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うっかり日焼けした貴方へ!正しい美白化粧品の使い方

化粧品の謳い文句ってどれも期待させるのに、効果はイマイチ実感できなかったりしませんか?うっかり浴びた紫外線でできる日焼け・シミ・そばかすへの対策を、肌の仕組みから科学してみました。是非参考にしてみてください。

更新日: 2012年12月25日

comet15さん

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日焼けの原因、メラニン合成の仕組み

皮膚のターンオーバーサイクルは28日。紫外線を浴びてつくられたメラニンも細胞とともにはがれ落ちていくので、通常の日焼けなら約1カ月後には消える。

加齢に伴い代謝が落ちるとターンオーバーサイクルは延びますが、だいたい1~2か月を目安と考えておけばいいでしょう。

ので、美白化粧品を買わずとも、一か月間できるだけ紫外線を避け皮膚が元通りになるのを待てば白く戻ります。

じゃあなんでシミができるの?

メラニン合成が異常に活性化したメラノサイトがどんどんメラニンを合成し、そのメラニンが周囲の細胞内に蓄積されることでシミが形成されます。

つまり、外科的に異常なメラノサイトを除去しないとシミを消すことはできません。

化粧品でシミを治せるというのは、ほくろを消せますと言っているのと同じ。
んなわけないでしょう。。。

レーザー治療で異常なメラノサイトを取り除けば、根本的に治すことができます。

美白化粧品の有効成分は大きく分けて三種類。

1. メラニンを作る酵素チロシナーゼの働きを阻害する

2. メラノサイトの活性化をふせぐ

3.メラニンの排出を促進する

ネタ元に各種有効成分が挙げられています。が。

ビタミンCは気休めだし、肌に塗るよりサプリで摂る方が安いく大量摂取できる。
(必要以上に摂取しても尿中に排泄されるので弊害はない)

そもそも1, 2はすでに黒くなった細胞には効かないってことです。それ以上黒くなるのを防ぐだけ。
(補助的に使用するならOK。)

メラニン「だけ」が排出するような仕組みはないので、3もまた気休めです。
(メラニンが一部排出されることもあるのでしょうが、全部無くなることはない)

単にメラニン生産を抑える抗シミ化粧品は、紫外線を皮膚内部に侵入しやすくして、紫外線による皮膚障害を悪化させてしまうことがある

上記有効成分1,2は諸刃の剣です。
これらが効いているときに紫外線を浴びると、メラニンが合成されていないので、DNAが直接ダメージを負うことになります。

ので、そのような美白化粧品を使用している場合は、しっかりと紫外線対策を講じてください。

色が白くなったって、肌の老化が進んでしまっては意味がありませんよね?

<シミ・そばかすについての最近の研究について>

慶応大学のグループが、皮膚をお湯につけることでシミ・シワを防げること、熱によって体内で増える「熱ショックタンパク質70(HSP70)」がその際に重要であることを発見した

HSP70は熱刺激によってすぐに合成が促進され、細胞を外的ストレスから守る一連の反応を促進する多機能な物質です。

「ヤバツイ」や「アルニカ」という植物の成分がHSP70を増やすことを発見。これらを配合した化粧品はすでに再春館製薬所が商品化済み。" だそうです。

どんな商品になってるか見たら、ドモホルンリンクルに含まれてるんだって。。。
肌に塗ったって効きゃしないでしょ(笑)、せめてサプリメントにしないと!

まあ、「化粧品は夢を売る商売」って言いますからね。
科学的なこと言うのも無粋かも知れませんが。。。

補足

皮膚の上から塗って効く成分というのはそう多くはありません。

とくにタンパク質系の成分は(たとえ分解して小さくしたペプチドでも)角質層を超えて表皮細胞に浸透したりはしません。
ので、体内にあって欲しいコラーゲンやヒアルロン酸を、皮膚の上から塗ってハリを持たせる、ってのは完全に間違いなわけです。
(保湿剤として使うなら効果的です)

多くの化粧品の謳い文句は「嘘つき」にはならず、消費者が「誤解を招く」よう巧妙につくられています。
「効果より使用感」は業界では常識です!

皮膚の上から塗ってもよく効くのはステロイドのような脂溶性の低分子化合物です。

42℃で温熱処理をしてから紫外線を当てたグループではシワがほとんどできない

これは、温熱処理後に紫外線を当てているので、日焼けする前の予防的な話ですね。

日常的にあっつい風呂に入ることで(その直後は)細胞が各種ストレスに強くなってるから、UVにも耐えられるってことでしょうか。

毎日熱湯風呂に入れる人は、試す価値があるかもしれません。
無理な人は日焼け止めをどうぞ。

42℃って結構熱いですよね。。。

<結論> じゃあ、どうしたらいいの?

他の多くの化粧品と同様、美白化粧品もまた気休めです。
シミを完全に消せるような代物ではありません。

(シミ・そばかすにサヨウナラーとかCMしてるけど、「無くなる」とは一言も言ってませんからね!誇大広告に該当しないよう配慮してるのです)


美白化粧品、という名前がそもそも謎ですが、CMで繰り返されているシミ・そばかすが消えてなくなるようなイメージのものではありません。


そんなものにかけるお金があるなら、まずはしっかり日焼け止めを塗って、皮膚のターンオーバーを待つことをすすめます。
あくまで、メラニン合成を抑制するような化粧品は補助的なものです。


消えずに残ったシミ等はレーザーで焼くしかありません。
ピーリングで剥がせるような浅い層よりも深いところにそれらの原因細胞がいるので、ピーリングでは難しいでしょう。

ただし、レーザー治療後は皮膚が繊細なので、紫外線を浴びるとすぐにまたメラニン合成を始めてしまいます。
尚更UVケアをしっかりと。


おおよそ全ての化粧品のうち、科学的に有効であるものは「日焼け止め」しかないことを肝に銘じましょう。
日焼け後でも、UVケアこそが王道です。

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comet15さん