その日から、一生懸命練習が始まって。それがまぁホントにノイローゼになりそうだったんだけど、ラジオを始めるときには、それをするなって言われてて。手でポーズをして、"これくらいの大きさ"ってしないために、何通りも表現を持っている、っていう。それが、テレビでいうと邪魔になる。ラジオでは、放送事故を起こさないためにも、次から次にしゃべり続けることをずっと練習してきたのに、テレビではダメだって言われる。それはやらないほうが良い、鬱陶しくなるからって。

テレビでは、黙る練習とは言わないけど、間をとる練習をする。あと、物の大きさを口で言わなくて、手でポーズしたりとか、『こんな形』ってやるっていう切り替えが大変で。というのも、ラジオも続けてるわけだから。両方やって、ある程度できるようになったかは分からないけど、『今日はテレビだから』って喋り方と、『今日はラジオだ』って喋り方が、少しずつ変わってくるようになってきたんだよね。

それを習得してたんだけど、今度、ラジオの風景を、カメラで撮ってるっていうことに対して、全然、対応できなくなって。日頃のラジオをやれば良いんだって思ってるんだけど、どこか目の前のカメラってものを認識しちゃってるから、そこの段階で、手の『これくらいの大きさ』っていうのをやっちゃってるんだよね。

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