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著作権の濫用は誰も幸せにならないという一例

『キャンディ・キャンディ』は、紛れもなく
少女マンガ史に燦然と名を残す名作である。

しかし、原作者と作画者の間の、著作権をめぐる泥沼の係争の末

単行本が文庫版ですら絶版している現状、DVDもない、再放送も絶望的、グッズ販売も違法、の、ないないづくしが、『キャンディ・キャンディ』の現実である。

係争自体は、原作者全面勝訴の最高裁判決が確定しているが、
現在なお遺恨がすさまじく、『キャンディ・キャンディ』関係のすべての商品が凍結されたままなのだ。

著作権などの権利意識、複雑な権利関係がどのような悲劇を生むのかの例である

講談社の少女漫画雑誌『なかよし』にて、1975年4月号から1979年3月号にかけて連載され、単行本は当時「KCなかよし」で全9巻が刊行された。
講談社編集部が企画し、作画には当時講談社専属であった、いがらしゆみこが、原作者として水木杏子が選ばれた。なお、通名である「名木田恵子」名義で別の漫画が連載中であったため、名木田名義でなく「水木杏子」名義となっている。

テレビアニメ化(1976年10月1日から1979年2月2日にかけてテレビ朝日系で放送、全115話)・劇場公開もされ、主題歌レコードもヒットした。舞台化や小説化もされている。
最盛期には、キャラクター人形が1年間で200万個・約80億円を売り上げた。
単行本の累計発行部数は約1200万部。単行本の7巻は、日本の漫画単行本としては初めて初版100万部が印刷された。その後、愛蔵版・新装版・文庫版コミックスでも発行されている。
1977年(昭和52年)度、第1回講談社漫画賞少女部門受賞。

しかし、水木杏子といがらしゆみこの間に本作の著作権帰属を巡るトラブルが発生し事実上の断絶状態になったため、2001年以降は原作もテレビアニメ版も再版・再放送ができない状態になっている。

事件のあらまし。原画製作者が作ったマンガの絵、キャラクターにも、原作者の権利があるのかという問題

『キャンディ・キャンディ』関連裁判一覧

いがらしゆみこ氏を攻撃するサイト(水木氏側)

学者や法律実務家の中では、「キャンディ・キャンディ」のキャラクターの絵自体は「キャンディ・キャンディ」の漫画とは別の著作物と考えられ、そこに原作者の権利をすべて及ぼすのは保護範囲が広すぎる、というような上記の最高裁判決に批判的な意見が多い

いがらしゆみこ氏側のサイト

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