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ビジネスAKB48:高橋みなみのハンパない「リーダースキル」

「AKB48とは、高橋みなみのことである」――これはほかでもない、秋元康の言葉です。いまや国民的アイドルとなったAKB48を、強いリーダーシップでひっぱる高橋みなみ。彼女の凄さを、ビジネス視点でまとめました。

更新日: 2012年09月08日

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この記事は私がまとめました

sinzakiさん

かつて、秋元康はこう語りました。

「AKB48とは、高橋みなみのことである」。

これはとりもなおさず、彼女のグループでの役割の重要性、AKB48での強いリーダーシップをあらわしています。本稿では、そんな彼女がリーダーとしてどう優れているか、大きく5項目にまとめて紹介します。

弱音をはかない

リーダーは弱音をはかない。前に前に、みんなを引っ張る。わかっているのですが、なかなかできないことです。

以下は、メンバーから高橋みなみにあてた手紙です。

みなみへ。20歳のお誕生日おめでとう。
AKBのオーディションの時、茶髪で中森明菜を歌っていたあのヤンキー中学生が二十歳になったのかと思うとなんか胸が
ジーンと熱くなります。
 
人一倍真面目で努力家で世話好きで優しくて。私を含めてAKBのメンバーはみんなみなみに頼りっきりのこの5年間でした。

いつもみなみがなんとかしてくれる。みなみの言う通りにやればいいんだ。みなみが笑っているうちは大丈夫。みんなそんな風に甘えてきました。もちろん怒った時は一番みなみが怖いことはみんな知っています。だけど普段はみなみの優しいがなにより心地よかった

そんなみなみは、いつ、誰に弱音を吐くんだろう。いつ、誰に愚痴を言うんだろう。いつ、誰にわがままを言うんだろう。私たちが押し付けていた荷物を下ろす場所はあるのかな? そう思ったらなんか申し訳ない気持ちでいっぱいになりました

みなみみたいにリーダーシップは取れないけど、その重そうな荷物、一緒に持つよ。きっと他のメンバーも手を貸してくれるよ

私はみなみより年上ですから、今日はっきり言ってあげたいと思います。もう20歳になったんだから弱音を吐いてください。愚痴を言ってください。わがままを言ってください。自分の夢に向かってください

私はみなみが大好きです。みんなもみなみが大好きです。お誕生日おめでとう。

篠田麻里子より

AKB48まとめんばー

チームの風通しをよくする

AKBほどの大所帯になると、自然と「仲良し集団」ができてきます。これは自然なことですが、危険な側面もあります。

以下は、高橋みなみが直面した「チームの危機」です。

ドラマ収録が終わり、遅れてのチームA公演に出演。ところが、「なんだこりゃ? なんでこんな事になってるの!? というのが楽屋に入った最初の感想でした。」

「正直、最悪の状態でした。まず、公演前にはみんなでストレッチをしていたのですが、いつの間にかそれに出てこないメンバーがいる様になっていた。出てきてもまともにやろうとせず、端っこでずっと喋っていたり、その姿を他のメンバーがモヤモヤした気持ちで見ている。(中略)あの素晴らしかったチームAはどこ行ったんだ!? 私がいない間に、いったい何があったんだ!? 本当にショックでしたね。」

「一番悲しかったのは、以前はみんなで和気あいあいとしていたのに、その時は、仲の良い3~4人ずつのグループがいくつか出来たいたこと。もうそのメンバーで固まっちゃって、他の子と交流を持とうとしないんです。」

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メンバーに声を張り上げて注意しても、全員が言う事を聞く訳ではない。注意され機嫌が悪くなる者、良い子ぶって勝手にリーダーシップを取ろうとする事を好く思わない者。

「どうすればいい? 無理矢理まとめようとしても、悪くなるばかりじゃないか。でも、ほっといたら立て直しはきかなくなる。どうしたら…。毎日、家に帰ってからずっと考えていたんです。そして、ふと気付いて。」

「今まで、とにかく一つにまとめる事ばかり考えていたけど、それよりも、出来てしまったダマを割っていった方が良くないか? と。」

「フルイにかけていない小麦粉を水で溶こうとすると、ダマが出来るじゃないですか。チームA内で出来てしまった仲良しグループも、あのダマみたいだなと。そのダマを放っておいて、いくら一生懸命かき混ぜても、なめらかな生地にはなりませんよね? つまり、一人一人を一度バラバラに解体すれば、あとは自然になめらかになっていくんじゃないか。そう思ったんです」

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それから彼女は、楽屋を隈なく回ってみんなに声をかけるようになりました。

仲間が固まりすぎないように、はぐれているメンバーがいれば、輪の中に入れるように。

時には、落ち込んでいたり、元気がないメンバーを見つけて、さりげなく声をかけ励ますこともありました。この行動はメンバーから受け入れられ、通称「たかみなパトロール」として支持されているそうです。

時としてメンバーを叱り飛ばす

人を叱るというのは、難しいものです。
できれば避けてとおりたい、という人間もいるでしょう。

しかし高橋みなみは、時として、厳しくメンバーを叱ります。

(1月22日に公開された『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued』にて)

AKB48のリーダーとしてメンバーに、「誰かがやると思わないで。考えて」「間違えないで。すげぇ目立つわ」「聞けよ! 返事しろよ!」と、普段とは打って変わって激しい口調でメンバーに檄を飛ばす姿も。

舞台挨拶では「最初はカメラに気付かなかった。その結果、私がぶち切れている姿が映っています」

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Q,まとめ上げる為に心がけている事は?

高橋「とにかく本音でぶつかる事ですね。でも少し前まではメンバーに対して言いたい事があっても、『嫌われたらどうしよう?』って考えてしまって、自分の中で気持ちを抑えていた部分があったんです。だけど秋元さんから『嫌われる勇気を持ちなさい』と言われて、一気に吹っ切れたんです」

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嫌われる勇気を持つ。けだし、名言ではないでしょうか。

周囲を助ける

できない後輩、部下がいたらどうするか。
当人に責任をおしつけ、ほうっておく上司もいるでしょう。

しかし、しっかりサポートして、助けるリーダーもまた、存在します。

岩崎夏海(AKB初期のプロデューサー)のコメント:

「ひまわり2nd公演で、当時研究生として加入したばかりだった宮崎美穂が高橋のアンダーで、最初宮崎は踊れなくて、高橋がミラーになって(自分の踊りを左右反転させて)、振り付けを教えていたんです。」

「あの姿は壮絶でしたね。そこまで熱心に後輩の練習に付き合うのは高橋ぐらい。それは『今、AKBの公演を成立させるためには、宮崎をちゃんと踊らせるしかない』『ファンにAKB48として恥ずかしいものを見せるわけにはいかない』という高橋の強固な使命感が集約された行動だったと思います」

「一番尊敬するメンバーは高橋みなみ。高橋がいなかったら、AKB48ってどうなっていたんだろうと考える。高橋の役割を担うメンバーはいたのかもしれないけど、高橋ぐらいの高いレベルでリーダーシップを発揮できたかはわからない。」

「僕自身が芸能界を見ていて、『この人には敵わない。イメージの遥か上を行く』と思ったのは、とんねるずの石橋貴明さんと高橋だけしかいない。それほどスゴイ存在」。

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目標を高く掲げる

高い理想を掲げるというのも、リーダーの重要な仕事です。

「ひたすら上を。やっぱ今この状況を甘んじていてはダメだと思うので、よく周りの方が言うのは、ブームっていうのは1年半じゃないですか。続いても。」

「やっぱり、そこからなんですよ勝負は。それまでに礎というか基盤を、今作っていかないといけない時期だと思うので。やっぱり上へ上へですね」

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「最近AKBに入ってきてくれる子たちは、『AKBになりたい』って子が多くて、それは嬉しい事なんですけど、逆にそれがさびしい事だったり。1~3期生は、“AKB”という形が無くて、自分の夢を叶える為、『ここ(AKB)はまだ通過点だ』って気持ちの子たちばっかだった」

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以上5点、いかがだったでしょうか。

サラリーマンたるもの、就職して5年、10年もすると後輩や部下ができてきます。
そんなとき、周囲に気を配り、けして弱音をはかず、苦しむ部下をきちんとサポートできるでしょうか。

たかがアイドル、されどアイドル。高橋みなみの「リーダースキル」に、学ぶところは多いようです。

―AKBというチーム全体のキャプテンでもあると思いますが、どうですか?

高橋「いやいや、別に自分をキャプテンなんて思ってないですよ。『私はキャプテンだ』って自ら言うヤツなんかに、私はついていきたくないですし。」

「ただ、(自分が)頑張っている姿を見て、『私も頑張ろう』って思える相乗効果がチームにとっては一番大切だと思うので、そうした雰囲気は作っていきたいと思ってます」

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