1. まとめトップ
  2. ビジネススキル

新興国で開発された製品が日本進出する?リバースイノベーションを一から学ぶ!(10/1更新)

リバースイノベーションが話題になって、早3年以上が経過しました。本の出版にあわせて、ごちゃごちゃしたこれまでの議論をまとめてみました。

更新日: 2012年10月01日

61 お気に入り 16604 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

ウォール・ストリート・ジャーナル ベストセラーリスト1位
USAトゥデイ ベストセラーリスト1位
バーンズ&ノーブル ベストセラーリスト1位
アマゾン・ドットコム 1位(ビジネス)
上海デイリー1位
ライブミント(インド)1位など
全世界の話題をさらったベストセラーの邦訳

リバースイノベーションとは?

「新興国での厳しい制約条件」を逆手に取って、先進国でも受け入れられる製品イノベーションを起こす

しかし、リバース・イノベーションの考え方は、2つの仮定に疑問を投げかけています。
①「新興国の経済は先進国の経済と同じように発展する」
②「開発国の特別なニーズに向けて作られた製品は、先進国では機能的に不十分であり、売れない」

新興国に送りつける製品は、先進国向けに開発された製品にマイナーチェンジを加えてカスタマイズしたものばかり。それがグローバルビジネスの常識だった。

従来戦略では、新興国の中間層や BOP 層の急成長に対応できず…

建設機械のコマツ中国が盗難防止や作業の効率アップを目的に開発したGPSシステムは、その後グローバル市場に投入され、日本にも逆上陸した。まさにリバース・イノベーションそのもの

単に新興国市場向けに設計された製品を取り上げ、それを先進国で売ることに留まらない。むしろ、企業そのものを変革するものである。それゆえ、実行に当たっては、内部からの軋轢も多い。

元祖リバースイノベーション GEの事例

この他、心電計の分野でリバース・イノベーション戦略を採用して成功を収めている。

1990年代には、GEも米国や日本で開発した超音波診断機器を中国市場で販売していた。これは、1台10万ドルから35万ドルという高価なもので、かつ大型だったため、販売先はごく一部の大病院に限られていた

中国のローカルチームを活用し、医療の恩恵を地方にも広めようという中国政府の方針に従って増加し続ける地方の診療所向けに、パソコン程度の大きさのポータブル商品を開発。

現地で大ヒットし、販売台数が拡大。結果として、2002年の発売当初、1台3万~4万ドルしたものが、2007年ごろには1台1万5000ドルまで価格を下げられた

このポータブル超音波診断機器、今では日本を筆頭に先進各国で非常に売れ行きが好調

イメルト会長によると、リバース・イノベーション戦略を実施するために、同戦略の実施部隊である「ローカル・グロース・チーム」3 に製品開発、製造、営業サービス、そしてそのためのGE 社の資源を利用できる権限を委ねている。

Philipsもインドで開発した超音波装置がドイツの市場で販売されています。

日本にとってどうなの? 反対?それとも取り入れるべき!?

だが、これを突き詰めると日本の雇用は減り、高機能を追求しないため技術力も落ちてしまわないかと心配になる。そうならないためには先進国向けの高機能製品は依然として日本で開発し、そのための工場も国内に維持して競争力を高める両面作戦が必要だろう。

正しくは“ Reverse Innovation”ですが、私は “Re-Birth Innovation” と言い換えても良いのではないかと自分なりに思っています。日本のクルマこそ、もっと質実で簡素な姿に「新しく生まれ変わる」ことが必要ではないかと思っているのです。

ホンダのスーパーカブは、さまざまな国で勝手に模倣品を作るローカルメーカーが後を絶たない。従って、模倣品メーカーというのは、ホンダにとって、大変目障りな相手なのだろうと思っていた。そうしたら、ある時、中国の模倣品メーカーに50%出資し、合弁相手に

BOPビジネスの企業戦略上の意義として、次の3つを挙げることができます。 (1)地球上に残された最後の大きな成長機会の追求(ネクスト・ボリュームゾーン) (2)新たなビジネスモデルや経営資源の構築、学習によるリバースイノベーション(既存事業へのフィードバック) (3)「社会のニーズを満たすことによって富を創出する」

「人口大国」「資源大国」相手にどれだけ稼ぐか。日本のグローバル企業はとっくに動き出している。もはや日本市場は日本企業からみても「その他地域」になりつつある。

書評やコラムも(2012/10/1更新)

1