求めたことから、「一定の落ち度があることは否定できない」として損害賠償を減額した。

 市は一連の問題について「いじめがあった」と捉え、25年度から市内の全小中学校で年5回のアンケートを実施するなど再発防止策を講じている。

 原告側代理人らによると、男子生徒は現在18歳で大学に進学したが、後遺症で自由に運動ができない状態だという。

 男子生徒の母親は判決後に取材に応じ、2人の同級生に支払いが命じられなかったことについて「到底納得できる結果ではない」と憤り、「いじめからエスカレートして大きなことが起こらないよう強く祈ります」と涙ながらに語った。

■横浜市教委が6人処分 市長は教育長に注意「組織マネジメント不十分」

東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難した男子生徒(13)へのいじめ問題で、横浜市教育委員会は21日、迅速で組織的に適切な対応を取らなかったとして、平成26、27年度当時の市教委の学校教育事務所長ら2人を戒告の懲戒処分とするなど計6人を処分した。岡田優子教育長も林文子市長から文書で注意を受けた。

 市教委によると、6人とは別に、生徒が遊興費などとして同級生に金銭を支払った5年生の際、担任だった50代の男性教員も説諭を受けた。岡田教育長は会見で「生徒と保護者につらい思いをさせてしまい申し訳ない」と述べた。林市長は岡田教育長に「管理監督者として組織マネジメントが不十分だった」と注意した。

生徒の保護者は「いじめや問題が起きたときは初動が大事。子供が放置されないよう改善してほしい」とのコメントを出した。

 また、生徒側の代理人弁護士は、市教委がホームページで公表した第三者委員会の報告書で、同級生の金銭要求の文言が黒塗りにされたのは「恣意(しい)的」として、情報公開の検証を市教委に申し入れた。

 弁護士によると「『だれが出す?』『賠償金もらっているだろ?』とか『次のお金もよろしくな。』などと言われ」という部分が黒塗りだった。申し入れ書では「個人情報は一切なく、重要な事実経過が含まれた部分。非公開を決定した人物や経緯を明らかにするよう求める」とした。

■大津の市立小、担任がいじめ放置 女児が不登校に 教員の薄い意識

平成25年に大津市立小学校で、当時4年だった女児が他の児童から足をかけられるなどのいじめを受け、担任の男性教諭に被害を訴えたにもかかわらず、この教諭が1カ月以上放置していたことが20日、分かった。女児はいじめをきっかけに不登校となった。いじめ防止対策推進法に基づき、市教委と学校が有識者らと調査し、まとめた報告書は「教員の危機意識が希薄」と厳しく批判している。

報告書や市教委への取材によると、女児は25年10月ごろから、同じクラスの複数の児童から運動場で押されたり、教室で足をかけられたりしてけがをすることがあった。女児が嫌がるあだ名で呼ばれることもあり、やめるよう言っても収まらなかったという。

 担任の教諭は保護者から加害児童に注意してほしいとの手紙を受け取り、女児からも「話を聞いてください」と何度か訴えられたが、「授業が始まるので後で聞きます」といい、対処しなかった。

■仙台いじめ自殺 生徒自殺の中学校長処分 対応不十分」と仙台市

仙台市教育委員会は27日、いじめを受けていた市立館中1年の男子生徒=当時(12)=が平成26年9月に自殺するまでの間、適切な情報把握を怠るなど対応が不十分だったとして、同校の菅原光博校長(60)を戒告の懲戒処分にした。

市教委によると、26年5~9月に発生したいじめを学校が把握しながらも、菅原校長は具体的な状況確認や職員に必要な指示を十分しなかった。生徒の保護者が寄せたいじめに関する情報も教職員で共有できず、指導や監督が不十分だったとしている。

 菅原校長が定年退職する3月末直前の処分となった。市教委は「(遺族が市などを相手取った)訴訟で新事実が出るかもしれず推移を見守っていた。同級生が卒業した区切りも考慮した」と説明した。

■「いじめないで」自殺した中3女子生徒の実名を公表 父「教委を動かしたい」 茨城

平成27年に「いじめないで」と書いた日記を残して自殺した茨城県取手市立中3年の女子生徒の父、中島考宜さん(45)が23日、国会内で開かれた集会で、亡くなったのは一人娘の菜保子さん=当時(15)=だと実名を公表した。

 考宜さんは、取手市教育委員会はいじめの実態解明に消極的だと訴え、公表の理由を「世間に娘のことを知ってもらい、教委を動かしたい」と話した。母の淳子さん(46)もお気に入りの黄色いドレスを着た笑顔の菜保子さんの写真を手に集会に参加した。

 菜保子さんは27年11月、自宅で首をつって自殺。市教委は、いじめの存在は認められないとしていたが、第三者委員会を設置し、調査を進めている。

■福島避難の児童生徒へのいじめ、全国で44件

東京電力福島第一原発事故の影響で、福島県外に避難した児童生徒へのいじめが、全国の公立学校で少なくとも44件あり、うち避難に関連するいじめが7件だったことが読売新聞の全国調査でわかった。

 7件のうち4件は2016年度中に起きており、年月を経ても、避難者への差別や偏見が続いている実態が浮かび上がった。

 調査対象は、福島県を除く46都道府県と20政令市の教育委員会。福島県から避難している公立小中高校などの児童生徒へのいじめの認知件数を尋ねた。文部科学省によると、昨年5月1日現在、福島県から全国の国公私立学校などに避難している児童生徒は7848人を数える。

■いじめ「件数多いと評価下がる」を改めた結果… 那覇市の小学校、327件→4338件に

2016年度に那覇市の小学校で起きたいじめの認知件数が、17年1月現在で4338件であることが22日、那覇市議会で報告された。前年度の327件から急増しているが、市教育委員会などは15年の文部科学省通知を受け、現場の「認知件数の多さで評価が下がる」といった意識を改めた結果とみる。市教委によると、教諭が「嫌な気持ちになったらささいなことでも先生に報告して」と児童生徒に伝え、小さないじめも見逃さないよう対応を強化。件数の7割以上は解消しているという。

国の通知は当時岩手県の男子中学生がいじめを苦に自殺した問題などを受け、いじめの認知漏れを根絶するよう全国に依頼したもの。「積極的にいじめを認知し、適切な対応を肯定的に評価する」などとし、認知件数の多い学校を「解消に向けた取り組みのスタートラインに立っている」と肯定的な評価をする考え方を示している。

これを受け、市教委は昨年度から毎月実施しているいじめの有無などを確認するアンケートに加え、望まないあだ名で呼ばれたり、遊びで何度も鬼役をさせられたりするなど、「人間関係上の悪ふざけ」と捉えられがちな事案もいじめの対象と捉え、認知態勢を強化。積極的な初動対応で、いじめの解消につなげているという。

 黒木義成学校教育部長は「各学校でも小さないじめを見逃さず、適切に対応している」と説明した。

 一方、中学校の1月現在のいじめ認知件数は212件。前年度の155件から増えているが、小学校に比べ伸び幅が小さい。市教委は「中学生の間でもいじめの意識は高まっているが、成長につれて周囲に言わない子が多くなり、実態が見えなくなる傾向がある」と話した。亀島賢二郎氏(なはの翼)への答弁。

比嘉昌哉・沖縄国際大学准教授 昨年の国のいじめ防止対策協議会の報告ではいじめの認知件数が低い都道府県などに対し、認知が適切に行われているかを文科省が確認・指導する方針を示している。件数が多い学校は悪い評価につながるという考え方が一定払拭(ふっしょく)され、隠ぺいがあってはいけないという姿勢が広まってきている。那覇市の件数増加も、その流れを組んでいると思う。

中学校の認知件数の増加幅が少ないのは、相談してもいじめは解消できないと被害者の多くが大人を信用せず、諦めているからではないか。相談後の報復も怖いだろう。子どもからのSOSが先生に届くのは「この先生(大人)なら解決してくれる」という信頼関係の構築が求められる。

 今後、市教委はいじめの認知後、どう対応し解決に至ったのか、経緯や手法を共有することが重要になる。家庭環境など複雑な事情を抱えて加害者となる子どももおり、被害者とともに加害者へのケアも大切だ。自分や他人を大切にし、自己肯定感が得られるような支援が今後も求められる。(児童家庭福祉論、談)

■原発避難児童いじめか=千代田区の小学校-東京

東京電力福島第1原発事故の被害者を支援する弁護団は27日、東京都庁で記者会見し、2011年から15年にかけて福島県から千代田区に避難した児童3人が、通学先の区立小学校で名前に「菌」を付けて呼ばれるなどのいじめを受けていたと発表した。弁護団は「昔の話だが、内容は深刻だ」として、区に調査を求めた。

 弁護団によると3人のうち1人は、通学用の帽子を紛失した児童から「お金がないから取ったんだろう」と犯人扱いされ、担任教師からも何度も問い詰められたという。区教育委員会は「直ちに通報があった内容を調査する」としている。

 区では昨年12月、福島から自主避難している区立中学校の生徒が、同学年の生徒から「おごってよ」などと言われ、菓子代などを支払っていたことが発覚。第三者委員会で事実関係を調べている。

■中2女子いじめ自殺か=学校に訴え―福島・南相馬

福島県南相馬市内の公立中学に通う2年生の女子生徒(14)が今月中旬、自宅で自殺していたことが14日、市教育委員会への取材で分かった。女子生徒はいじめを受けていたと学校に訴えており、市教委は第三者委員会を設置し、いじめと自殺の因果関係などを調べる方針。

 市教委によると、女子生徒は11日夜に自宅で自殺を図った。家族が発見し、病院に搬送されたが死亡が確認された。遺書は見つかっていないという。

 女子生徒は昨年7月中旬に学校が行ったいじめに関するアンケート調査で、複数の男子生徒から「『汚い』などの悪口を言われた」と訴えた。担任らが加害生徒に個別指導したが、今年1月末には「男子生徒から体をぶつけられる」などと再度訴えていた。

■中3自殺でPTA総会「担任によるいじめ」

愛知県一宮市の中学3年の男子生徒が「担任に私の人生を壊された」とメモを残して自殺した問題で、学校側は12日夜、臨時のPTA総会を開き、「担任教諭によるいじめがあった」と説明しました。

 一宮市立・浅井中学校では、同夜、臨時のPTA総会が開かれました。

 市教育委員会によりますと、この学校に通っていた中学3年の男子生徒は、「担任に私の人生を壊された」などと記したメモを残し、今月6日、大阪市内の商業施設から飛び降り自殺しました。

 出席者によりますと、PTA総会で、学校側は「担任の教諭に男子生徒をいじめるなどの問題があった」と認めたということです。

■震災避難いじめ、山形でも=昨年4~12月、福島の2人に

山形県は6日、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の影響で県内に避難してきた児童へのいじめが、昨年4~12月の間に2件あったと発表した。

 いずれも福島県からの避難者に対するもので、既に謝罪などを済ませ、解決しているという。

 避難生徒に対するいじめが横浜市などで問題となったことを受け、山形県は毎年行ういじめに関するアンケート調査に併せて、避難児童・生徒を対象に、震災関連のいじめがなかったか調べた。

 県教育庁によると、2件とも友人からの言葉によるいじめで、金銭のやりとり、いじめによる欠席などはなかったという。教育庁は「特定されないため」として、避難児童の年齢や性別、具体的な言葉を明らかにしていない。

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