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知的な大人必読の名作書籍11選

面白い上に教養まで身につく良書を厳選してみました。

更新日: 2012年11月28日

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この記事は私がまとめました

zaku弐さん

哲学+グラップラー刃牙=最強にして最高の哲学入門書

史上最強の哲学入門

グラップラー刃牙と哲学入門書を足し合わせるという前代未聞の荒行に挑んだ意欲作。

格闘家と哲学者は似ているなんて誰が思ったか?格闘家と哲学者、両者は、あまりにかけ離れているようで、その実は類似した存在なのだ。
格闘家が純粋なる「強さ」だけを求め己の人生すらをその追求にかける者ならば、哲学者とは純粋に「強い論」を追求することに己が人生を捧いだグラップラー。

哲学者達の論戦はまさしく智のバトルロワイヤル。最強の自負とともに掲げられた理論を叩きのめしては、新たなる論者に叩きのめされる。哲学の歴史はドラゴンボールなどバトル漫画を彷彿するような、熱い展開の連続なのだ。
これは単なる哲学の入門書などでは無い。「誰しもが正しいと認めざるを得ない、最強の論」それだけを求めて切磋琢磨した智の鉄人達の戦いの記録だ。
ソクラテスから始まり、果てはマルクスまで、「真理」とは「国家」とはなんなのか?哲学史をまるっと網羅したこの一冊、刃牙ファンだけでなく教養に飢えた社会人も必読の一冊だろう。

世界で最も人気ある講義にあなたも参加しよう!!

ハーバード白熱教室 講義録 上下巻

講義の名手で知られる哲学者マイケル・サンデルによる講義録をまとめた一冊。まず、この哲学書は従来の哲学書とは毛色が激しく異なる。従来、哲学書は著者自身の論(意見)をゴリゴリ押していくものだが、「この書籍でマイケル・サンデルは自分自身の意見を一切語らない」論議は全てマイケル・サンデルが学生への問いかけ、学生がそれに答えるという形で構成されている。

巧みな質問で学生達に論議を行わせ、無駄なく議論は進む。そして、ある種の到達点になめらかにたどりつく。その到達点には議論していた学生達が全く考えていなかった答えがある場合がある。マイケル・サンデルの見えざる手により議論が思わぬ方向に収束していくその流れを追ううち、あなたはこの本に魅了されるだろう。
その時あなたはきっとこの本の薄さをうらめしく思う。

ディベートが面白いのは哲学だけにあらず!! 理系必読、理性の限界をめぐる知的ディベート 科学が叶えうる限界とは?

この書籍も白熱教室同様でディベートにより構成されている。一言で言って、「おいしいとこ取り」をした一冊。有名な面白い問題ばかりを集めているので面白くないわけが無いと言えるほど。理系人間には特にたまらない内容だろうが、文系だって十分に楽しめる。内容のほとんどは哲学とも言える問題ばかりで、答えが式により出るものでは無いからだ。ある種、文理の橋渡しとなる内容と言える。

パラドックスを知らないなんてもったいない!! 古代からの深く普遍的な概念であり、科学哲学の大黒柱こそがパラドックス

パラドックス大全

ありとあらゆるパラドックスを網羅した辞典。一見小難しく取っ付きにくそうなものも、やさしく解説してくれているため誰もが読めるようになっている。チューリングテストや全知のパラドックスなど有名なものなども関連することと共に詳しく書いてあるので本格的に知りたいという人にもいいだろう。残念ながら、この書籍の紹介はこれぐらいしか書くことが無い。

だからパラドックスとはいかに興味深いものなのかをここに少し書こう。パラドックスとは一見すると頭をフル回転して考えるもので、なにがなんやら分からない取っ付きにくいものと思ってはいないだろうか?

「不思議の国のアリス」は大人気の児童文学だ。この名著をしたためたルイス・キャロルは数学者である。そのため不思議の国のアリスの中には無限回帰などたくさんのパラドックスがちりばめられている。他にも文学作品を一層魅力的にしてくれている面白いバラドックスがある。小説ドン・キホーテに登場するものを紹介しましょう。『ある島には奇妙な掟があり、島を訪問するものに番人は「何しにきた?正直に言えばいいが、嘘をつけば首つりだぞ」と問いますがしかし、正直に言ったとしても嘘だと言われ首つりになります。』一見どう答えても殺される状況ですが、実は一つだけ殺されずにすむ答えがあります。あなたは分かりますか?

歴史的な名書と言えるほどに完璧な書籍 高校生から社会人まで読む人を選ばない

オイラーの贈物

この書籍は意欲ある中学生すら読者層に想定したと書かれているが、正直高校生でも手強く感じるだろうと私は思う。私自身、高校時代は数学が得意で大学も理系に進み数学には少し自信を持っていたがこのボリュームは中々にこたえた。これは私の浅学非才さ故だが、やはり数学に一切興味が無い人には勧められない。嫌いな勉強だけど数学について詳しくなってる俺なんか格好いいかもと思える私のようなマゾヒストか単純に数学好きには最良の書である。

この本を特に薦めたいのは「数学を勉強し直したい社会人」と「高校生」だ。この本が名著として古くから評価されているのはその完成度の高さかさ故であり、分かりやすい解説にはじまり、演習なども用意してくれている。もちろん解答解説も充実しており全てが自己完結しているため、他の書籍を引いて調べると言った手間を必要としない。自己学習の書籍としてこれ以上はないというほどだ。
高校生に一押しする理由は、二次試験やセンターの数学を解く上でこの書籍の内容を学んでおけば非常に有利だからだ。それほどに数学を広く勉強できる書籍なのだ。
おおざっぱに言えばベクトルと数列が合わさった「線形代数」という教科の存在を知りもしない高校生は多いだろう、しかし理系ならば誰でも知っている。二次試験には線形代数などからもろに高校生の学習内容で解ける問題が出題されている。知っているかどうかで差は大きく出るだろう。線形代数に限らずこの書籍の内容は押さえておくにこしたことはない。
また数日本気で勉強すれば線形代数は十分に基礎的教科書は理解できる。この書籍と一緒に線形代数なども二次試験を控える高校生ならばやっておいて損は無いだろう。

ベストセラーにもなった世紀の問題作!! 進化について学ぶうちに開かれる、禁断のブラックボックス

利己的な遺伝子

自己複製子「ミーム」という言葉を聞いたことがある人もいるだろう?その出典はこの「利己的な遺伝子」である。
この書籍は兎にも角にも長い。本当に長いし、補注をめくりながら読む必要があるので忍耐力がいる。また、翻訳は破綻をきたす部分が多く訳は最悪だ。

だが、それらを差し引いてもこの本には魅力的な内容が書かれている。人の性といおうか、のぞくなと言われるとのぞきたくなるものである。この本にはキリスト教徒が鍵と圧力ををかけ封殺しておきたいもの、「のぞくな」と彼らが言うことが書いてある。このブラックボックスは、まさしくパンドラの箱だったのだ。

道徳につばをはく内容に、宗教家以外からも反感を買ってしまった本書は、優しさや思いやりからの行動全ては、ある意味(極論だが)欺瞞であり、それは実のところ利己的な行動だと言う。全ての人間が自己中心的であると言うのだ。それはつまり「マザー・テレサは慈悲深くなどない。ただそうすることで見返りがあることを知っているから人助けをする、ただの偽善者の自己中野郎だ。」と言っているようなもの。

リチャード・ドーキンスの問題作、彼の理論を暴論だと思うだろうか?その判断を是非とも、この書籍を読了してからもう一度して見て下さい。あなたはこの魔書を読み終わった後も同じ意見だろうか?

リチャード・ドーキンスは多くの科学啓蒙書を書いており、彼の書籍は宗教と科学を関係性を学べる良書ばかりなので他の書籍もオススメする。ドーキンスのライバルであるグールドの書籍でドーキンスの反対意見を見てみるのも面白い。また彼も宗教と科学の関係を考えさせてくれる書籍を書いている。

戦前日本の異常なほどの愛国心、ナショナリズムは何故無くなったのか?その真相を知ることができる一冊

大日本帝国とは世界から見れば狂犬以外の何者でもなかったのだろう。当時アジアは全てヨーロッパの植民地というような状況だった。しかし、日本は違った。最後まで抵抗を続け、アジア独立のきっかけを作った。日本の必死の抵抗がなければ今頃私たちアジア人は英語を喋っているかもしれない。それほどまでに日本は手強くやっかいだった。アメリカ人に、いや当時の世界に日本人は植民地にするので無く皆殺しにするべきだと思わせるほどに、狂信的愛国心を持つ日本は恐ろしい国だった。

愛国心の結晶とも言える特攻。今も世界に「神風」という言葉が通じるように戦前日本の愛国心は世界を恐怖させるほどだった。しかし、今の私たちから愛国心は失われてしまっている。


アメリカという国がどれほど侵略と謀略の限りをつくし世界で暴れ回ったか、知らない人はいないだろう?資源を得るために未だに武力介入を行う国が日本にだけ紳士的なはずがないではないか?今日本では反米感情につながりうる情報などは統制され報道されないことを知っているだろうか?決して戦後直後だけではないのだ。

過去アメリカが日本に何をしたのかを知り、今一度日米の関係を考えてみよう。


だいぶ右よりな紹介文ですが、私自信がそういう訳でもありません。この書籍がひどく右よりな内容という訳でもありません。戦後日本にアメリカが行った事実が書かれているだけです。しかし、少し右よりな内容であることは事実です。

十字軍はアラブに謝って下さい。  聖戦ってなんだっけ?

アラブが見た十字軍

9.11後、アメリカでは軍隊を派遣するときに現代の十字軍を派遣するという表現が一部で使われていました。未だにキリスト教圏では十字軍=正義の軍団といった認識をするステレオタイプが多く存在します。

十字軍が何をしたか知っていますか?
知ってて今なお、彼らが行ったの行為が聖戦というの?

私はとてもじゃないですが、十字軍を神聖な軍団とは思えません。というより正義の鉄槌を下されるべきは十字軍なのではないかすら思います。

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