1. まとめトップ

【笑って】海外コメディ映画の私的おすすめ集【泣けて】

アクション・コメディ、ラブ・コメディ、ホラー・コメディ、サスペンス・コメディなどなど、私(とよかわ)のお気に入りの良質なコメディ洋画を紹介していきたいと思います。少しずつ増やしていく予定です。

更新日: 2015年06月06日

569 お気に入り 911501 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

toyokawaさん

2010年作品
エマ・ストーン
ペン・バッジリー
アマンダ・バインズ
キャム・ギガンデット
トーマス・ヘイデン・チャーチ
パトリシア・クラークソン
リサ・クドロー
マルコム・マクダウェル
アリソン・ミシェルカ
スタンリー・トゥッチなど

突然ですがみなさん、自分の高校生時代を思い出してください。自分も周囲もバカだったでしょう?これはかつてのあなたと同じ、バカな高校生たちの物語です。
処女で地味子のエマ・ストーンは必要にかられてつい「大学生とセックスした」と親友にウソをついてしまう。そのウワサは一晩で高校じゅうに広まってしまい「ヤリマンビッチ」のレッテルを貼られる。しかしゲイを理由にいじめられている友人から、いじめから逃れるために「ヤッた」とウソをついてくれと頼まれ、エマはしぶしぶ承諾。ひとんちのパーティーの一室でズコバコアンアンと音をたてて派手にヤったふりのパフォーマンス、みんな信じ込んで大成功! そしてそれを皮切りに、彼女は学校じゅうのモテない童貞野郎から「エア童貞喪失」を頼まれて?!
地味子だったエマは、ヤリマンビッチキャラを演じるために売春婦そのもののビッチファッションに身をかため、学校じゅうのウワサの的になるのを半ば満足気分でエンジョイしていた。しかし彼女は落とし穴に気づかなかった。自分がウワサをコントロールしているつもりだったのに、どんどん「自分」が消えていくことに……。
エマはザック・スナイダーの「エンジェル・ウォーズ」のオファーを蹴ってこの映画の出演を決定!エマの魅力爆発の一本です。ミュージカルシーンもあります!
この映画に出てくる高校生たちはみな悲しいほどに流されやすく、もろい自我をかかえています。学校の出来事などしょせんコップの中の嵐。でも彼らにとっては、それが世界のすべてなのです。学校という理不尽な牢獄の中で生き残るために、必死にもがくしかないのです。
あなたもまだ、高校生のときと同じように、他人の評判のなかに生きていますか? エマのラストのひとことは、そんな人のために宛てられています。「ミーン・ガールズ」とセットで見ましょう!
なお、この映画は「フェリスはある朝突然に」「ブレックファスト・クラブ」「セイ・エニシング」など往年の学園映画への楽しいオマージュがたっぷりありますので、学園映画好きにはたまらない映画でもあります。

2004年作品
リンジー・ローハン
レイチェル・マクアダムス
アマンダ・セイフライド
レイシー・シャベール
アナ・ガステヤー
ティナ・フェイなど

何からお話しすればいいんでしょう(思い入れが強すぎて)……。この映画は以下の人におすすめです。いじめられっこだった人。いじめっこだった人。いじめを遠巻きに見てるしかできなかった人。ダサかった子。周囲に合わせておしゃれしてた人。陰口を言ったことがある人。言われたことがある人。そんな女の子たちを見てきた男の人。つまり、すべてです。私の場合は……1番めです。
アフリカ帰りで学校に通ったことがないリンジー・ローハンはいきなり高校へ。学園生活のルールもわからないまま、学園のグループ/カースト分けにただただ戸惑うばかり。そこへ学園の女王で歩くバービー人形のように美しいレイチェル・マクアダムズに声をかけられて、彼女のグループ「プラスティックス」に勧誘される。リンジーはイケてない仲間だったはずの二人も置いてきぼりにどんどんレイチェル風におしゃれにケバくなっていき、ついにレイチェルを蹴落として「新・学園の女王」になるが……。
なんといいますか、とにかく「女子あるある」の嵐がすごい。レイチェルがほかの女の子のスカートを誉めた口で、すぐさま陰口で「あんなダサいのありえない」と呟いたり。ひとたび女の子がコンプレックスを口にしたら、他の子も次々と自分の欠点を並べないといけない、とか。
そして「サタデー・ナイト・ライブ」元筆頭ライターのティナ・フェイが脚本ですから、ギャグや小ネタももちろん満載。離婚したてのダサい女数学教師、彼女に秋波を送る校長先生、豊胸手術したてでかった~い乳首のレイチェルママなど脇役はクセのある人物ばかり。
さて新・学園の女王におさまったリンジーにレイチェルは復讐、高校じゅうの女の子を巻き込んで乱闘になるわ教師の家には家宅捜索が入るわ、収拾がつかなくなってしまう。しかし、だからこそラストのパーティーの場面でリンジーがたどりついた結論は感動的で涙ものです。何回見ても泣けます。「こんなもの、ただのプラスティック」は映画史上に残る名言です。
よくこの映画は「女子の怖さがわかる映画」なんていわれます。それは違います。これは、「もろい自意識を着飾ってごまかす女の子」「自分ひとりでは何もできないから群れたがる女の子」「確固とした価値観が自分の中になく、メディアの影響ばかり真に受けてしまう女の子」たちの、決定的な「弱さ」を書いた作品です。
かつて女の子だったあなた、いまもまだ女の子のあなた、女の子を理解したい男の子のあなた、すべての人に見てほしい、映画界の真のオールタイム・ベストです。

2009年作品
アーミル・カーン
カリーナー・カプール
マドハヴァン
シャルマン・ジョシなど

まず最初に言います。170分もある。コメディ映画だと90分が基本の尺なのですが、余裕で二倍近くです。まあなんといってもボリウッド映画。ハリウッドの常識は通用しないのでしょう。長すぎるあまり私は途中で頭が痛くなって薬を飲みました。私は長い映画が嫌いなんです!!みんな90分で終われや!!!
さて物語はエンジニア大学。インドでエンジニアというと相当のエリート職のようで、エリート大学に次々と入学してくる勉強はできるけど変人たち。写真家の夢を捨てて入学してきた学生もいれば臆病でなんでも神頼みの男も。そしてひときわ異彩を放つ、才気煥発で勉強はできるが超のつくエキセントリックな学生ランチョー(アーミル・カーン)。役者さんが本当に変人っぽい顔つきをしているのがいいです。このランチョーを中心に、彼に惹かれて自然と集まり、成長していく少年たち。いっぽう大人になった彼らはかつての仲間の再集結を目論むも、そこでランチョーの意外な生い立ちを知ってしまう……。というのがプロットの骨格でしょうか。
ささいなことも伏線になっている細かい脚本は中ダレせず、また、「♪うまーくいーくー、みたいなゆかいなミュージカルが繰り広げられたかと思ったら、カメラがパンすると、留年を苦に首を吊った学生の姿の画で止まってミュージカルがバツッと終わる」などのドキッとするような演出も。ランチョーは繰り返し「あの学生は自殺じゃない、殺人だ。学校に殺されたんだ」「ここは勉強を教えてない、点数の取り方を教えているだけだ」「インドは最大の自殺国だ、90分に1人の学生が自殺してる」と、舌鋒鋭くインドの点数主義、学歴主義、格差社会を批判。単なるコメディにとどまらない問題提起をします。そんなランチョーが選んだ将来の道は?あるいは彼の正体は?とぐいぐい物語に引き込まれます。
苦難続きのランチョーたち学生、しかし、後半には涙の展開が……。もう私は比喩とかじゃなくポロっと涙が出ましたよ。まさに私の理想の「笑って泣ける」コメディ。近年インドのIT業界進出がめざましいのは誰でも知ってること。でも裏にはこんな競争社会があることを多くの人に知ってほしいですね。
さて、鎮痛剤片手に170分なんとか見終わった私。もういちど言います。私は長い映画が大嫌いです。でも、はっきり言いまして、こんどは体調万全のときにもう一回見て、彼らの輝かしい青春を170分間、また共有したいと思いました。「アニマル・ハウス」や「キューティ・ブロンド」に続く、大学コメディ映画の新定番にぜひなってほしい一本です。

2001年作品
ミーナ・スヴァーリ
マーリー・シェルトン
アレクサンドラ・ホールデン
ジェームズ・マースデン
レイチェル・ブランチャード
ショーン・ヤング
W・アール・ブラウンなど

「最近、映画を見るのがなんかタルい……」そんなあなた、安心してください。この映画には、テンポしかありません。テンポ以外、何もありません。テンポがよすぎてたった81分で終わってしまう。映画というよりむしろマンガのページを次々と繰っているかのようにすすみます。話も簡単。アマンダ・セイフリッド系の金髪クリクリ目のかわいいチアリーダーのボス=学園カーストの頂点女(バカ)が、これまたカースト頂点、アメフト部のクォーターバックのさわやかイケメン(超バカ)とお互いひとめぼれ→バカップル→妊娠→勘当→同棲→生活費に苦しむ→えっ、チア仲間と結託して強盗?!
無駄なシーン、タルいシーンが一切ないので、DVDに飽きてスマホに手をのばすヒマも一切なく最後まで見れました。そして、テンポ以外何もないと書きましたが意外と美術のセンスや脚本もよくできていて、センスエリートさんや脚本重視さんにもおすすめ。何より破天荒すぎるガールズパワーが炸裂しすぎてるのでスカッとしますし、ラストのどんでん返しにも注目?
あとポイントがあるとすれば、アカデミー作品賞、なつかしの「アメリカン・ビューティー」でケヴィン・スペイシーがヤリたがってた女子高生役で大いに話題になったミーナ・スヴァーリさんが、主人公のチア仲間で出演していることでしょうか。タイムスリップ気分です。
最後にひとつ。頭空っぽのクォーターバックの役をやってる俳優が、歯がキラーンと光りそうなものすごい正統派イケメンなんですがあまりにも「人間的な深みがまったくない顔」をしているので、なんだこの紙みたいなペラペラのうすらイケメンは、なんか逆にすごい、と思って調べたら、現在、あの大人気シリーズの有名キャラを演じている人でした。それは……X-MENのサイクロプス。わかるかそんなの。

2007年作品
アントン・イェルチン
ホープ・デイヴィス
カット・デニングス
ロバート・ダウニー・Jrなど

こんなタイトルですがすばらしい作品です。さてみなさん、既に紹介した「フェリスはある朝突然に」はちゃんと見ましたか?見ましたね?これは明確に「フェリス」へのオマージュに溢れた、21世紀版の「フェリス」です。断言します。なにせ主人公の髪型だって同じ。でも、「フェリス」では主人公は最初から人気者でしたが、こちらのチャーリーは人気者になるために作戦が必要でした。(精神科医を騙して処方させたリタリン(覚醒剤と同じ成分!)を横流しして学校中をハイにさせる、表題のとおり男子トイレでみんなの悩みをきいてあげるなど)そして「フェリス」ではただの悪役であった校長が、今作では悩みを持った人間らしい校長として描かれています。(なんとあのダウニーJrが好演!)。さて、20世紀と21世紀の時をまたぎ、人気者の悪ガキと校長とがふたたび対決します。その雌雄を決するのはどちら?!
テンポよくお話は進みとぼけたセリフ回しなど観客を飽きさせない、トイレだけにまさに快作。主人公を最初いじめたモヒカン不良がその後は……というお約束の展開がたまらない。
この映画では、「学校で人気以上に何が重要なの?」という問いが主人公の口から二回、発されます。(まさに「フェリス」のノリそのものですね)一回は母親ホープ・デイヴィスへ。彼女の答えは、「……何かしら?」。もう一回は、ダウニーJr校長へ。さて、校長はいったいなんと答えたのでしょうか。

2006年作品
ジェシー・メトカーフ
ブリタニー・スノウ
アシャンティ
ソフィア・ブッシュ
アリエル・ケベルなど

はっきり言いまして傑作です。原題は「ジョン・タッカー・マスト・ダイ」。舞台はフォレストヒルズ高校。ここにひとりの、「透明人間」に近いほど地味~な地味子ちゃんが転校してきました。理由は、プレイガールのママが男にフラれるたびに引っ越すから……。さてこの高校ではバスケ部のキャプテン、ジョン・タッカーがハバをきかせ学園一の人気者。その人気を利用して女も二股、三股、いや四股五股?! しかしついに浮気に気づいてブチ切れた女たち、「チアリーダー」「放送部部長」「動物愛護狂いのお嬢様」が主人公をもなぜか巻き込んでタッカーへの復讐を開始。「性病持ちと喧伝する」「サプリにこっそり女性ホルモンを仕込む」などのイヤガラセにあきたらず、主人公にタッカーを誘惑させてみじめにブン捨てる筋書きを用意し、接近させるが?!え?!恋愛経験ゼロの地味子なのに?!どうなるの?!
これといった大スターは出演していないそれこそ映画自体が地味子ちゃんに見えますが、日本に配給されるだけのことはあるよ! スピーディなストーリー展開やいかすカメラワーク、練られた脚本、そしてタッカーの弟との淡いロマンスや母親との確執などのサブストーリーもウェルメイドです。クライマックスのパーティーのシーンでは泣いてしまいそうになりましたよ。そしてラストの主人公のモノローグも最高すぎ。
ところで「人気者を失墜させようと無理やり変な格好をさせたら逆に「いけてる!」って学校中の流行になってしまう」というのは「ミーン・ガールズ」からの本歌取りでしょうか。「ミーン・ガールズ」も、クライマックスのパーティーで主人公がほんとうの自分を取り戻すという点で同じ脚本ですが、この映画、前に紹介しましたっけ?してないならひとこと。「絶対見てください」。テーマが似ているので、この映画とセットで見てもおもしろいと思います。

1998年作品
ジェニファー・ラブ・ヒューイット
イーサン・エンブリー
ローレン・アンブローズ
セス・グリーン
チャーリー・コスモなど

一夜ものプロット×高校生群像劇としては、まさに「最高峰」といえる珠玉の脚本です。シャッポを脱ぎます。絶対損はさせません。なんせ、一夜の卒業パーティー会場で、
・4年間憧れ続けたジェニファー・ラブ・ヒューイットに告白しようとするイーサン・エンブリー(超カワイイ!)のロマンス
・イーサンの親友だからとつきあいでパーティーに来たローレン・アンブローズ(ブスカワ!)がひょんなことから、童貞を捨てる気マンマンで来た幼なじみのセス・グリーンと……
・自分をいじめ続けた男に復讐する計画を持ってきた、ギークなチャーリー・コスモとその友達二人の思惑の行方
・いざ演奏!ってときに仲間割れしてなかなか演奏できないバンド
これだけの、ドッタドタバタバタのコメディが同時進行で起こるんですから。もう最高。ジェニファーラブヒューイットの巨乳に見とれてる場合じゃないよ(見とれた)。
そしてこの映画は脇役の豪華さも出色。卒業パーティーの同級生役として一瞬だけ出てくるのは、当時無名のクレア・デュバルやクリス・オーウェン、セルマ・ブレアまで!おまけに主人公に助言するストリッパー役(なぜか天使のコスプレ)は人気シットコム「ふたりは最高!ダーマ&グレッグ」のジェナ・エルフマン!!!ほかにもたくさん有名俳優が一瞬だけ出ているので、それを探すのも大きな楽しみになると思います。
主役のカワイ子ちゃんのイーサン・エンブリーは95年の「エンパイア・レコード」というこれまた一日ものの群集劇に出てましたので、この映画でジュジュッと来た方はそちらも傑作なので観てみてください。
あ、あと「壊れてるからドア閉めないで」と忠告されたドアは必ず閉まる、の法則には笑いました。

2002年作品
コリン・ハンクス
ジャック・ブラック
カイル・ハワード
シュイラー・フィスクなど

2002年。まだジャックブラックが(比較的)細----い!!お話はドタバタ青春コメディといった感じでしょうか。ある作家兼スタンフォードの教授にあこがれてスタンフォード大学に願書を出した優等生主人公。もちろんヨユーで受かるはずが先生が成績表を取り違えてまさかの落第!!こんなの納得いくか!!と、兄でヤク中のジャックブラック(アドリブなのか、意外に俊敏な動きをするシーンがすごくよい)と組んで大暴れ。このほか、車椅子のお父さんやでしゃばりのお母さんなども絡んできて話はわやくちゃに。いったい主人公コリンハンクスの将来はどうなるのか?!といったあたりが筋書きでしょうか。話はテンポよく最後まで飽きさせず観せてくれて、ラストはカタルシスたっぷり。上質のコメディと、まだやせてるジャックブラックが見たい人はぜひ手にとってみてください。

1994年作品
ジム・キャリー
ジェフ・ダニエルズ
ローレン・ホリーなど

原題は「Dumb&Dumber」。その名のとおり、バカともっとバカがロードムービーという名の珍道中を繰り広げ、ひたすらにバカすぎるギャグで観客をあきれさせるために作られた映画です。なのでもうあらすじとか、ストーリーとかほら、もうどうでもいいじゃないですか。知りたい人はウィキペディアとかallcinemaとかでも見てればいいんですよ。私はもう説明する気力は残っていません。そのかわり、この映画の爆弾的ギャグを数点ご紹介するので私の心境(バカすぎてあきれた)を察していただきたい。いやー、こんなまとめを作るぐらいだからコメディはたくさん観てきましたけど、この映画は本当に腰が砕けました。
腰砕けギャグその1。車の助手席でジム・キャリーが両手を振って走ってるマネをしてる。「何してんの?」「こうするとすごく速く走ってるように見える!!」バ、バカだ!!(でもちょっと真似したい)
その2。バカ二人が新聞を読むシーン。「て……テッヘ……」「テッヘじゃないよ、ザ(THE)だよ」そんなわけあるかーーーーー!!!人をバカにするのもたいがいにしろ!!!!
その3。これはネタバラシになるので仔細は伏せますが、エンディングがあまりにも衝撃的すぎます。声に出して「えっ?えっ?えーーーーーーーー!!!」て言いそうになりましたよ。お前ら揃いも揃って、映画の衝撃のラストナンバーワンはシックスセンスだ、ユージュアル・サスペクツだ云々言ってますけど、この映画を観たあとに同じことが言えますか?!
とにかく「いったいどういう頭をしていたら、こんなラストを思いつけるんだ?!」ってほどのショックを受けました。このラストのためだけでも観てください。そして腰を砕いてください!!

1999年作品
ヒース・レジャー
ジュリア・スタイルズ
ジョセフ・ゴードン=レヴィット
ラリサ・オレイニクなど

私ごときが何も言うことはありません。学園ラブコメの、ザ・マスターピース。文句のつけどころ、一切なし。ひとつ皮肉があるなら、ヒース・レジャーが早すぎる死を迎えたことがきっかけで、いまこうして手軽にDVDでこの作品を楽しめる、ということだけでしょうか。
ストーリーは幾度となく繰り返されてきた、シェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」の変奏曲。高校に編入してきたジョセフ・ゴードン=レヴィットは学園一のカワイ子ちゃんのラリサ・オレイニク(カワイイ!)に一目惚れ。しかし彼女には美人だが超カタブツの姉ジュリア・スタイルズ(クールビューティ!)がおり、また、彼女らの父親は、10代の不幸な妊娠を山ほど見てきた産婦人科医。父親は「ジュリアがデートに行くんだったらラリサもいいぞ(どうせムリだろ)」などと無理難題を言っています。果たしてジョセフは仲間たちと結託し、変人だがカッコいい一匹狼、ヒース・レジャーを買収し、ジュリアを誘惑するよう持ちかけます。このヒース、美男は美男ですが「警官に火をつけて一年ムショに入ってた」だの「カネのために自分の肝臓を売った」だの「アヒルを生きたまま食べた」だの幾多の伝説を持っている。果たしてヒースのじゃじゃ馬ならしは成功するのか?!
いやー、とにかく当時だいたい20歳くらいのヒースがかっこよくてかっこよくてしびれる。当時はハリウッドではほぼ無名俳優でしたが、あのアシュトン・カッチャーやジョシュ・ハートネットをオーディションで下しての配役です!!
この映画には決定的な名シーンが二つあると私は感じているのですが、まずそのひとつが、放送部員(と恐らく鼓笛隊)を買収して、グラウンドでサッカーをしているジュリアに愛のミュージカルを披露するところ。前の晩、彼女からのキスを拒んでしまって、猛烈にへそを曲げられてしまい、最終手段がこれ! ともすれば突然ミュージカルなんてマヌケに見えがちですが、ヒースなら全然カッコいいままなんですよね。何度でも見ていたい名場面です。
もうひとつは終盤、原題の「10 Things I hate about you」という詩を教室でジュリアが朗読する場面。彼女は朗読するうちに涙を見せはじめますが、それは脚本になく、まったくのジュリアのアドリブだったそうです。17歳の女の子が詩を読むうちに泣きはじめるというアドリブをこなすなんて、プロフェッショナルという言葉でも言い表せないものを感じます!!長くなってしまいましたが、最後に、詩の内容が吹き替えや字幕ではずいぶん略されていましたので、転載しておきたいと思います。
I hate the way you talk to me,
and the way you cut your hair.
I hate the way you drive my car.
I hate it when you stare.
I hate your big dumb combat boots,
and the way you read my mind.
I hate you so much it makes me sick; it even makes me rhyme.
I hate it,
I hate the way you're always right.
I hate it when you lie.
I hate it when you make me laugh,
even worse when you make me cry.
I hate it when you're not around,
and the fact that you didn't call.
But mostly I hate the way I don't hate you.
Not even close, not even a little bit,
not even at all.

2008年作品
ジェイソン・シーゲル
クリスティン・ベル
ラッセル・ブランド
ミラ・クニスなど

いちばん重要なことを最初に書いておきます。ブラックスワンでブレイク前のミラ・クニス様のおっぱいが見れます。主人公の無修正のちんちんぶらーんも見れます。これはあまり重要じゃなかった。主なストーリーは原題と邦題を組み合わせればまあだいたいわかりますよね。タイトル・ロールのサラ・マーシャルは映画内でもテレビドラマに出演中の売れっ子女優だし、現実でも「ヴェロニカ・マーズ」に出演して大人気のクリスティン・ベルさん。主人公のジェイソンはそのカノジョのドラマの音楽を担当してる、えーとなんていうの? 音楽担当の人。そんなクリスティンベルが同棲中のジェイソンに突然「好きな人ができたの」と出ていってしまいます。傷心のジェイソンは休暇を取り(洋画を見ているとよくこんなふうにすぐさま長い休暇をとったりしてますが本当にこんなことできるんですかね?だったらうらやましい環境ですね。単なるフィクション内の演出かもしれませんが……)、暗い気分を払拭しようと常夏の土地ハワイへ! ところが現地で鉢合わせしてしまったのがクリスティンベル&新カレで頭カラッポミュージシャンのラッセルブランドのカップル。そう、彼らも休暇でハワイに来ていたのです。「なんでお前がここにいるんだよ!!」「あんたこそ!!」口論に助け船を出してくれたのはホテルのフロント係のミラ・クニス(超絶美人。ブラックスワンのときよりなんか美しく見える。メイクのせい?)「お客様、他は満室ですが、特別にスイートルームを準備させていただきます。追加料金はいただきません」こうしたひょんな出来事ならジェイソンとミラは知り合う。これは恋の予感?!
とにかく奔放で明るいミラがすごくかわいいし、主人公をふったクリスティンもあまりイヤミに書かれてないから、なんだか憎めないんですよね。最後には救いも用意されてますし。楽しく気軽に見れるラブコメです。私が笑ったのは、(低い)崖から真っ青な海にダイブしようと誘うミラに完全に怖気づいて、「ワンツースリーで飛び込んで」と言われ、「わ、1!2!……2.5!」ってジェイソンがブルってたとこです。
また、補足ですがこの映画からはスピンオフ作品が出ていて、クリスティンの新カレのミュージシャン、ラッセル・ブランドと、この映画にも端役で出たジョナ・ヒルがタッグを組んだ「伝説のロックスター再生計画!」というのがあります。こちらはまだ私は見ていないので、近いうちに見てみたいと思っています。

2003年作品
ジェリー・オコネル
アンソニー・アンダーソン
エステラ・ウォーレン
マイケル・シャノン
クリストファー・ウォーケンなど

いたってスタンダードなコメディです。バディ(相棒)・ムービーで片方はおしゃべりなおもしろ黒人、と揃ったらおもしろくならないわけがないので、もう他に何もいらないでしょう。何も考えずに見れるのであまり説明してもしょうがないのですがあらすじだけ紹介。
主人公(ジェリー・オコネル)の悩みのタネは親友(アンソニー・アンダーソン)(おもしろ黒人)。こいつが何かとジェリーにムリな頼みをしてくる。子供のころ、おぼれて死にかけたジェリーをアンソニーが助けたので、「お前の命の恩人からの頼みだぞ!なあ頼むよ!」と言われると何も言い返せなくなってしまうのです。アンソニーを経由しての今回の依頼主はマフィアのボス、兼、実は主人公のステップファザー(母親の再婚相手)のクリストファー・ウォーケン様。(ちなみに主人公は両親に反発して裏街道ではなく、まっとうな美容師として働く道を選んでいる)依頼の内容は5万ドルをオーストラリアのある人物に運べ、というもの。そういうわけで二人でオーストラリアの広大な大地のドライブを楽しんでいたら、飛び出してきたカンガルーを轢いてしまう!最初はビクビクしてた彼らも、しだいにノッてきて、アンソニーのジャケットをカンガルーに着せて記念撮影、などバカをやりはじめる。するといきなりカンガルーは蘇生!!ジャケットを着たまま逃走してしまう。そう、ポケットに5万ドルの入ったジャケットを……。
ここまであらすじを聞いて、私は「カンガルーとの追いかけっこなんてすぐ単調になって退屈じゃないのかな?」と思いましたが、大きな間違いでした。なにせこのカンガルーはたまたまオーストラリアで一番知能が発達したカンガルーという設定。(何それ……)主人公たちは期日までにカネを届けなければ消されること間違いなしなので必死。陸から空からカンガルーを攻めていきますが、これがド迫力!見ていて飽きるということはなかったですよ。
関係ありませんがこれは2003年作品で今から9年前(現在は2012年です)。ウォーケン様やマイケル・シャノンの若々しさが新鮮でした。

1993年作品
アーノルド・シュワルツェネッガー
オースティン・オブライエン
ロバート・プロスキー
チャールズ・ダンスなど

あとで紹介する「トゥルーライズ」同様、大好きなシュワ映画。そう、私は何を隠そう、「ウソが現実になる」物語が大好きなのです。主人公ダニーはシュワ扮する映画ヒーロー「ジャック・スレイター」の大ファン。しかしある日、謎の「魔法のチケット」のせいで、ダニーは映画「ジャック・スレイター・パート4」の中に入ってしまう。「この世界は映画で、あなたは映画のヒーローなんだよ!」とスレイターに言ってももちろん一笑に付され、果てはダニーが悪役しか知るはずのない情報を口走ったせいで悪役から目をつけられて危険が迫り……。昔、吹き替えで観たときは、ラストの(ネタバラシかな)「台本どおりじゃなく、自分の生き方をしな!!」みたいなシュワのラストラインにすごく感動したと思ったんですが、きのう字幕で見てみたらもっと淡白な翻訳で、あれ?記憶で美化してる?と思いました。というか戸田奈津子さんでしょうか。ところで私のお気に入りのシーンはダニーの「映画だって証明するから!」とレンタルビデオ店までスレイターを連れていったら、「ターミネーター」をスタローンが演じたことになっていて愕然とするところと、ダニーと一緒に現実世界にやってきてやっと真実をさとった彼が「そうか、俺は誰かが書いたに過ぎない人間なのか。誰かが『そろそろ死なせてやろうか』と言って、俺の息子は死んだのか」と悲嘆にくれるところ。そして、悪役もまた現実世界にやってきたときに、荒れたNYの夜を見て、「映画の中より現実のほうがよっぽど悪が栄えてる!こっちでひと暴れしようぜ!」とイキイキするところです。

2008年作品
ザック・クレッガー
トレヴァー・ムーアなど

本物プレイメイトとプレイボーイ誌創始者ヒュー・ヘフナーも出演、というのがウリのひとつらしいです。まず最初に言っておきますと、ギャグがキレキレですごいです。テンポがすごくよくてめまぐるしくドタバタ進む感じでしょうか。あと下ネタも容赦ないのでそれはちょっと気をつけてください。あ、おっぱいもでます。さてこんなところでしょうか。子どものころから親友同士のザックとトレヴァー、探検ごっこでプレイボーイ誌を見つけたのが運命の分かれ道。といってもプレイボーイ誌にハマって脳ミソおピンクになったのは親友のトレヴァーのほうで、ザックは性病でヒサンな目にあった兄の姿がトラウマになって禁欲主義者。しかし長年付き合ったガールフレンドの催促に負けて、ついにプロム(高校の卒業パーティー)の夜に彼女とセックスする約束をする。ところが会場で彼は頭を打って昏睡状態、目が覚めたら4年もたっていた。その間に、なんと彼女は売れっ子プレイメイトになっていた……。
というわけで、見方を変えれば、親友といっしょにモトカノに会うためにプレイボーイマンションに向かうバディ(相棒)もののロードムービーとも言えるかもしれません。でもとにかくこの親友トレヴァーがジェームズ・マカヴォイとトビー・マグワイアを割ったようななかなかのイケメンなんですがめちゃくちゃすぎるんですよ。主人公にすっごい変な服を買ってやったり、彼女にフェラされてる最中になんか、部屋の明かりでストロボみたいなのつけたら彼女がてんかん発作(字幕では単に「発作」とだけ書いてありましたが、てんかんでしょう)を起こしちゃってちんこ噛みちぎられそうになって近くにあったフォークで顔をブスブス刺したら、「何すんのよ!!殺す!!!!」ってことになって彼女の兄が消防士だったもんで、市内の全消防士が集結してトレヴァーを追いかけてきて逃げるハメになったり。両側を消防車で挟まれてのカーチェイスシーンなんて観たことありますか?!しかも血に飢えた消防士たち(オノ装備)がいまにも乗り移ろうとしてる。本当にこの映画はコメディ・オブ・コメディ、何かも忘れて笑いたい人におすすめです!
追加情報ですが主演の相棒二人は監督も脚本も共同名義で、なんか聞いたような話。トレヴァー・ムーアという人があまりにもイケメンなので調べたら、90年代にThe Trevor Moore Showという冠番組でコメディアン兼ライター、プロデューサーのようなことをやっていて、その後もおもにテレビの仕事が中心のようです。うーん、俳優にはあまり興味がなかったんですね。惜しいなあ。顔写真があるので米国ぺディア貼ります。http://en.wikipedia.org/wiki/Trevor_Moore

2008年作品
ジャン=クロード・ヴァン・ダム
フランソワ・ダミアン
ジネディーヌ・スアレム
カリム・ベルカドラ
ジャン=フランソワ・ウォルフなど

ヴァンダムいいですよね。映画版「ストリートファイター」からのファンです。あの最後にみんなでポーズとったらガシィィン!!ってロゴが出るところがいいんですよね。最初から話がそれてますが、そんなかつて一世を風靡したスーパーアクションスター、ヴァンダムもなんともう48歳(当時)。そんな彼が異例の「本人役」で出演します。まずこの映画、冒頭のスタッフクレジット中で途中カットなしのかなり長回しのヴァンダミング・アクションをヴァンダムがやるんですがこれがすごいです。次々敵を倒していっても年齢を感じさせな……と思ったら終盤のほうは明らかにヘロヘロになってきて、フラついてるんですけど本当に大丈夫なのか、と思ったところでやっとアクション完了!と思ったら若手がNG出して、はいっ、全部パア!!ヴァンダムは監督に「勘弁してくれよ、もうおれ48だよ……」と愚痴ります。トシのせいで人気も体力も下降し未来のないヴァンダム。彼にさらなる不幸が。それが妻からの離婚の申し入れ(理由は忘れた)。法廷でひとり娘が判事に「パパとママとどっちと暮らしたい?」と聞かれ、「パパがテレビに出ると学校でみんなにからかわれる。だからパパは嫌」と言った娘に大ショック。(なお彼が5度の結婚をしていることは史実ですが、3人のお子さんのうち本当にお嬢さんがいるかどうかはちょっと調べられませんでした)もはやすべてを失いかけている彼になんと不幸が不幸を呼び、郵便局強盗に巻き込まれてしまい?!こんな感じのヴァンダムセルフパロディ映画なので、どちらかというと全盛期のヴァンダムを知ってる人のほうがニヤニヤできると思います。そして2012/10/22現在、彼の出演する「エクスペンタブルズ2」が劇場でかかっております。この映画でヴァンダムを知った方もぜひどうぞ。そして不幸続きの劇中ヴァンダムにも、最後はちょっと救いが?

1 2 3 4