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読書芸人ピース又吉のおすすめ本まとめ

読書好きとして有名なピースの又吉直樹さんが各所でおすすめしている本をまとめました。

更新日: 2014年09月04日

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この記事は私がまとめました

Zzzzzzさん

◆書店でコーナーが作られるほど読書好きで有名な又吉さん

◆そんな又吉さんが各所でおすすめしてる本をまとめました

トロッコ/芥川竜之介

小田原・熱海間に、軽便鉄道敷設の工事が始まった。8歳の良平が、その工事現場で使う土砂運搬用のトロッコに非常に興味をもっていた。ある日、トロッコを運搬している土工と一緒に、トロッコを押すことになった。良平は最初は有頂天だが、だんだん帰りが不安になった。途中で土工に、遅くなったから帰るようにいわれて、良平は一人暗い坂道を「命さえ助かれば」と思いながら駆け抜けた。家に着いたとたん、良平は泣き出してしまう。
という良平の体験を、大人になり東京に出てきた良平が回想している。塵労に疲れた良平の前には、全然何の理由も無いのに、そのときの薄暗い坂の路が一筋断続しているのであった。

中学のとき、教科書に載っていた芥川龍之介の『トロッコ』を読んでから読書にはまった。

今でも大好きな文学をはじめとして哀愁のあるものが昔から好きでしたし、救われてきたんです。たとえば、芥川龍之介の『トロッコ』。

読んだ時に「うわ、めっちゃわかる!」と感じたんです。文学で感じた初めてのあるあるというか。自分しかわかりえないと思っていた感情を自分以外の他者が描いてくれていることへの感動。

一千一秒物語/稲垣足穂

少年愛、数学、天体、ヒコーキ、妖怪…近代日本文学の陰湿な体質を拒否し、星の硬質な煌きに似たニヒリスティックな幻想イメージによって、新しい文学空間を構築する“二十一世紀のダンディ”イナガキ・タルホのコスモロジー。表題作のほか『黄漠奇聞』『チョコレット』『天体嗜好症』『星を売る店』『弥勒』『彼等』『美のはかなさ』『A感覚とV感覚』の全9編を収録する。

「流星と格闘した話」など不条理でファンタジックな短編で構成されている。
主人公が車を運転してしてたら流星と衝突するんです。で、「何してんねん」って車を降りて流星とつかみ合いのケンカをするんです。でも主人公は倒されてしまう。家に帰った主人公は、拳銃を取り出して屋根に上って流星のいる空中めがけて発砲するんです。すると流星が落ちてくる。。みたいな変わった話がいっぱい入ってるんです。

変身/カフカ

ある朝、気がかりな夢から目をさますと、自分が一匹の巨大な虫に変わっているのを発見する男グレーゴル・ザムザ。なぜ、こんな異常な事態になってしまったのか…。謎は究明されぬまま、ふだんと変わらない、ありふれた日常がすぎていく。事実のみを冷静につたえる、まるでレポートのような文体が読者に与えた衝撃は、様ざまな解釈を呼び起こした。海外文学最高傑作のひとつ。

ある朝、主人公が目覚めると自分の体が巨大な虫・毒虫になっていたんです。そんな異常な状況なのに普段の日常のことを心配するんです。毒虫ということを簡単に受け入れて、別のことを心配して、物事も淡々と進んでいくんですけど、家族とかから、厄介者扱いされて、なんか凄いんですけど、すごく笑えるんです。

人間失格/太宰治

「恥の多い生涯を送って来ました」。そんな身もふたもない告白から男の手記は始まる。男は自分を偽り、ひとを欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだす。でも、男が不在になると、彼を懐かしんで、ある女性は語るのだ。「とても素直で、よく気がきいて(中略)神様みたいないい子でした」と。だれもが自分のことだと思わせられる、太宰治、捨て身の問題作。

『人間失格』には、幅広い人がより共感できるフックがたくさんある。ストーリーで読んでも面白いから、読み始めにはいいんじゃないか

人間失格から読んで好きになり、太宰を読み始めて面白い短編があると知ってより好きになった

「好きな作家はたくさんいるけど特に太宰が好き。暗いイメージがあるけど笑える短編も多い。今生きていたら、お笑い芸人になっていたんじゃないかな。組めたら(コンビを)組みたい」

回想の太宰治/津島美知子

太宰治は、文字通り文学のために生まれ、文学のために育ち、文学のために生きた「文学の寵児」だった。彼から文学を取り除くと、そこには嬰児のようなおとなが途方に暮れて立ちつくす姿があった―。戦中戦後の十年間、妻であった著者が、共に暮らした日々のさま、友人知人との交流、疎開した青森の思い出など、豊富なエピソードで綴る回想記。淡々とした文にも人間太宰の赤裸な姿が躍如とする好著。

太宰治の奥さんがかかれているんですど、太宰作品から想像する太宰の妻っていうのはけなげで大変な苦労されている印象があったんです。だけどこれを読んで凄い面白い方で強さもありますし太宰を客観的に見ていて、今の言葉でいうと彼を「いじってる」ように感じたんです。この方がいたから、太宰はああいう面白い作品をかけたのかと思いました。

最後の喫煙者/筒井康隆

ドタバタとは手足がケイレンし、血液が逆流し、脳が耳からこぼれるほど笑ってしまう芸術表現のことである。健康ファシズムが暴走し、喫煙者が国家的弾圧を受けるようになっても、おれは喫い続ける。地上最後のスモーカーとなった小説家の闘い「最後の喫煙者」。究極のエロ・グロ・ナンセンスが炸裂するスプラッター・コメディ「問題外科」。ツツイ中毒必至の自選爆笑傑作集第一弾。

喫煙者が主人公で、とにかく社会的に喫煙者への排斥運動が高まっていって、吸う場所がどこにもなくなっていくんです。最終的に国会議事堂の屋上に追いつめられて、催涙弾とか打ち込まれるんだけど、それでもタバコを吸うっていう話で。今とちがって、みんな街中でタバコを吸っても誰もとがめない何十年も前に書かれた小説なんです。今を予見していたような話で、しかも最後、すごく面白い結末もあります。

銃/中村文則

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