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この記事は私がまとめました

nofrillsさん

▼追記

すべての前提、英国の司法での判断(文書)

▲追記ここまで

8月16日、「エクアドルがジュリアン・アサンジのアサイラム申請を認めた」ことでTwitterがものすごい状態になった少し後、TLに流れてきたURLと、「推薦の言葉」の数々

Very useful guide. RT @PME200: Here's a layman's view on #Assange. 8 simple points that I hope clarify some facts: bit.ly/NpH2LA

「非常に有益なガイドだ」とイングランドの法律家でブロガーのデイヴィッド・アレン・グリーンさん。この方は、ウィキリークスについては2010年からずっと追っているし、「市民的自由」については専門家(TwitterJokeTrial参照)。

Wish I had this earlier when I was arguing about Assange bit.ly/N2StNW

「アサンジについて、さっき論争になっていたのだが、そのときにこれがあればよかったのに」

Excellent blog on Assange looking at the legal position and challenging many common beliefs well worth a read pme200.blogspot.co.uk/2012/08/assang…

「アサンジについて非常に優れたブログ。法的立場を検討し、広く信じられていることに疑問を投げかける。読む価値あり」

Very good summary of the Assange situation by @PME200, clearing up several persistent myths and misunderstandings: pme200.blogspot.co.uk/2012/08/assang…

「アサンジの状況について、PME200による非常に優れたまとめ。どうにも消えようとしない神話や誤解を片付けてくれる」

Good piece on the #Assange myths. Why my old friend Geoffrey Robertson is feeding these fantasists is beyond me pme200.blogspot.co.uk/2012/08/assang…

「旧友であるジェフリー・ロバートソン(アサンジの弁護士チームの大物)が、なぜこれらの、嘘を嘘と見抜けないどころか信じている人々に、給餌しつづけているのか、わたしにはまったく理解できない」

……というようにお勧めされている記事が下記。

- ポイント1: 彼は強姦事件の捜査に関連して身柄を求められている。

(以下、このポイント解説の要旨)

いまだにアサンジは「避妊具なしでやっただけ」なのに手配されているのだ、そんなのが違法行為になるのはスウェーデンだけだ、と言う人々がいるが、間違っている。

ジュリアン・アサンジに関して発行されているEAW(欧州逮捕状)では、4つの違法行為が明示されている(ただし、起訴はまだされていない)。すなわち、不法強要 unlawful coercion が1件、性的いやがらせ(痴漢行為・強制わいせつ) sexual molestation が2件と、強姦 rape が1件である。

EAWについては:
http://matome.naver.jp/odai/2133836999482309501

英語圏で既に報道されていることはだいたい読んでいるのですが、個人的には、「強姦」の罪(相手は寝ており、合意はなかったとの被害者側主張)よりもむしろ、「強要」、「痴漢・強制わいせつ」の罪で当局が立件を視野に入れていることが重要だと思います。

私はその中身も一応把握してるけど、ムカつくので書かない。検索すれば、誰でも入手可能なところに文書あります。

"on suspicion of rape, sexual molestation and unlawful coercion" の部分のエビデンスだけ、示しておきます。「レイプ」だけじゃないんですよ。

これらがイングランドの(英国の)法に照らしても違法行為であるかどうかについては、高等法院で検討された。そして、イングランドの刑法の下でも「強姦」罪にあたるとの結論が出された。ソースは下記。
http://www.bailii.org/ew/cases/EWHC/Admin/2011/2849.html

デイヴィッド・アレン・グリーンがブログでこの点を明確に述べているので参照されたい。
http://jackofkent.com/2012/06/assange-would-the-rape-allegation-also-be-rape-under-english-law/

The Guardian says Julian Assange is accused of "serious sexual assaults". Not wearing a condom is not a crime in this country. Sweden it is.

ええと、テリー・ジョーンズさん……これはちょっとショックだ…。法廷の文書、読んでないのかな。。。法廷の文書でなくても、ニュース解説記事などがあったと記憶してるのだけど…。

このあとのツイートでジョーンズは、英国の司法が取沙汰すべきでないこと(スウェーデンの警察と司法が扱うべきこと)について、大昔のガーディアンに書いてあったことを持ち出している。
https://twitter.com/PythonJones/status/236201700619325441
https://twitter.com/PythonJones/status/236202128866148352

@gregeden @pythonjones cheers. The accusation of rape is a crime here too. As upheld in English courts on 2 occasions.

- ポイント2: これは、1人のスウェーデン検察官の個人的な報復である、との説について。

間違っている。アサンジへの逮捕命令を出したのはストックホルム地裁であるが、アサンジはこれに対してSvea控訴院 (Svea Court of Appeal) で異議申し立てを行った。控訴院では子細な検討ののち、アサンジの逮捕には正当な理由があると判断した。アサンジの異議申し立ては却下された。

※これが「通常の法的手続き」であるということがわからない人が、「アメリカの差し金でスウェーデンの法廷が……」云々という《説》を信じ、その《説》の《根拠》としてあれこれの事実(例えば「被害者であるという女性の1人は、すぐには警察に行かなかった」など)をつなぎ合わせて《物語》を仕立て、それを垂れ流しているのです。しかもそれを部分的に信じている人もいる(例えば「強姦は実際にあったことだろうが、スウェーデンに引き渡せばアメリカに引き渡されることになるに決まっている。イギリスで取り調べればいいじゃないか」など)。その言説の流通の量たるや!

- ポイント3: 彼は英国で、完全な法的手続きを取ることができていない、との説について。

間違っている。アサンジは、身柄の送致については、ウエストミンスターの治安判事裁判所でSenior District Judge と Chief Magistrate の前で、完全な審問を受けている。その上で、裁判所は、捜査のためスウェーデンに身柄を送致すべしと結論した。

アサンジはこれを不服として高等法院に上訴したが、ここでもアサンジの主張は認められなかった。それからアサンジは最高裁判所にも行ったが、結論は同じだった。

日本の制度でいえば、地裁、高裁、最高裁全部。

- ポイント4: 彼は司法の手から逃亡している、との説について。

実際にそうだ。(イングランドの)最高裁での判断が示されたあと、彼は保釈条件を破ってエクアドルの大使館に駆け込んだ。2012年6月28日にはスウェーデンへの身柄の移送手続きが開始されることになっていた。

こうして、アサンジは元々手配されていた容疑とは別の違法行為を、この国でおかしたことになる。

※「一流の弁護士」がついていながら、何をしているんだか。ジュリアン・アサンジという人物は、「俺は狙われているので窓側には座らない」とか、変装して外出するとかいったことを2010年の段階で既にしていたそうで(←主にガーディアン本による)、元から「ヒーローもののフィクション」の世界と自分の現実世界とが区別できてないんじゃないかというフシがありましたが、現実世界を正確に把握し理解できないのかもしれない。どうせこのことも「俺が破ったこの国の法律は、俺を迫害するための陰謀」ということになっているはず(実際には、保釈条件は誰にでもつけられるものだし、特に「性犯罪の容疑者」には厳しいんですよ……しかも「逃亡の恐れがある」わけで)。

- ポイント5: 英国は、エクアドル大使館に踏み込むと威嚇している、との説について。

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