ついに電話がかかってきました。英語かなーと心配しましたが、日本語でした。これで、Apple Review Teamの担当者と電話するのは二回目です。アメリカからの国際電話です。しかも、多分、前回(一年前)と同じ方で、日本語が大変流暢になっておられました。

結論は、「忙しい人のための結論」にまとめた通りなのですが、招待された側に何らかの報酬を与える仕組みになっているとランキングの不正操作に当たる(3.10違反)というのは、なんとなく理解できるのですが、「招待IDの入力欄を削除するように」(11.1違反)というのが電話をいただくまで理解できませんでした。

アップルの収益にならないようなことはしないようにという気もしたのですが、それならリワード広告のほうが収益をそいでいるし…。
電話のニュアンスでは、どうやら、他のアプリで、IDを入力させて特定の機能をunlockし規約をバリバリに破った「裏アプリ」化してしまうことを防ぐためというのもあるような感じがしました。
確かに、それは、防がないといけないですね…。

規約変更なのですか?と聞いたら、そういうことはなくて厳しくなっただけですとのこと。今すでに招待IDがあるアプリはどうなるのですか?と聞いたらアップデートの時にその部分を外すよう言われるでしょうとのことでした。

これで初めて納得。

確かに、初めから全てを想定してガイドラインを作るなんてことも不可能ですし、アップデートの時に修正をされるなら公平でもあります。

とはいうものの・・・。招待IDの入力欄なしで、どうやって招待者を特定したらよいのでしょう?
それもついでに聞きました。すると、今まで審査通った事例でいうと、ログインID/パスワードを入力してログインしたら招待者に報酬を上げるパターンだと大丈夫だったとのことでした。恐らく、サーバー上で招待者と招待された側を紐づけているのでしょうとのこと。

いや・・・。それって、事前に会員を持っている会社しかできないのではないでしょうか…。例えば、ソーシャルゲーム会社の会員間で、アプリを紹介すれば、事前に「誰が誰にどのアプリを招待した」という情報をサーバー上に残し、招待された側が、ログインした時に招待者にゲームコインなどの報酬を与えるはできます。しかし、そのパターンだと既存会員を持たない場合には全く使えません。

しばらく悩んで後…、この招待ID制そのものをAppleがやればいいんじゃぁ?と思い、「Game Centerにぜひ招待IDの仕組みを入れてください!そうすればもっと盛り上がると思います!」と最後にお伝えしたら、「iOS6にどんな機能が入るか詳細には分からないけど、あったらいいですね~」との返事でした。気さくないい方でした。

散々悩んだ挙句、「裏アプリ化」を防ぐために11.1違反があるのなら招待IDの入力欄なしで招待者を特定できる仕組みがあればよいのだから・・・と、変形的な招待制を導入しました。

仕組みはあまり公にしない方がよいかもしれないので、ここでは控えます。アプリを見れば開発者ならすぐにわかると思います。
ただ、この仕組みも招待された側にもう一つ操作をしてもらわないといけないので、招待された側に報酬を与えられないので、かなり使いにくいのは否めません。

一日も早く、AppleがGame Centerで招待IDシステム化をしてくれることを願うばかりです。

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